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クリスマスの食卓にぴったり! かんたん・映える・おいしい! 3拍子揃ったオシャレイタリア野菜レシピ集
見た目よし!味よし! のイタリア野菜。日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、色鮮やかでユニークなフォルム、そして個性的な味わいが、その大きな魅力。ちぎって並べただけで(イカした皿ならなおよし!)ハイセンスな一品に仕上がってしまう便利なイタリア野菜ですが、なかなかスーパーではお目にかかることがありません。ならば自分で栽培してみましょう。秋冬はイタリアンレタスの栽培が始められますし、ビーツやチコリは来春からの栽培にもおすすめです。これからのパーティーシーズンでも活躍してくれる、かんたん・映える・おいしい! 3拍子揃ったオシャレなイタリア野菜を、レシピとともにご紹介します。
目次
晩秋から春まで収穫できる! イタリアの定番野菜6選
ハーブ専門農場「ポタジェガーデン」は、一年を通して150種100万個のハーブ苗を生産しており、冬に栽培を楽しめる品種も多数扱っています。今回は生産管理を担当する野呂さんが、冬栽培におすすめのイタリアンレタス3種(ロメイン、ロロロッサ、ロロビオンダ)と、これから人気沸騰の兆しがあるイタリア野菜3種(ビーツ、アーティチョーク、チコリ)をご紹介します。
ロメイン(学名:Lactuca sativa L. var. longifolia)
本場イタリアのシーザーサラダに使われているレタスと同じ品種。パリッとした食感で、かすかな苦味がおいしい。葉に厚みがあるので、スープや炒め物など加熱調理にも向く。
別名:コスレタス
食べ方:シーザーサラダやバーニャカウダ。シンプルなスープに入れてもGood。
ロロロッサ(学名:Lactuca sativa)
葉先にかけて赤く染まるフリルレタス。彩りがよく、ボリューム感もあるので、サラダにおすすめ。ハンバーガーに挟んでもおいしい。
食べ方:他のレタスや野菜と合わせて彩り豊かなサラダに。オニオンスライスと合わせると、白と赤のコントラストが食欲をそそる。
ロロビオンダ(学名:Lactuca sativa)
チリチリした明るいグリーンの葉が特徴。サラダ、サンドイッチ、レタス巻きにすると可愛らしい。新芽はベビーリーフとしても人気。
食べ方:サラダ、サンドイッチ、レタス巻き。フライドチキンに添えると皿が華やぐ。
イタリアンレタスの育て方
日当たりがよく、風通しのよい肥沃な土地で、水やりと間引きに気をつければ比較的簡単に栽培できます。土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。サラダに入れるとボリュームが出るので、1株で1〜2人分くらいの量が目安です。
クリスマスパーティーにおすすめの「ツリーサンドイッチ」
星形に抜いたパンの間にイタリアンレタスと生ハムをサンドしてピックで留めつければ「ツリーサンドイッチ」が出来上がり。てっぺんに星形にカットしたチーズを乗せると可愛さアップ。
クリスマスのテーブルが華やぐ「リースサラダ」
クリスマスリースをイメージしてお皿の中央にドレッシングの器を置き、周辺にぐるりとイタリアンレタスを配置。色鮮やかなオーナメントのように、オレンジやリンゴ、星形に抜いたビーツやチーズで飾りつければ「リースサラダ」の完成。
ビーツ(学名:Beta vulgaris ssp. vulgaris var. vulgaris)
ポリフェノールが多く、果肉も鮮やかな赤紫色。茹でて食べられることが多いが、甘みがあるので生のまま薄切りにしてもおいしい。ビタミンC、ビタミンB群、葉酸、ミネラルなども含み、栄養満点。カブのような根の部分だけでなく、葉も食べられる。
別名:ビート、ウズマキダイコン、かえんさい(火焔菜)
食べ方:野菜スープ、ボルシチ、ホイル焼き、ピクルス、茹でて塩やバーニャカウダで。
鮮烈な赤色で食卓が華やぐビーツのかんたん料理3品
左上/茹でたビーツとフェタチーズ、イタリアンパセリをミックスしたビーツサラダ。
左下/茹でたビーツと紫チコリ(トレビス)、ブラックオリーブにオレンジを散らしたサラダ。
右/ビーツの蒸し焼き。火を入れると甘みが増し、柔らかくなる。
アーティチョーク(学名:Cynara scolymus)
松ぼっくりを逆さまにしたような花のつぼみ部分を食用にする。苦み成分が肝臓を労わるといわれ、メディカルハーブとしても注目を集めている。ダイナミックな花が咲くので、収穫せずに楽しむのもおすすめ。葉を乾燥させたハーブティーはほろ苦いが、食べすぎた後やお酒を飲んだ後に飲むと効果的。
別名:チョウセンアザミ、カールドン
食べ方:素揚げにしたり、あく抜きとしてレモン汁と塩を加えて茹でるのが一般的。ガクを外したホクホクの芯部分が、そら豆のような風味でおいしい。塩・コショウした後、オリーブオイルで和え、お酒のおつまみにも。
アーティチョークとアスパラガスのグリル
半分にしたアーティチョーク、アスパラガス、ニンニク、レモンをグリルで焼き、オリーブオイルと塩・コショウを振ったら完成。フォトジェニックなイタリア野菜が、シンプルな調理でもオシャレに見せてくれます。もちろん味も抜群!
チコリ(学名:Cichorium intybus)
清楚な青い花が咲くチコリ。苦みが少なく柔らかい若葉を生のまま食べることが多い。チコリの根を乾燥させたノンカフェインの「チコリコーヒー」も有名。日光を当てずに育てる「軟白栽培」をすると、淡い薄黄色の柔らかい葉になり、すっきりした味に育つ。
別名:アンディーブ、キクニガナ(菊苦菜)
食べ方:アボカドとサーモンをトッピングした「チコリボート」や、サクサクの食感を生かしてカナッペの土台に使うとオシャレ。バターで焼いたり、チーズと合わせて焼いてもおいしい。
生、グリル、ソテー チコリのかんたん3レシピ
左/軟白栽培のチコリと紫チコリを交互に並べて、ブルーチーズ、リンゴ、くるみを散らしたサラダ。ドレッシングはシンプルなビネグレットソースで。チコリのほろ苦さがアクセント。
中/肉や野菜の付け合わせとして、半分に切ったチコリをグリルして岩塩を振って。
右/バターでソテーしたチコリにカリカリに焼いたベーコン、ブリーチーズをのせて。簡単ながら白ワインとぴったりのアペタイザー。
簡単! 蒸しビーツ&アーティチョーク、生チコリのパーティーレシピ
ビーツ、アーティチョークを蒸して、チコリは生のまま、バーニャカウダを添えるとパーティー気分が味わえます。マヨネーズだけでもおいしく食べられます。シリコンスチーマーに入れてレンジでチンすれば、簡単に蒸し野菜が完成。
おわりに
今回は、冬でも育てて楽しめるイタリアンレタスと、パーティーにもおすすめの華やかなイタリア野菜をご紹介しました。今年の冬は、自分で育てた野菜でほっこりおいしいおうち時間を過ごしてみませんか。
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