夏から晩秋までたっぷり楽しめる「ケイトウ」を植えよう。編集部オススメの4種類を紹介!
数ある植物の中から今、注目の植物をピックアップするシリーズ「Now blooming」。ガーデナーや育種家、ナーセリーなど、植物の達人たちへの取材を元に編集部がセレクトした植えどき・買い時・咲き時のオススメ植物をご紹介します。今回は秋の庭を鮮やかに彩る一年草のケイトウをピックアップ。
鮮やかな色彩で秋の庭にインパクトをもたらすケイトウ。漢字で「鶏頭」と書くように、個性的な花姿も庭で圧倒的な存在感を示します。多くの草花が冬へ向かい段々と色を失っていく中、寂しい雰囲気を払拭するのに重宝する花です。花壇の前方に植栽すると、枯れていく宿根草を隠し、そちらに目を向けさせない効果があります。葉色の美しいものは、開花前からカラーリーフとして活用することもできます。暑さに強く丈夫な一年草で、夏から植え込んで晩秋までたっぷり楽しめます。

咲き始めのケイトウ‘ドラゴンズ・ブレス’。盛りの頃はドラゴンが火を吹いたように咲く真っ赤な花姿がガーデンを彩ります。羽毛ケイトウと呼ばれるグループで、このように赤紫色の葉が美しい品種があります。

羽毛ケイトウの小さな品種。キャンドルのような可愛らしい花を咲かせます。小さな鉢植えや寄せ植えの素材として使いやすいサイズです。

ケイトウの名の由来を思わせる個性的な花形のグループのトサカゲイトウ。ボリュームがあり華やかなうえに、花もちがとてもよいので切り花の花材としても人気のグループです。ビロードのような質感も素敵です。

ノゲイトウと呼ばれるケイトウの仲間です。動物の尻尾のような細長い花が特徴で、素朴な雰囲気があります。花は切って吊るしておくと、色を綺麗に残したまま、簡単にドライフラワーにすることができます。
Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
Photo/ 1)Marie C Fields/ 2)marekuliasz/ 3)Suttisuntorn /4)feeling lucky/Konstantin Accent/ Shutterstock.com
新着記事
-
ガーデン&ショップ

都立公園を新たな花の魅力で彩る「第3回 東京パークガーデンアワード」都立砧公園【ファイナル審査を迎え…
新しい発想を生かした花壇デザインを競うコンテストとして注目されている「東京パークガーデンアワード」。第3回コンテストは、都立砧公園(東京都世田谷区)を舞台に2024年12月の作庭後、さまざまな植物が日々成長…
-
宿根草・多年草

毎年咲かせるラナンキュラス・ラックスの秋ケア完全ガイド|植え替え・株分け・夏越しの見…PR
春の訪れを告げる植物の中でも、近年ガーデンに欠かせない花としてファンの多い宿根草「ラナンキュラス・ラックス」。春早くから咲き始め、1株で何十輪という花が咲き、誰しもが虜になる魅力的な植物です。年々新し…
-
ガーデン&ショップ

【秋バラが本格的に開花!】煌めくクリスマスの雰囲気を先取り「横浜イングリッシュガーデ…PR
希少なアンティークローズから最新品種まで、国内外でも屈指のコレクション数を誇る「横浜イングリッシュガーデン」は、秋に色香を増すバラも続々開花が進んでいます。11月4日(火)からは、季節を先取りしてクリス…


























