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人気の観葉植物! スパティフィラムの育て方や特徴、ユニークな楽しみ方もご紹介!

人気の観葉植物! スパティフィラムの育て方や特徴、ユニークな楽しみ方もご紹介!

topimages/Shutterstock.com

白い花が涼しげで、インドアグリーンとしても人気のスパティフィラムは、艶のある濃い緑の葉も美しい観葉植物です。最低温度が保たれていれば一年中花が咲き続け、丈夫で育てやすいのも魅力。スパティフィラムの特徴や美しく保つ育て方のコツのほか、スパティフィラムならではの栽培の裏技までを園芸のプロが紹介します。

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スパティフィラムの基本情報

スパティフィラム
Georgina198/Shutterstock.com

サトイモ科スパティフィラム属 多年草
学名 Spathiphyllum
原産地 熱帯アメリカ

スパティフィラムは水芭蕉を連想させる白い花が特徴の多年草で、条件がよいと一年中開花を続けます。

白い花のように見えるのは、葉に由来する仏炎苞(ぶつえんほう)です。本来の花は、中央の棒状の部分(肉穂花序/にくすいかじょ)に多数つきますが、目立ちません。耐陰性が強く、寒さにも弱くない、比較的丈夫で育てやすい植物です。小~中サイズの鉢植えが販売されており、室内で楽しむ定番の観葉植物として広く親しまれています。

スパティフィラムの品種

スパティフィラム
Creative by Nature/shutterstock.com

日本で作出された‘メリー’や‘ミニメリー’がよく流通しているほか、葉に白い斑が入る品種‘ドミノ’や‘ダイアモンド’なども人気があります。また草丈2mもの大型になる‘センセーション’やその斑入りの品種などもあります。

スパティフィラムの育て方

スパティフィラム
Mikhail Gnatkovskiy/Shutterstock.com

適した環境、置き場所

スパティフィラムの置き場所は、春から秋は明るい日陰、冬は午前中だけ日光が当たる半日陰が適します。直射日光に当てると葉焼けしやすいですが、暗すぎる場所だと花が咲かなくなるので注意してください。

冬でも暗い場所から窓越しの日光が当たるような場所へ急に移動すると、葉焼けすることがあります。移動させる場合は、1カ月くらいかけて徐々に日光にならすようにしてください。

水やり

スパティフィラム
Ludmila Kapustkina/Shutterstock.com

湿り気のある土壌を好みます。基本的には用土の表面が乾いてから水やりしますが、夏の乾燥が激しい時期は水切れに注意。やや根詰まり気味の株や購入したばかりの鉢植えは、夏の晴天が続くときなどは毎朝与えてください。また鉢を池や水がめなどに漬けたまま育てる腰水栽培も可能で、水やりの手間が省けておすすめです。

肥料

肥料が不足すると花も少なくなるので、4~10月に肥料が切れないように注意。鉢花用の液体肥料を週に1回、水やり代わりに、またはリン酸がやや多めの緩効性化成肥料を規定量与えてください。

冬越し

スパティフィラム
stock_studio/Shutterstock.com

成株を乾かし気味に管理すれば、最低0℃近くまでの寒さに耐えますが、葉はひどく傷みます。葉を傷めることなく冬越しするには、最低温度を8℃以上に保つようにしてください。

11月までに室内に移動し、水の与えすぎに注意しながら管理しましょう。戸外に出す場合は、5月に移動するとよいでしょう。

スパティフィラムの栽培作業

よく花を咲かせるには、適切な植え替えが欠かせません。数年経って葉がいっぱいに茂ったら、株分して増やすこともできます。株を弱らせないための作業をご紹介します。

植え替え

スパティフィラム
Svetlana Khutornaia/Shutterstock.com

成長が早く根づまりしやすいので、1~2年ごとに植え替えてください。用土は観葉植物用の培養土のほか、草花用の培養土でもよいでしょう。自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)7:ピートモス 3 :パーライト 1 などの割合で混ぜるとよいでしょう。

