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秋を先取り! おしゃれな庭にマム、サルビア、マリーゴールド…「マムが主役の秋の寄せ植え」レッスン情報も!
秋到来が待ち遠しい時期。秋の庭をおしゃれに彩るおすすめの花をいち早くご紹介! カラーバリエーションが豊富で丈夫で育てやすいマム、鮮やかな色彩が目をひくサルビア、色変わりがワクワクするマリーゴールドなど、魅力的な花がいろいろ! 9月30日に開催する「マムが主役のロングライフな秋の寄せ植え」オンラインレッスン情報も併せてチェックを!
目次
マムとは
クリサンセマムは、ラテン語で「金の花」。黄色の花が多いキクの学名ですが、英国では略して「マム」と呼ばれます。かつて日本から海外へ渡ったキクは、品種改良によって多種多様に変化し、おしゃれに洗練されて里帰りしました。キクといえば、日本では仏花や伝統園芸植物としての印象が強く、渋いイメージをもたれがちですが、それはもう過去のこと。帰国子女の「マム」は、今や秋の庭をおしゃれに彩る花の代表選手です。ライムグリーンやアプリコット、グラデーションにバイカラー(2色咲き)、覆輪など繊細なカラーバリエーションが次々に登場し、近年の注目度は右肩上がり。
ポットマムの特徴
ガーデン用のマムは枝がよく分枝し、花をたくさん咲かせるのが特徴です。開花期間の長さもピカイチ。茎が長く伸びる切り花品種のキクと異なり、ガーデン用のマムは草丈が30〜40cmで、鉢植えにも重宝するためポットマムとも呼ばれます。初霜にも負けず咲き続け、地域によっては12月まで庭を彩ってくれます。
マムはもともと日本の気候によく合っているため、病害虫に強いのも魅力。マムと並んで秋にガーデンを彩ってくれるダリアも華やかで人気ですが、うどんこ病にかかるため対策が必要です。一方、マムはその心配がなく、非常に丈夫で初心者でも難なく育てられます。
ポットマムの寄せ植え
世界的なマムのブランドから、特に育てやすく魅力的な品種をセレクトしているエム・アンド・ビー・フローラ社では、寄せ植えで新たなマムの楽しみ方を提案しています。同社のポットマムは、存在感のある中輪の花で、ブーケのように株の上部にきれいに揃って花が咲きます。株元がすっきりとしているため、小花やリーフ類など他の植物と合わせやすいのが特徴です。
上の写真の寄せ植えは「ノバライム」というライムグリーンのマムが主役。株元にはリシマキア リッシーやオレガノ・ミルフィーユリーフなど同色のリーフ類を合わせています。背後に配したヤブランの紫の花や、鮮やかなピンクのサルビア・ミラージュ ローズバイカラーも効果的です。
鮮やかな色が目を引くサルビア ミラージュ
サルビア ミラージュは草丈が30〜40cmのコンパクトなサルビア。鮮やかな花色のバリエーションがありますが、一際目を引くのがこのローズバイカラー。フューシャピンクとピーチピンクのコントラストが鮮やかで、まるでドレスの裾をひるがえしたような花形も愛らしさ抜群。使い方次第で主役にも名脇役にもなれる使い勝手のよさも魅力です。耐暑性に優れ、近年の暑さにも強く、夏から晩秋までよく咲きます。
花色の変化が楽しいマリーゴールド
マリーゴールドは夏に咲く丈夫な一年草で、畑の作物を害虫から守るコンパニオンプランツとしても有名です。非常に丈夫でローメンテナンスで済むことから、沿道などにも植栽され、ずらりとオレンジや黄色の花が並ぶ姿を目にすることも多い花です。
そんな親しみ深いマリーゴールドも、近年はおしゃれに進化しています。‘ファイヤーボール’、‘ストロベリーブロンド’などの品種は、春から冬まで咲き続ける驚異的な花もちのよさもさることながら、四季を通じて花色が変化するのがユニーク。気温が高いとソフトオレンジからイエローへと色が淡くなり、気温が低くなるとブロンズやチョコレートブラウンのように色が深まり、グッとシックな雰囲気に。花が咲き進むにつれて色も変化するため、1種類でさまざまな表情が楽しめます。花がらをこまめに摘むとよく花が上がります。
開花期間の長い花の育て方のコツ
ご紹介したマムやサルビア、マリーゴールドは、長期間次々に花を咲かせるロングランタイプの花です。植物が花を咲かせ続けるにはとても体力を使うため、定期的に液肥や置き肥などを与えましょう。花もちがよくなり、花色もきれいに保てます。
耐寒性、耐暑性に優れ、病害虫にも強い植物たちですが、環境によってはマムにサビ病などが発生することがあります。サビ病はカビの一種で蒸れなどが原因で発生するため、日当たりと風通しを確保しましょう。鉢植えなら花台を使ったり、地植えの場合はやや盛土をして高さを上げるなどするとよいでしょう。地面が10cm上がっただけでも風通しは変わります。
花後の手入れ
ポットマムは多年草なので、屋外で冬越しすることができます。
サルビアは半耐寒性のため、地域によりますが冬越しする場合もあります。11月下旬から12月にかけて、花が終わったら株元を10〜15cm残してバッサリと茎を切ります。これを「切り戻し」といいます。翌春、また葉っぱが芽吹いて、きれいな株姿で育ちます。
一年草のマリーゴールドは、寒くなって花が上がらなくなってきたら抜き取りましょう。
「マムが主役のロングライフな秋の寄せ植え」オンラインレッスン開催!
