母の日ギフトで人気のアジサイ。選ぶとき、種類が多くて迷ってしまいませんか?
花好きなお母さんには、「ジャパンフラワーセレクション」受賞作品の中から選ぶのもおすすめですよ。ここでは、受賞した新品種のアジサイをご紹介します。

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ジャパンフラワーセレクションって何?

花の新品種のコンテスト「ジャパンフラワーセレクション」をご存じですか?

日本で商業的に生産・販売されている花や緑は、なんと40,000品種といわれています。そのうち、毎年2,000~3,000もの新品種が日本の花の市場に登場しており、その数は世界一。

これだけの新品種が流通しているにもかかわらず、「どれが新品種かわからない」「いい品種を教えてくれれば、買いやすいのに」という声が聞かれます。

そこで、花の業界は、国内を代表する学識経験者、農業試験場の研究員、フラワーデザイナー、花の市場・仲卸・販売店の方などを集めた審査団を構成。

花や葉の美しさなど、品種特性の優秀性や新規性に加えて、育てやすさ、購入しやすさ、飾りやすさなどを専門的な視点で、公正に審査を行っています。こうして選ばれたのが「ジャパンフラワーセレクション」。

店舗で受賞作品を探すには、こちらのマークが目印です。

こちらのマークが目印

母の日ギフトに喜ばれるアジサイ

受賞作品のアジサイを6品種ご紹介していきます。

アジサイ「ラグランジアブライダルシャワー」

アジサイ「ラグランジアブライダルシャワー」
(株)ハクサン(愛知県)
育成者:坂嵜 潮

●花の特徴

  1. 全ての側芽から花が咲く新ジャンルのアジサイ
  2. 剪定の時期を選ばない
  3. ハンギングや誘引による特殊な仕立ても可能

今年の春から販売開始。母の日にもらった後、枝を切らずにそのままにしておくと、翌年にはよりたくさんの花を楽しめます。

※フラワー・オブ・ザ・イヤー 2019-2020鉢物部門

●評価内容

全ての側芽から花が咲く画期的なアジサイ。一般的なアジサイとの差異が魅力的で、これまでにない新たな草姿を持ち、花き業界にインパクトを与える品種として評価された。

ピンチ(剪定)の位置や時期が自由に選べるため、ハンギングや誘引による仕立ても可能になり、アジサイの楽しみ方が広がるだろう。

葉が小さく、通常のアジサイよりも蒸散が抑えられるため、水管理もラク。消費者にとってさまざまな魅力たっぷりな新品種と言える。

※引用:冊子「ジャパンフラワーセレクションのご紹介」

これまでの一般的なアジサイは、前年に新しく伸びた「新梢(しんしょう)」にしか花芽がつきません。花芽は前年の夏から秋頃までに形成されるため、株姿を整えたり、株を新陳代謝させて花つきをよくするための剪定はそれ以前に行い、花芽を切らないように注意する必要がありました。

というように、アジサイをきれいに育て続けていくには、ちょっとしたコツが必要だったわけですが、この品種はもはやコツ無用! どの枝にも花芽がつくので、まずは圧倒的な花数の多さにびっくり。そしてどこで切ろうがいつ切ろうがOK! おまけに水切れもしにくいという特徴も兼ね備え、初心者にも育てやすい画期的な品種なのです。

さらに、切らなければ切らないで、長く伸びた枝には全部花が咲くため、「枝垂れアジサイ」といった今まで見たこともない花姿も楽しむことができます。

つまり、どう育てようが、ファンシー&ゴージャスなアジサイが毎年楽しめるというわけです。花に詳しいお母さんは喜ぶこと間違いなしですし、詳しくないお母さんにも、毎年素晴らしいアジサイの花を楽しんでもらえますよ。

アジサイ「銀河」

アジサイ「銀河」
島根県

●花の特徴

  1. 花弁の周囲が白く縁どられ、まるで夜空にちりばめられた星の様で、銀河を連想させます。
  2. 開花が進むと、中心部の白い花が、次第に雪山のように盛り上がります。
  3. 花粉が出ないため、室内を汚さず、安心して飾ることができます。

