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春爛漫の季節を彩る花々! 4月に咲く人気の花20選

春爛漫の季節を彩る花々! 4月に咲く人気の花20選

植物たちがぐんぐん成長し、色とりどりのさまざまな花が開花を迎える4月。春爛漫の開花のハイシーズンに向けて、庭仕事も一段と楽しくなる時季です。この記事では、4月に見頃を迎える植物の中から、ガーデニングでも人気の草花や、よく見かける樹木を20種類、名前と写真、花言葉などもご紹介します。

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目次

チューリップ
ユリ科多年草/主な花色:赤・ピンク・白・黄・オレンジ・紫・黒・緑・複色/主な開花期:3月~5月上旬

Olena Z/Shutterstock.com

春のガーデンを彩る代表的な花、チューリップ。八重咲きやユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなどさまざまな花形があり、花色も豊富で、子どもから大人まで年代問わず広く愛されています。最近では植えっぱなしで咲く原種系のチューリップも人気があります。ガーデニング初心者にも育てやすく、地植えでも鉢植えでも育てられます。球根の植え付け適期は秋、10~11月頃。紅葉を目安にするとよいでしょう。1月中頃から芽出し球根も出回ります。植えっぱなしでも翌年も咲きますが、園芸品種の場合は花がきれいに咲かないことが多いので、確実に咲かせたい場合は毎年植え替えるとよいでしょう。チューリップの花言葉は「思いやり」です。

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サクラ
バラ科高木/主な花色:白・ピンク/開花期:3~4月

桜
555hot8p10 /shutterstock.com

日本の春といえば、誰もが思い浮かべるであろうサクラ。一斉に咲く満開のサクラは、まるで夢のような景色を作ってくれます。サクラは野生種や300以上もあるとされる園芸品種を含めたサクラ属の総称で、種類によっては10月頃から咲き始めるものもあり、また緋色や緑などの珍しい花色もあります。4月には、代表的な品種である‘染井吉野’に少し遅れて咲く山桜などが見頃に。種類により大きく育つので、スペースを十分に確保し、日当たりのよい場所で育てます。剪定の適期は12~3月上旬。成長期に強い剪定をすると長期間開花しなくなるので、強剪定をしなくて済むよう、小さなときから樹形を整えながら育てましょう。サクラの花言葉は「精神の美」「優美な女性」などです。

あなたが知らないサクラの一面があるかも? 美しいサクラの品種をご紹介

ネモフィラ
ムラサキ科一年草/主な花色:青・複色/開花期:4~5月

ネモフィラ イニシングブルー
kumikomii/Shutterstock.com

青空のような、澄んだ明るいブルーの花色が美しいネモフィラ。ネモフィラの名所として知られる「国営ひたち海浜公園」の一面に咲く光景が有名ですが、這うように広がり、たっぷりと花を咲かせるので、群植するとカーペットのように面を彩ってくれます。パステルブルーの小花はチューリップなどの春の花との相性が抜群で、寄せ植えや花壇にもぴったり。白の覆輪が入る黒花や、花弁に紫のドットが入る白花の品種もあります。春先に苗が出回りますが、10月頃に種まきをしても簡単に育てられます。一年草なので開花後は抜き取りましょう。ネモフィラの花言葉は「可憐」「どこでも成功」「あなたを許す」などです。

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オステオスペルマム
キク科多年草/主な花色: 紫・白・オレンジ・黄・ピンク・複色/開花期:4~6月

オステオスペルマム
Leecy Jones/Shutterstock.com

やさしいニュアンスカラーからビビッドなネオンカラーまで、おしゃれな花色が満載のオステオスペルマム。コンパクトにまとまるので、寄せ植えでも扱いやすい花です。パッと開いた上向きの花姿は、鉢の中でも存在感抜群。早春から出回り、春から初夏まで次々と花を咲かせます。日当たり・風通しのよい場所を好みますが、高温多湿に弱いので、梅雨から夏は西日の当たる場所を避け、雨の当たらない半日陰などで管理するとよいでしょう。生育が盛んになり始めた頃に摘心を繰り返すと、わき芽が出てこんもりと成長し、花数も多くなります。開花中はこまめに花がらを摘み、草姿が乱れてきたら草丈の半分くらいまで切り戻すとよいでしょう。オステオスペルマムの花言葉は「元気」「無邪気」などです。