ガーデンストーリーでは、鮮やかなガーデン用のマムを主役にした華やかな寄せ植え作りのオンラインレッスンを開催します。
秋を華やかに演出するロングライフな寄せ植えづくり、ぜひご一緒に楽しみましょう!
講師は、この記事に掲載のポットマムやサルビアの寄せ植えの制作者であり、ガーデンストーリーでの寄せ植え寄稿が大人気の難波良憲さん。
難波さんセレクトの花苗と鉢、土など材料一式をご自宅にお送りいたします。
※当日のレッスンの様子の録画は、後日視聴アドレスをメールでお知らせいたしますので、復習が可能です。
■開催日時:2023年9月30日(土)15:00~16:30頃
■参加費:9,317円(材料費、税、送料込)
※「ガーデンストーリークラブ」会員の方は、8,470円(材料費込み・税込・送料込)でご参加いただけます。会員サイト「イベント」よりお申し込みください。
「ガーデンストーリークラブ」についてはこちら→ https://gardenstory.jp/events-news/40717
■開催場所:オンライン(Zoomを使用・事前登録制)
PCやタブレットなどに搭載されたカメラと音声機能を利用して、離れた場所にいる皆さんと講師をつなぐコミュニケーションツール「Zoom」を利用して遠隔にて行います。
レッスンは、好きな場所からご参加いただけます。
※参加が確定した方には、参加用URLを別途お送りいたします。
※Zoomに接続できる環境(Wi-Fiなど)が必要です。
※講師が作業の進捗状況を確認するため、画面はオンでのご参加をお願いしております。
■募集定員:10名様
※受付は先着順とさせていただきます。
■事前にお届けする材料一式:
・鉢(6〜7号以上)
・花苗セット
・スペシャルふかふか培養土
・作業用回転台
・レジュメ
■到着後の保管方法について:
商品到着後は段ボールを開封し、花苗は風通しのよい場所で日に当てて保管してください。水やりをした状態でお届けしますが、乾くようであれば水やりをしてください。
■当日ご自身でご準備していただくもの:
・Zoomオンライン視聴のできるPCやタブレット、スマホなどお持ちのデバイス(講師が植え方をアドバイスしますので、カメラをONにしてご参加ください)
・水を張ったバケツ(作業中、手を洗いながら作業するため手洗い用)
・バケツorゴミ袋(作業の際、苗から落とした土を入れるもの)
■応募締切:2023年8月30日(水)17:00
お申し込みは「ガーデンストーリーウェブショップ」から!
https://www.gardenstory.shop/shopdetail/000000000123
講師紹介
難波良憲(なんば よしのり)
八ヶ岳にある種苗メーカー「エム・アンド・ビー・フローラ」に勤務。膨大な植物の知識を生かし、花の個性を生かしたブーケのように華やかな寄せ植えが好評。同社のショップ(現在はクローズ)での店長を担当しつつ、寄せ植え教室を開催。
現在は、同社インスタグラムを通じて、季節毎の華やかな寄せ植えの紹介や、水やりなどガーデニングの基本知識や様々なお役立ち情報の発信を行っている。
協力
エム・アンド・ビー・フローラ
https://www.instagram.com/m_b_flora_official/
Credit
写真&文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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