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アロマティカスとは? アロマティカスの特徴・育て方についてご紹介します!

アロマティカスとは? アロマティカスの特徴・育て方についてご紹介します!

somsak nitimongkolchai/Shutterstock.com

みなさんはアロマティカスがどんな植物かご存じですか? アロマティカスは分類上は多肉植物でありながら、ハーブとしても利用されている観葉植物です。この記事では、たくさんの魅力があるアロマティカスの特徴や育て方について詳しくご紹介します。

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アロマティカスとは?

アロマティカス
Romix Image/Shutterstock.com

アロマティカスはシソ科プレクトランサス属に分類される植物で、学名はPlectranthus amboinicus です。室内で観葉植物として楽しまれている、プレクトランサスの仲間なのです。英名は日本で呼ばれているのと同じAromaticus、原産地はインドや南アフリカです。

アロマティカスの特徴

アロマティカス
Rifad/Shutterstock.com

記事冒頭でもお話しした通り、アロマティカスは多肉質のハーブです。ハーブティーや料理にも利用できるうえ、簡単に育てられることが魅力の初心者向けの多年生植物です。

アロマティカスの花言葉

本
Chinnapong/Shutterstock.com

アロマティカスの花言葉は「友情」、「鎮静」となっています。

「鎮静」は、その葉がやけどの治療に使用されていたことに由来するといわれています。

アロマティカスの育て方

ガーデニング
Pixel-Shot/Shutterstock.com

ここからはアロマティカスの育て方について、項目別に詳しくご紹介します。

植え付け

植え付け
Gabriel Phphy/Shutterstock.com

アロマティカスは寒さに弱い植物ですので、真夏を除く春から秋にかけて植え付けを行います。

植え付けに使用する土はハーブ用のものを使うのがおすすめです。自分で配合するなら、赤玉土6:腐葉土4などの用土でも。水はけをよくしたいときは、1割程度小粒の軽石を混ぜるとよいでしょう。

剪定

剪定
SashaMagic/Shutterstock.com

アロマティカスは生命力が強く、すぐに生い茂って風通しが悪くなってしまいます。そのため、剪定をして風通しを保ち健康に育てましょう。剪定の時期は、湿度が上がる梅雨前までに済ませておくとよいでしょう。

また、枝の先端の芽を摘む「摘心(てきしん)」を行うと、枝数が増えてこんもりとした株姿になります。植え付けの際に摘心をするのもおすすめです。

増やし方

アロマティカス
ECO LENS/Shutterstock.com

アロマティカスは挿し芽で増やすことができます。

挿し芽に適した時期は4~6月、9〜10月です。剪定した茎を水につけて発根させてから植えるか、土に直接挿して増やします。挿した茎はおよそ1~2週間ほどで根付き始めます。

アロマティカスはあまり寒さに強くないので、冬は室内に取り込んで冬越しをさせます。このときにあまり株が大きいと部屋の中で管理しにくいので、秋に挿し芽をして小さな株を作っておきましょう。

夏越し

アロマティカス
yadhav/Shutterstock.com

アロマティカスは高温多湿な日本の夏には弱いため、夏越しの際は湿気のこもりにくい風通しのよい場所で管理しましょう。ただし日差しが強すぎる場所では葉焼けを起こしてしまうので、夏の晴れた日などは注意が必要です。

基本的には明るい場所で管理しますが、気温が高くなる午後に強い日ざしを浴びると株が傷むことがあります。夏の間は、戸外であれば午前中だけ日が当たる明るい場所や、終日木漏れ日が当たる明るい木陰など、気温が上がる時間帯に直射日光にさらされない場所を選んで置くようにしましょう。いっそのこと夏の間は冷房が効いた室内に取り込んで、窓際の明るい場所に置いておくのでもよいでしょう。その場合は、秋になったら外に出して育てるようにしましょう。

冬越し

アロマティカス
Aneta_Gu/Shutterstock.com

アロマティカスは寒さに弱く、10℃以下になると枯れてしまいます。冬は10℃以上の室内で育てるようにしましょう。特に霜や雪にはあたると葉の水分が凍り、春になると腐ってしまうので、暖かい場所で育てましょう。ハーブというと、戸外の畑や花壇などで育てるイメージがあるかもしれませんが、アロマティカスは観葉植物のような扱い方をしたほうがよい植物です。

育てる際の注意点

アロマティカス
aofujimaki/Shutterstock.com

ここからは、アロマティカスを育てる際の注意点について、詳しくご説明していきます。

水やり

水やり
Budimir Jevtic/Shutterstock.com

アロマティカスの水やりには、ちょっとした注意が必要です。具体的には、多湿に弱いため水をやりすぎると株が弱ってしまいます。土が完全に乾いてから水やりをしましょう。アロマティカスの葉は肉厚ですが、これは乾燥しているときにも生きていられるように水を蓄えているためです。もともと乾燥しやすい場所に自生している植物なので、多少の水切れはへっちゃらです。水やりに関しては、多肉植物のセダムのような、普通の草花よりもやや乾かし気味にするが適切です。

肥料

アロマティカス
Arayabandit/Shutterstock.com

アロマティカスには基本的に肥料は必要ありません。

春頃に葉色が悪い場合は、根元に軽く肥料を与えるとよいでしょう。

病害虫

害虫
JustDOne/Shutterstock.com

アロマティカスは丈夫で、あまり病気や害虫の心配はありませんが、カイガラムシやナメクジはよく発生します。

カイガラムシは葉について栄養分を吸う、白や茶色の粒状の害虫です。これらは株を弱らせるため、見つけ次第殺虫剤などを用いて駆除します。

ナメクジは葉を食べる害虫です。土の中に潜んでいることが多いので、石灰などをまいておくと被害を減らすことができます。

アロマティカスを育ててみよう!

アロマティカス
Kerdkanno/Shutterstock.com

アロマティカスは比較的育てやすく、初心者にもおすすめの植物です。

ぷっくりとした葉や、ハーブとしても使えるなど、とても魅力の多い多肉植物なので、この機会に育ててみてはいかがでしょうか?

Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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