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ハナモモ
バラ科高木/主な花色:白・赤・ピンク・複色/開花期:3月中旬~4月中旬

Princess_Anmitsu/Shutterstock.com

古くから日本人にも親しまれてきたモモ。3月3日のひな祭りには欠かせない花ですね。その中でも、特に花を観賞する花木として扱われるものをハナモモと呼びます。その名の通りの桃色のほか、白や鮮やかな赤などの可愛らしい花を、枝を覆うようにたっぷりと咲かせます。枝垂れ性やほうき立ち性、矮性など、樹形の種類も多いので、栽培スペースに合わせて選ぶことができます。鉢植えや盆栽として楽しむことも可能です。植え付けの適期は11~3月の休眠期。日当たりと水はけのよい環境を好み、日当たりが悪いと枝ばかり伸びて花つきが悪くなるので注意しましょう。剪定は花後、新芽が伸び始める前の6月頃に行い、8月以降は枯れ枝や重なった枝を切る程度にとどめます。また、ひこばえや主幹から芽吹いた小枝は、見つけ次第切り取りましょう。ハナモモの花言葉は「私はあなたのとりこ」「天下無敵」「気立てのよさ」などです。

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ハナミズキ
ミズキ科高木/主な花色:白・ピンク・赤/開花期:4月中旬~5月中旬

ハナミズキ
Brian Teal/Shutterstock.com

街路樹として見かけることが多いハナミズキ。街路樹に選ばれるということは、強い生命力があり、放任してもよく育つ証で、シンボルツリーとしても人気があります。花弁に見える部分は苞で、じつはその真ん中に丸く集まったものが花の本体。花つきがよく、満開時には見応えのある景色となるほか、夏には緑陰をもたらし、秋には紅葉して小さな赤い実をつけるなど、季節を通じて楽しめる花木です。植え付けの適期は、休眠期の12〜3月。樹形を整える剪定は12〜2月に行い、開花後の5月は軽い剪定にとどめます。土壌が乾燥しすぎると弱りやすいので、西日が強く当たる場所は避けたほうが無難です。鉢栽培の場合は水切れに注意しましょう。ハナミズキの花言葉は「返礼」「永続性」などです。

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ヤマブキ
バラ科低木/主な花色:黄/開花期:4~5月

ヤマブキ
写真/海野美規

北海道から九州まで分布し、鮮やかな黄色の花を咲かせるヤマブキ。『万葉集』や『後拾遺和歌集』の歌にも詠まれている日本原産の花で、一重、八重のどちらも古くから日本人に親しまれてきました。耐寒性、耐暑性ともに強く、育てやすいので、特別手をかけなくても毎年美しい花を楽しむことができます。水はけがよく、腐植質に富んだ土壌に植え、夏は乾燥に注意しましょう。地際から枝が次々に伸びてくるので、スペースは広めに確保しておくとよいでしょう。ヤマブキの花言葉は「気品」「崇高」「金運」などです。

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オダマキ
キンポウゲ科多年草/主な花色:白・ピンク・赤・オレンジ・黄・青・紫・茶・黒/開花期:4~6月

オダマキ
Crystal Schumacher-Cox/Shutterstock.com

オダマキにはミヤマオダマキなど日本原産の自生種と、ヨーロッパや北米を原産とする西洋オダマキがあります。特に西洋オダマキは非常に多くの園芸品種があり、花色や花姿のバリエーションが豊富で、ガーデニングでも人気の花です。複雑で個性的な造形の花は繊細そうに見えますが、性質は丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者にもおすすめ。少しブルーがかった葉の美しさも魅力です。強い直射日光はやや苦手なので、午前中は日向、午後は明るい日陰になる場所などで育て、夏は遮光するなどして葉焼けや高温障害を防ぐとよいでしょう。オダマキの花言葉は「愚か」「決意」などです。

