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数ある植物の中から今、注目の植物をピックアップするシリーズ「Now blooming」。ガーデナーや育種家、ナーセリーなど、植物の達人たちへの取材を元に編集部がセレクトした植え時・買い時・咲き時のオススメ植物をご紹介します。今回は秋から咲かせたい豪華花、フォーチュンベゴニアをピックアップ。

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秋の植え替えシーズンに、ジャストタイミングで店頭に苗が並ぶフォーチュンベゴニア。長雨や台風などの雨に強く、低温、短日期にも花をつけやすい性質も魅力。また、12月頃までの長期間咲き続けるため、秋冬のガーデニング植物として注目されています。気温が下がるにしたがって、株の状態がよくなり、より鮮やかに大輪の花を咲かせるフォーチュンベゴニアをご紹介します。

大輪で色鮮やかな豪華な花を咲かせる球根ベゴニア。特に八重咲き品種の場合、八重咲きの雄花と一重の雌花があるため、一株で2種類の花を寄せ植えたような咲き姿が楽しめます。鮮やかな花色が豊富で、きれいに整った花形と、人目を引く華やかさが人気の球根ベゴニアですが、原産地は亜高山帯で、直射日光や低温・高温に弱く、温度管理が難しい植物とされてきました。これまでは、ガーデニングに慣れた人が温室で栽培しないと、うまく咲かせられなかったのですが、近年、屋外の栽培で簡単に綺麗に咲き続くよう改良されたのが、フォーチュンベゴニアです。

スカーレット レッド/大輪で花もちが良く、鮮烈な赤色の花を咲かせるスカーレットは、フォーチュンベゴニアの中でも人気の高い代表的な花色。
スカーレット レッド/大輪で花もちが良く、鮮烈な赤色の花を咲かせるスカーレットは、フォーチュンベゴニアの中でも人気の高い代表的な花色。

 

ピンク/クリアなピンク色は、どんな花とも合わせやすい優しい色合い。発色が良く、花付きが良いのも魅力です。
ピンク/クリアなピンク色は、どんな花とも合わせやすい優しい色合い。発色が良く、花つきが良いのも魅力です。

 

オレンジシェード/鮮やかなオレンジ色が華やかな品種。アプリコットから濃いオレンジ色まで濃淡の幅が広く、カラーバリエーションも楽しめます。
オレンジシェード/鮮やかなオレンジ色が華やかな品種。アプリコットから濃いオレンジ色まで濃淡の幅が広く、カラーバリエーションも楽しめます。

 

ゴールデンウィズレッドバック/イエローゴールドの花弁の裏が赤く色づく品種。赤いつぼみから濃い黄色の花が開いていく様子も美しい。
ゴールデンウィズレッドバック/イエローゴールドの花弁の裏が赤く色づく品種。赤いつぼみから濃い黄色の花が開いていく様子も美しい。

 

ホワイト/花つきがよく、株が横に大きく広がるホワイトは、ガーデンの演出に使いやすい品種。純白の花弁の中心にのぞく、黄色のしべも可愛らしい。
ホワイト/花つきがよく、株が横に大きく広がるホワイトは、ガーデンの演出に使いやすい品種。純白の花弁の中心にのぞく、黄色のしべも可愛らしい。

 

ディープレッド/フォーチュンベゴニアの中で唯一の銅葉を持つディープレッド。中輪で花付きが良く、深い真紅の花をたくさん咲かせます。
ディープレッド/フォーチュンベゴニアの中で唯一の銅葉を持つディープレッド。中輪で花つきが良く、深い真紅の花をたくさん咲かせます。

 

イエローインプ/クリアなレモンイエローの大輪花を咲かせる品種。大きく成長する草姿の中に、明るい黄色の花がひときわ目を引きます。
イエローインプ/クリアなレモンイエローの大輪花を咲かせる品種。大きく成長する草姿の中に、明るい黄色の花が一際目を引きます。

 

色の組み合わせも楽しめるフォーチュンベゴニアを、寄せ植えで花壇に取り入れて、秋冬のガーデニングをぜひ楽しみましょう!

 

フォーチュンベゴニアの品種育成元:サカタのタネ

Credit

取材&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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