※フラワー・オブ・ザ・イヤー 2016-2017鉢物部門

八重咲きのガクアジサイで、花姿が豪華なことに加え、咲き進むにつれ中心部がブルーから白色に変化し、さらに次第にそれが盛り上がってくる変化が実にユニークな品種です。

日本には古くから、こうした花の変化を楽しませる育種の高い技術があり、それを花の「芸」と呼び鑑賞する風雅な花文化がありましたが、まさにそんな伝統文化と育種技術の高さを継承する品種です。

アジサイ「KEIKO

アジサイ「KEIKO」
㈲さかもと園芸

●花の特徴

  1. いままでになかった花色。咲き始めは覆輪で咲き進むと単色になります。
  2. 花の型もはじめはガク型で、だんだん中心咲き、半てまり型になります。
  3. 丈夫で水あがりがとてもよく、暑さに強いです。

※フラワー・オブ・ザ・イヤー 20015-2016鉢物部門

淡いピンク色のラブリーな花色が、母の日に限らず、プレゼントにぴったりの品種です。

この品種も「銀河」同様、咲き進むにつれ変化し、最初は白い花弁にピンクの縁取りがはっきりしていますが、だんだんとそれが滲み出るように花弁全体をピンク色に染めていきます。そのグラデーションから染め上がっていくさままで、どの瞬間も美しい姿に目を見張ります。咲き始めと咲き終わりとでは、同じ花とは思えない変身をみせるのが楽しいとても“芸達者”な花です。

アジサイ「小さな愛」

アジサイ「小さな愛」
㈱登坂園芸

●花の特徴

  1. かわいいピンクの花が株いっぱいに咲きます。
  2. 花はガク咲きから半テマリ咲きへと変化します。
  3. 花を楽しんだ後には庭植えで翌年以降も楽しめます。

※ベスト・フラワー(優秀賞)、ジャパンデザイン特別賞2014-2015鉢物部門

花名の「小さな愛」の名の通り、コンパクトで出窓やテーブルの上などでも観賞できるのが魅力です。ヤマアジサイと西洋アジサイとの掛け合わせでできた品種で、ライムグリーンの花心とピンク色のグラデーションがかわいらしい印象。ガクアジサイのように外側から花が咲く「ガク咲き」から、中心部へ向かって花数が増えていく変化も楽しめます。

アジサイ「万華鏡」

アジサイ「万華鏡」
島根県(島根県が初めて育成したアジサイ品種)

●花の特徴

  1. 花色のグラデーションと青色の発色が美しいです。
  2. 八重のてまり咲き品種。
  3. 青色、ピンクの両方の発色が可能です。
  4. 草丈が伸びにくく、鉢物としてのバランスがよくまとまります。

※フラワー・オブ・ザ・イヤー 2012-2013鉢物部門

アジサイの研究で有名な島根県の農業技術センターで育種されたオリジナル品種。花弁の縁に向かって白く色が抜けていくグラデーションが見事です。

従来品種と比較し葉が小さいため、ボリュームのある花が一層よく目立ち、遠くからも存在感抜群。近づいてみると、つまみ細工のような端正な一輪一輪の花形と繊細な色合いに目が離せなくなります。どなたへも自信を持ってお贈りできる日本の名花。

アジサイ「フェアリーアイ」

アジサイ「フェアリーアイ」
坂本 正次
初代フラワー・オブ・ザ・イヤー受賞品種

●花の特徴

  1. 明るい透明感のあるピンクの花色が「母の日にぴったり」と人気。
  2. 八重咲きで半てまりの花形の先駆けです。

フラワー・オブ・ザ・イヤー 2006-2007鉢物部門

アジサイの品種を現在のように広く展開させた革新的な品種で、アジサイブームの火付け役。八重咲きのガク咲きから、次第に中央に向かって花が増え、半てまり状に変化します。

何よりも一番の魅力はドラマチックな色変わり。花持ちがよく、花をそのまま残しておくと夏には花色がグリーンに、さらに秋には赤色へ! 何度も色変わりし、1鉢でたくさんの楽しみをくれる素晴らしい花です。

 

ぜひ母の日のプレゼント選びの参考になさってください。

※掲載されている品種は、すでに販売を終了しているものも含まれています。また、予告なく販売を終了することもあります。ご了承ください。

※参考:冊子「ジャパンフラワーセレクションのご紹介」
冊子の企画・編集は、全国鉢物類振興プロジェクト協議会

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株式会社グリーン情報
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