- TOP
- 花と緑
- おすすめ植物(その他)
- シックかつモダンな存在感【黒葉の魅力】寄せ植えにも使える4つの植物
花壇がいつも同じ色合いになっていませんか? ガーデンには、一株でも存在感のあるモダンな色や模様を持った植物がたくさんあります。個性ある植物をオーソドックスな花にプラスして、もっとファッショナブルなボタニカルライフを。

目次
寄せ植えや花壇に黒葉のスパイス
ダークリーフとは、黒や茶色、赤銅色に濃い紫色など、一般的な緑色ではなく暗い色を持つ葉のことを指します。色調によって、黒葉や銅葉などと呼ばれます。単体で見ても、シックで格好いい植物ですが、ガーデンや寄せ植えで明るい色の植物と取り合わせると、とても効果的。暗い色調の部分が陰になって風景に立体感が生まれるのと同時に、鮮やかな色の美しさをさらに引き立ててくれます。同じ植物でも、品種によってダークカラーの葉を持つものと持たないものがあるので、それぞれのコントラストを楽しむのもいいですね。どうしても緑色が多くなりがちな庭の中で、色彩をピリリと引き締めてくれるダークリーフは貴重なアクセントになります。葉の色を楽しむので、観賞期間が長いのも魅力です。

ダークリーフの成り立ち
ダークカラーの葉を持つものは、園芸植物にはたくさんありますが、自然界にはあまり多くは見られません。それは、ダークリーフの多くが今まで長い時間をかけて選別され、固定化してきたものだから。そのため、ダークリーフの植物からさらに交配を重ねると、葉色が元の緑色に戻ってしまう場合もあります。
シックなダークリーフを持つ植物4種
オキザリス

三角形の葉を持つオキザリス・トリアングラリスなど、紫がかった銅葉がシックなオキザリスの銅葉品種はガーデンで人気がある植物です。印象的な濃い色の葉は、小さめなので主張しすぎず、どんな寄せ植えにも使いやすいのが魅力。白やピンクの小花も可愛い。
ムラサキゴテン

葉はもちろん、茎や萼まで全体が濃い紫色に彩られるムラサキゴテンは、光の角度で色彩が変化して見えるのも魅力。光をたっぷり浴びるほど、美しく発色します。
オオバジャノヒゲ

細長い常緑の葉をスッとたくさん伸ばすジャノヒゲは、グラウンドカバーにぴったりです。ダークカラーの品種‘黒竜’は、庭のアクセントとしても活躍します。
カンナ

大きく広がる葉が魅力的なカンナ。深い赤銅色の葉を持つ‘ブロンズ・スカーレット’は、独特な存在感を放ち、インパクト抜群。夏に咲かせる朱色の花も鮮やかです。
Photo/ 1,7)Nikolay Kurzenko/ 3)Transient Eternal/ 4)joloei/ 5)joloei/ 6)guentermanaus/ Shutterstock.com
Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。2026壁掛けカレンダー『ガーデンストーリー』 植物と暮らす12カ月の楽しみ 2026 Calendar (発行/KADOKAWA)好評発売中!
- リンク
記事をシェアする
新着記事
-
宿根草・多年草
毎年開花! 人気の「ラナンキュラス・ラックス」を来春も美しく咲かせるコツ&最新おすすめ…PR
春の訪れを告げる植物の中でも、近年ガーデンに欠かせない花としてファンの多い宿根草「ラナンキュラス・ラックス」。春早くから咲き始め、1株で何十輪という花が咲き、誰しもが虜になる魅力的な植物です。年々新し…
-
ガーデン
都立公園を新たな花の魅力で彩る「第3回 東京パークガーデンアワード」都立砧公園【秋深まる10月の庭】
新しい発想を生かした花壇デザインを競うコンテストとして注目されている「東京パークガーデンアワード」。第3回コンテストは、都立砧公園(東京都世田谷区)を舞台に2024年12月の作庭後、さまざまな植物が日々成長…
-
育て方
【バラ苗は秋が買い時】美しいニューフェイス勢揃い&プロが伝授! 秋バラの必須ケア大公開PR
今年2回目の最盛期を迎える秋バラの季節も、もうすぐです。秋のバラは色も濃厚で香りも豊か。でも、そんな秋のバラを咲かせるためには今すぐやらなければならないケアがあります。猛暑の日照りと高温多湿で葉が縮れ…