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- バラに似合う草花選び4つのポイント&おすすめ28種
「安らぎと癒やしをもたらすバラの庭には、草花との調和が必要」と話すのは、バラの育種家、河合伸志さん。彼が手がけるバラの庭では、白やピンク、ブルー、ダーク系の草花が下草として取り入れられています。神奈川・逗子にある150坪の個人邸でバラと一緒に彩りを添えるチャーミングな下草28種をご紹介します。
目次
バラに似合う草花選びの大切なポイントは4つ

バラが咲くナチュラルな庭を目指す場合、一緒に咲かせる草花を選ぶときの基本的なポイントは4つあるとバラの専門家、河合伸志さんが解説してくれました。では、大切な4つのポイントをご紹介しましょう。
バラの草花選びポイント1
1つめは、バラと合わせるのであれば、バラの好む環境で生育できる植物を選ぶこと(これは絶対にはずしてはいけないポイントです)。肥料分の少ない土地や日陰地、湿地などを好む植物は、バラが栽培できない場所で上手に活用しましょう。
バラの草花選びポイント2
2つめは、バラと喧嘩しない花を選ぶこと。例えば開花期が重なる大輪のシャクヤクや大輪のダリアなどは、バラと主役を奪い合ってしまうのでNGです(小輪など控えめなバラと組み合わせるのであればこれらもOKです)。
バラの草花選びポイント3
3つめは、草花をバラの脇役としたいのならば、バラと開花期が重なるものを選びます。例えば、アグロステンマやヤグルマギクなどの一年草やサルビア・ネモローサ‘カラドンナ’などの宿根草がオススメです。主張のあまり強くない小花や線の細い穂状花はバラに違和感なく合わせられます。
バラの草花選びポイント4
4つめは、可能であればバラの花が終わっても長期間楽しめるカラーリーフや長期咲きの宿根草を選ぶことです。例えば、アメリカテマリシモツケ‘ディアボロ’は晩秋まで銅葉が茂り、背景となって華やかなバラの色を引き立て、さらに最後に紅葉で楽しませてくれます。日本の野草、アラリア(ウド)‘サン・キング’やシュキンハギの明るいライムグリーンの葉も株元を明るくしてくれてオススメです。長期咲きの植物としては、バラの足元で4月中旬から11月まで咲き続けるエリゲロン・カルビンスキアヌスや宿根バーベナ、バラの開花期から11月まで咲くゲラニウム‘アズール・ラッシュ’などは、バラに彩りを添えるだけでなく、バラの開花期の合間も埋めてくれて大変に重宝します。

派手になりがちな赤系のバラと優しいパステルカラーのバラが混ざり咲き、庭全体が調和して見えるのは、カラーリーフや小花が咲く下草が間をつないでいるおかげです。写真右側のシックな銅葉は、スモーク・ツリー(ケムリノキ)。その奥にある明るい黄緑色の葉を茂らせているのは、シュキンハギ。手前右側のグラスの穂(ラグラス・オバタス)は庭に優しさをプラスしています。
暖色系の花が咲く下草

左から、シレネ‘ピンクピルエット’(宿根草/草丈30〜50㎝)、アグロステンマ(一年草/草丈80〜100㎝)、シレネ・ディオイカ(宿根草/草丈約30〜50㎝)、カレンジュラ‘ブロンズ・ビューティ’(一年草/草丈約30㎝)、シレネ・ディオイカ(宿根草/草丈約30〜50㎝)
寒色系の花が咲く草花

左から、サルビア・ファリナセア(一年草扱い(暖地では宿根する)/草丈約30〜40㎝)、サルビア・ネモローサ‘カラドンナ’ (宿根草/草丈約30〜50㎝)、リナム(ペレニアル・フラックス)‘ブルー・ドレス’(宿根草(暖地では一年草扱い)/草丈約30〜50㎝)、ヤグルマギク‘ダブル・ブルー’(一年草/草丈約60〜80㎝)、ラベンダー‘エイボンビュー’ (低木/樹高約20〜50㎝)、カンパニュラ・メジウム‘チャイム・パープル’(一年草/草丈約60〜80㎝)、リナリア・プルプレア(宿根リナリア)(宿根草/草丈約50㎝)
ダークなトーンの草花

左から、セリンセ・マヨール(一年草/草丈約30〜50㎝)、ヤグルマギク‘ブラック・ボール’ (一年草/草丈約60〜80㎝)、アメリカテマリシモツケ‘ディアボロ’ (中低木/樹高約100〜200㎝)、ペンステモン‘ハスカー・レッド・ストレイン’ (宿根草/草丈40〜50㎝)、ニシキシダ‘アースラズ・レッド’(宿根草/草丈約20~30㎝)、セイヨウニワトコ‘ブラック・レース’ (中木/樹高約150〜300㎝)
明るいトーンの下草

左から、エリゲロン・カルビンスキアヌス(宿根草/草丈約15㎝)、アグロステンマ・ギダゴ‘オーシャン・パール’ (一年草/草丈約80〜100㎝)、シロタエギク(ダスティー・ミラー)(宿根草/草丈約20~40cm)、ミヤコワスレ(白花)(宿根草/草丈約20〜30㎝)、ニゲラ(一年草/草丈約20〜40㎝)、ツリー・ジャーマンダー(低木/樹高約30〜80㎝)、ラグラス・オバタス(一年草/草丈70㎝)、ヒナゲシ‘ブライダル・シルク’(一年草/草丈約70〜100㎝)、ギボウシ‘ハルシオン’(宿根草/草丈約30〜40㎝)、右上はアラリア(ウド)‘サン・キング’ (宿根草/草丈約30〜60㎝)
写真/桜野良充
Credit
アドバイス / 河合伸志 - 植物専門家・バラ育種家 -

かわい・たかし/千葉大学大学院園芸学研究科修了後、大手種苗会社の研究員などの経歴を経たのち、フリーとして活躍の場を広げる。現在は横浜イングリッシュガーデンを拠点に、育種や全国各地での講演や講座、バラ園のアドバイスやガーデンデザインを行う。著書に『美しく育てやすい バラ銘花図鑑』(日本文芸社)、『バラ講座 剪定と手入れの12か月(NHK趣味の園芸)』(NHK出版)監修など。
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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