株分け

スパティフィラム
Tatiana Foxy/Shutterstock.com

5~7月に、株分けで増やすことができます。根詰まり気味の株は2~3株にナイフなどで切り分け、同じ大きさの鉢に植え付けます。株を細かく分けると生育が鈍り、花も長期間咲かなくなるので注意してください。

また、株分けと同時に、外側の古い葉や傷んだ葉を2~3割間引くように切り、風通しよくするとよいでしょう。

日頃の手入れ

スパティフィラム
BAZA Production/Shutterstock.com

花が終わるにつれて、仏炎苞が緑色に変化していきます。早めに根元から花茎を切ったほうが繰り返し、よく開花します。

スパティフィラムの病害虫

病害虫の発生は少ない植物ですが、室内で育てていると乾燥気味になり、ハダニが発生することがあります。こまめに霧吹きをして湿度を保つか、戸外に出すと予防できます。

葉が密生して風通しが悪いとカイガラムシが発生します。いったん発生すると薬剤が効きにくく厄介なので、混み合っている根元から切って間引き、カイガラムシはブラシなどでこすり落としてください。そのうえで薬剤散布をして防除するとよいでしょう。

スパティフィラムのユニークな育て方

スパティフィラム
soohyun kim/Shutterstock.com

スパティフィラムは、ハイドロボールやセラミスなどの資材を使った水耕栽培にも適した観葉植物です。ただし根の成長が旺盛で、比較的早く容器いっぱいに根詰まりしてしまうので注意してください。

一方、スパティフィラムは根だけでなく葉が水に大部分浸かっても問題ありません。容器と水だけで育てる水挿し栽培がおすすめです。水が日光で高温にならないように配慮しつつ明るい日陰に置けば、花も咲きます。一番労力がかかる水やりの手間も大幅に省けるでしょう。

スパティフィラムのお悩みQ&A

Q:花をよく咲かせたいが、どのように日光に当てたらよいか分からない

A:夏が一番葉焼けしやすいので、温度が上昇するにつれて暗い場所に移しますが、葉焼けしない範囲で可能な限り明るい場所に置くことが大切です。一日の中では朝のほうが葉焼けしにくいので、目安としては、冬は午前中だけ日光が当たる場所に。春には、暖かくなるにつれて朝だけ日光が当たる場所か、薄いカーテン越しの日光に当てるようにします。夏は直射日光が当たらない明るい日陰、または北側の窓の側などがよいでしょう。

また風通しのよい場所のほうが葉焼けしにくいので、5~10月までは戸外で栽培したほうがよいでしょう。

Q:冬に午前中だけ日光が当たる窓辺に置いたが、葉焼けした。その原因は?

A:葉焼けは、気温が高いと起こりやすくなります。セントラルヒーティングなど、冬でも薄着で過ごせるほど暖房を強めに入れている室内では葉焼けする可能性が高いです。直射日光は避け、レースのカーテン越しの日光に当てるようにしてください。また急に暗い場所から移動しても葉焼けします。1カ月くらいかけて徐々に日光に慣らしてください。

Q:株分け後、葉がしおれ気味で元気がありません。

A:古い用土をきれいに落とし、根も整理した場合、葉もかなり減らさないと根とのバランスが取れず、葉がしおれて水不足の状態になります。根を切って取り除いたら、同じ割合で葉も減らすようにしてください。また初心者は、細かく分けすぎると失敗しやすいので注意してください。

丈夫で白い可憐な花が魅力のスパティフィラムを育てよう!

スパティフィラム
lidian Neeleman/Shutterstock.com

スパティフィラムの育て方5つのポイントは、

  • 直射日光で葉焼けしやすい
  • 暗すぎると花が咲かない
  • 肥料切れと根詰まりに注意
  • 腰水栽培が可能
  • 冬は室内で越冬

以上のポイントを把握していれば、スパティフィラムは丈夫で育てやすい植物です。観葉植物として長く人気を維持しているのも、育てやすさが大きな理由でしょう。またスパティフィラムならではの水挿し栽培など、ユニークな育て方もできます。ぜひ5つのポイントを覚えて、美しい花と葉を楽しんでください。

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