クリスマスシーズンの主役 モミ&トウヒ
Ricardo Reitmeyer/Shutterstock.com
数ある植物の中から今、注目の植物をピックアップするシリーズ「Now blooming」。ガーデナーや育種家、ナーセリーなど、植物の達人たちへの取材を元に編集部がセレクトした植え時・買い時・咲き時のオススメ植物をご紹介します。今回はクリスマスツリーとしておなじみの、真冬にも常緑を保つモミの木とトウヒをピックアップ。
真冬にも緑を保つクリスマスツリー

真っ白な雪がしんしんと降り積もり、静かに佇むモミの木がゆっくりと雪に覆われていく様は美しく、クリスマスにふさわしいもの。ヨーロッパでは、冬も緑を保つ常緑のモミの木は強い生命力を意味し、クリスマスには欠かせないものです。

クリスマスツリーとして伝統的に使われている樹種はヨーロッパモミ。円錐形の樹形に濃い緑色でしなやかな葉、爽やかな香りを持つ端正な樹です。耐寒性が強い反面、高温に弱く蒸れやすいので、関東以西の暖地での栽培は難しいのが難点。自然の状態では30mを超すほど大きく成長します。
モミの木と並んでツリーによく利用されるプンゲンストウヒやドイツトウヒなどトウヒ(別称ハリモミ)の仲間は、関東近辺でも育てやすく、しっかりした枝はオーナメントを吊るすのにもぴったりです。トウヒ類は品種により葉色や樹形がさまざまで、環境に合わせて選ぶことができます。また、モミやトウヒのほか、鉢植えでコンパクトに栽培しやすいコニファー類をクリスマスツリーに活用するのもオススメです。

プンゲンストウヒ‘コスター’は密に茂る枝と、青みを帯びた葉が特徴。

プンゲンストウヒの原種は10mを超して成長するため、公園など広い場所での栽培向き。大きく育った時の存在感は圧巻です。

爽やかな水色の葉が美しいプンゲンストウヒ‘モンゴメリー’。常緑針葉樹は、四季を通じて葉色が楽しめるのも魅力です。成長の遅い種を選べば、省スペースでも栽培できます。

それぞれ個性的で可愛らしい姿は、ツリーのオーナメントにも。モミの仲間はカラフルな球果をつけますが、マツボックリはつくりません。

発送を待つクリスマスツリー。幸せな気持ちのプレゼントを運んでくれそうです。

冷涼な北海道・帯広にある真鍋庭園では、多種のクリスマスツリー向きの樹木を育てています。
日本全国にツリーを届ける 北海道の樹木ナーセリー
憧れのモミの木のクリスマスツリーを、日本国内で販売しているのが真鍋庭園。北海道・帯広で樹木の生産、販売をする専門のナーセリーです。クリスマスツリーとして人気が高いのはトドマツ、アルプスモミなどのモミの仲間7種と、ドイツトウヒ、プンゲンストウヒなどトウヒの仲間12種。5月からクリスマスツリーの苗の準備は始まり、9月末までには大きな木は契約が決まってしまうほどの人気です。ほかにもポット苗から大型のツリーまでいろいろな樹種を各種取り揃えていて、苗一本から日本各地へ発送しています。HPでは商品カタログを見ることができます。
Information
「真鍋庭園」 www.manabegarden.jp
所在地:北海道帯広市稲田町東2-6
TEL.0155-48-2120
Credit
文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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