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ラベンダー
シソ科低木/主な花色:紫・白・ピンク/開花期:4~7月

トゥルー・ラベンダー
aniana/Shutterstock.com

鮮やかな紫色の花と、リラックスできる優雅で豊かな香りから、ハーブの中でも人気の高いラベンダー。芳香剤やせっけん、ハーブティーなど、暮らしの中でも馴染み深い香りの一つです。ラベンダーは古くから、鎮静作用や体の不調を整える効果が期待できる薬用植物として利用されてきました。香りのよいコモンラベンダーや、ウサギの耳のような苞葉を持つフレンチラベンダーなど、いろいろな種類があります。高温多湿に弱いので、温暖な地域では‘グロッソ’など比較的暑さに強い品種を選ぶとよいでしょう。酸性土壌を嫌うので、少量の苦土石灰を加えると生育がよくなります。日当たりと風通し、水はけがよく、西日の当たらない場所で育てましょう。ラベンダーの花言葉は、「沈黙」「清潔」「期待」「あなたを待っています」などです。

ラベンダーの剪定は品種ごとに微妙に時期が違う!育て方のコツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します

モッコウバラ
バラ科つる性低木/主な花色:黄・白/開花期:4~5月

モッコウバラ
写真/遠藤昭

ふんわりとした優しい黄色や白の花を、株いっぱいにたわわに咲かせるモッコウバラ。早咲きで、他のバラよりも一足早く開花期を迎えます。トゲがないために扱いやすく、丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者にもおすすめ。フェンスやアーチに誘引すれば、庭を華やかに演出してくれます。八重のキモッコウバラには香りはほとんどありませんが、白の一重花を咲かせるロサ・バンクシアエ・ノルマリスは香りがあることで知られています。モッコウバラの植え付け適期は10~11月頃。開花後、7月上旬までに剪定を行い、枝を整理すると共に、咲き終わった枝を切り戻します。枝の成長が止まった冬に誘引を行いましょう。モッコウバラの花言葉は「純潔」「あなたにふさわしい人」「初恋」「幼いころの幸せな時間」「素朴な美」などです。

素晴らしき我が友! モッコウバラの思い出

アネモネ
キンポウゲ科多年草/主な花色:白・赤・ピンク・青・紫・複色/開花期:2~5月

アネモネ
yuri-ss/Shutterstock.com

ギリシャ語で風を意味するアネモネは、春の風が吹く頃に赤や青、紫色などの鮮やかな花を咲かせる人気の球根植物です。華やかな大輪咲きや素朴な一重咲きなどがあり、花色も豊富。耐寒性が強く、日当たり・水はけ・風通しのよい場所で管理すれば、何年も咲き続けてくれます。球根から育てる場合、植え付け適期は10~11月。そのまま植えると急激に吸水して球根が腐ることがあるので、植え付け前に軽く湿らせたバーミキュライトに球根を埋め、冷蔵庫で1週間程度保管するなど、吸水処理を行っておくとよいでしょう。春先に出回る苗を購入しても育てられます。アネモネの花言葉は「はかない恋」「見放された」「恋の苦しみ」「君を愛す」「希望」などです。

アネモネの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します

クレマチス
キンポウゲ科つる性多年草/主な花色:白・青・赤・ピンク・茶・黄・黒・複色/開花期:4月中旬~10月

写真/おぎはら植物園

つる植物の女王とも呼ばれるクレマチス。自由奔放に伸びるしなやかなつると、美しい花が魅力で、バラと合わせる植物としても人気があります。数多くの品種や野生種があり、いくつかの系統に分類されていますが、系統によって管理方法が異なるので、それぞれに合わせて育てましょう。ガーデニング初心者は新枝咲きの品種を選ぶと、冬にばっさりと切り戻せば翌春に新しい枝を伸ばして花を咲かせるので、管理が簡単です。根を切られることや移植を嫌うので、植え付ける前に植え場所をよく考えてから、根をいじらないように植えましょう。植え付けの際は、つるを1~2節分埋める深植えにします。クレマチスの花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」などです。

