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花壇がいつも同じ色合いになっていませんか? ガーデンにとって、一株でも存在感のあるモダンな色や模様を持った植物がたくさんあります。個性ある植物をオーソドックスな花にプラスして、もっとファッショナブルなボタニカルライフを!

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明るく爽やかな黄金葉

はっきりとしたイエローから、ライムグリーンに近いものまで、幅広い色彩を持つ黄金葉。一般的な緑色よりも明るく輝くような葉が広い範囲を覆うため、ガーデンの印象がワントーン明るくなり、ほかの植物の葉色や花色とのコントラストが楽しめます。グラウンドカバーに取り入れれば、背景が明るくなり、濃い色彩を持つ植物が一層引き立ちます。ガーデンデザインや庭の色合わせの方法としてはもちろん、鉢栽培の寄せ植えに取り入れる植物としても非常に効果的です。花が咲いていなくても葉色の美しさが楽しめるので、長い期間観賞できるのも特徴。花が少ない真夏や秋冬のガーデンにもぴったりです。

植物と‘金色’

カラーリーフの一つである黄金葉は、「芽条変異(枝変わり)」と呼ばれる突然変異によって生まれたものが多く、その性質を固定させることで美しい色合いが楽しめるようになっています。黄金葉には、特に芽吹いた直後の新芽が明るく鮮やかな色彩を持つものが多く、葉が成長するにしたがって緑色が濃くなったり、秋には紅葉が楽しめるものもあります。

魅力的な黄金葉の植物の数々

オウゴンマサキ

黄金葉を持つ植物の中でも代表的な存在。芽吹きがよく、新芽がまるで黄色の花のような鮮やかな色合いなので、株全体が金色に色づいてガーデンでひときわ目を引きます。葉は次第に明るい緑色へと変化。

ギボウシ(ホスタ)

葉色の種類が豊富なギボウシには、もちろん黄金葉を持つ品種もあります。暗くなりがちな足元に、明るい色合いの葉を大きく広げるので、シェードガーデンのグラウンドカバーとしても効果的。

アメリカテマリシモツケ

ライムグリーンの葉と白い花が爽やかなアメリカテマリシモツケ‘ルテウス’。特に春から夏にかけて鮮やかな葉色が楽しめ、夏が過ぎると次第に緑が濃くなり黄緑色へと変化します。

キンメギ

さまざまな色合いを持つメギ。中でも黄金葉を持つキンメギ‘オーレア’は、新芽の頃は輝くような明るい黄色、晩夏にはライムグリーンになり、秋は美しい紅葉も楽しめます。

リシマキア

ライムゴールドの葉は輝くような色合いで、ほかの植物とのコントラストを楽しめます。半日陰や多湿の場所でもよく育ち、地面を覆うように茂って広がるグラウンドカバーにオススメの植物。

オウゴンフウチソウ

すっと伸びた葉がさらさらと風に揺れる、風情豊かなフウチソウ。よく見ると、本来葉裏に当たる部分が表になっている面白い植物です。葉焼けせず美しい葉色が楽しめる半日陰での栽培がオススメ。

Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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