「知名度なくても素晴らしい!クレマチス5種」専門家が選ぶ珠玉の品種

ルピナス
マメ科一年草/主な花色:白・赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・複色/開花期:4月下旬~6月

ルピナス
Vixit/Shutterstock.com

花穂を垂直に立ち上げて、鈴なりに花を咲かせるルピナス。フジを逆さまにしたような姿から、「昇り藤」とも呼ばれます。カラフルで大きな花穂はガーデンの中でも存在感抜群です。耐寒性が強い反面、耐暑性が弱く、宿根草の品種も暖地では一年草として扱われます。日当たり・水はけのよい場所で育て、過湿にならないよう気をつけましょう。酸性土壌を嫌うので、苦土石灰などで酸度調整をしておきます。また連作も避けましょう。苗を植えるほか、種まきからでも簡単に育てられます。ルピナスの花言葉は「想像力」「いつも幸せ」「あなたは私の安らぎ」などです。

●ルピナスの育て方! 美しい花を咲かせるためのポイントもご紹介!

ワスレナグサ
ムラサキ科一年草/主な花色:青・ピンク/開花期:3月下旬~6月上旬

ワスレナグサ
写真/海野美規

「私を忘れないで」という、なんともロマンチックな名前のワスレナグサは、細い茎に星のような小さなブルーの花が可愛らしい、春花壇の名脇役。寄せ植えやフラワーアレンジにも欠かせない存在です。一つひとつの花は小さいですが、たくさん咲くので、群植すれば青いカーペットのような風景に。苗からでも、また10月頃に種まきをしても育てられます。水切れを嫌うので、乾燥させすぎないように注意しましょう。こぼれ種でもよく増えるので、庭のあちこちから顔を出したワスレナグサは、必要に応じて移植しましょう。ワスレナグサの花言葉は「私を忘れないで」「真実の愛」「思い出」などです。

春に群生して咲く青い花! ワスレナグサ(勿忘草)の特徴や種類・育て方などを徹底解説

ドウダンツツジ
ツツジ科低木/主な花色:白・ピンク/開花期:4月中旬~5月上旬

ドウダンツツジの育て方
croquette/Shutterstock.com

春に小さな壺形の花を、鈴なりに咲かせるドウダンツツジ。樹高1〜2mほどの低木で、枝が細かく分かれて葉が密に茂るので、生け垣としてもよく利用されます。可愛らしい花だけでなく、美しい新緑や、秋の真っ赤な紅葉など、季節の移ろいを感じさせてくれます。日本原産の植物なので、手をかけなくても育つ丈夫さも魅力。酸性土壌を好むので、酸度未調整のピートモスなどをすき込んでおくとよいでしょう。日陰では花つきや紅葉の発色が悪くなるので、日当たりのよい場所で育てます。また、根が浅く張り、真夏は乾燥しやすいので、株元をマルチングしたり、鉢植えは半日陰へ移動すると無難です。ドウダンツツジの花言葉は「上品」「節制」などです。

花と紅葉が楽しめる! ドウダンツツジの特徴や種類・育て方を解説

フジ
マメ科つる性花木/主な花色:紫・白・ピンク・黄/開花期:4月下旬~5月中旬

フジの花
Marina Andrejchenko/Shutterstock.com

たっぷりとした房状の花序が、頭上から降り注ぐように咲くフジは、日本原産のつる性花木で、その美しさから人気が高く、品種数も多く世界中で植栽されています。代表的な紫色以外にもさまざまな花色がありますが、花色によって開花期が少し異なり、薄紅、紫、白、黄の順に開花していきます。藤棚を作るほか、フェンスなどに誘引して仕立てることもできます。根が切れると傷みやすいので、植え付けの際は根を切らないように注意し、長く伸びた根は巻くようにして植えましょう。フジの花言葉は「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」「忠実」などです。

藤の花が見頃を迎える季節は? 知っておくと観賞をより楽しめる豆知識も

デルフィニウム
キンポウゲ科多年草/主な花色:白・ピンク・青・紫・複色/開花期:4月下旬~6月

ブルーのデルフィニウム
TMsara/Shutterstock.com

イングリッシュガーデンに欠かせない花の一つ、デルフィニウム。まっすぐ伸ばした花茎にたくさんの花を咲かせ、ガーデンに縦のラインを演出してくれます。デルフィニウムの種類には、ボリュームのある大型のエラータム系や、華奢で繊細なシネンセ(シネンシス)系、中間的なベラドンナ系があります。ちなみにデルフィニウムという名は、つぼみの形がイルカに似ていることから、ギリシャ語でイルカを意味するDelphisに由来します。春と秋に苗が出回るほか、種まきから育てることもできます。花穂が下から咲き上がるので、咲ききった花茎は株元から切り戻すと、二番花を楽しめる場合もあります。デルフィニウムの花言葉は「清明」です。

イングリッシュガーデンの名脇役! デルフィニウムが華やかに咲く庭づくり

スイートピー
マメ科つる性一年草/主な花色:白・赤・ピンク・紫・オレンジ・複色/開花期:4~6月

Laura Bartlett/Shutterstock.com

まるでチョウが羽ばたいているようなマメ科特有の花姿と、甘く優しい香りが人気のスイートピー。つるを伸ばして周囲に巻きひげを絡ませながら成長し、美しく上品な色合いの花を咲かせます。ぐんぐん伸びるつるは2〜3mほどになるので、フェンスに這わせたり、アーチを作ったりと立体的な仕立てが楽しめます。食用のマメに似たさやがつきますが、スイートピーの実やさやには有毒物質が含まれるので、口にしないよう注意しましょう。日当たりと風通しのよい場所に植え、つるを誘引しながら育てます。直根性なので、苗を植える際は根をいじらないようにしましょう。種まきからでも栽培できます。スイートピーの花言葉は「門出」「やさしい思い出」「繊細」「デリケートな喜び」などです。

スイートピーの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します

スズラン
キジカクシ科多年草/主な花色:白・ピンク/開花期:3月中旬~5月上旬

スズラン
Suriya Wattanalee/Shutterstock.com

春に小さなベル形の白い花を連ねて咲かせるスズランは、清楚な雰囲気が人気の球根植物。芳香があり、特にガーデンでよく使われるドイツスズランは強い香りを持っています。草丈は15〜20cmとコンパクトに育ちます。スズランには毒性があるので、作業の際にはガーデニング用の手袋をはめるなど注意しましょう。苗の植え付け適期は10〜12月上旬と4月。建物の東側や落葉樹の株元など、真夏は半日陰になるような場所を選んで浅めに植え付けます。晩秋には休眠して地上部が枯れますが、越年して再び春には生育し始めます。スズランの花言葉は「再び幸せが訪れる」「純粋」などです。

●小さいけれど強い植物! スズランの特徴や種類・育て方をご紹介

ライラック
モクセイ科高木/主な花色:紫・白・赤紫/開花期:4~5月

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ヨーロッパ生まれのライラックは、北国の初夏を告げる花木。美しいラベンダー色の花穂をたくさんつけ、辺り一面に芳香を漂わせます。ライラックは英名で、フランス語のリラという名前でも親しまれています。寒さに強いので、寒冷地での栽培におすすめ。樹高が1m程度とコンパクトに収まるヒメライラックなら、鉢植えでの栽培も楽しめます。水はけのよい土壌と日当たりを好みますが、西日に弱いので、西日が当たらない場所で育てましょう。暖地ではほとんど剪定の必要はありません。ライラックの花言葉は「思い出」「友情」「謙虚」などです。

ライラック物語【写真家・松本路子のルーフバルコニー便り】

4月に見頃を迎える人気の花を育てよう!

今回は、4月に咲くガーデニングで人気の花を20種類ご紹介しました。ここで取り上げたもの以外にも、まだまだたくさんあります。ぜひお気に入りの花を見つけて、4月のガーデニングを楽しんでみてくださいね。

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