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数ある植物の中から今、注目の植物をピックアップするシリーズ「Now blooming」。ガーデナーや育種家、ナーセリーなど、植物の達人たちへの取材を元に編集部がセレクトした植えどき・買い時・咲き時のオススメ植物をご紹介します。今回は世界的にも珍しいブルーシクラメンをピックアップ。

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JSOBHATIS16899/Shutterstock.com

10〜3月ごろまで花が咲き、冬の窓辺を彩るシクラメン。シクラメンには、寒さにあまり強くなく、鉢植えにして室内で楽しむタイプと、耐寒性が比較的強く、地植えにできるガーデンシクラメンがあります。室内で楽しむシクラメンの花色には、これまで白、赤、ピンクなど赤系のバリエーションが多く登場してきましたが、2017 年にはブルーのシクラメン‘セレナーディア’で有名なサントリーフラワーズから、新たなブルーシリーズが仲間入り。「まだ誰も見たことがないシクラメンで、世界を驚かせたい」と千葉・成田のシクラメンクリエーター、高橋康弘さんがつくり出したニューフェイス、ブルーシクラメンに注目です。

 

江戸ノ青/細く伸びるシャープな花びら全体がブルーに染まるシクラメン。花数も多く、株姿のバランスがとてもよい。

 

胡蝶/丸みを帯びた花びらが白く縁取られ、まるで蝶が舞っているような愛らしいシクラメン。白斑が入ることで、よりブルーが際立って見える。

 

月下/月光を受けた雪のようにブルーの花を際立たせる銀葉がたっぷり茂る。落ち着いた大人シックなカラーが楽しめる。

 

冬化粧/下垂するブルーの花びらに、白みがかった萼がかぶさっているように見える個性的な花。その様子は、冬の富士山のように美しい。

 

瑠璃玉/丸みを帯びた花びらがふんわりと重なり合い、花のボリュームがやさしい印象のシクラメン。

 

以上5種の苗販売元はサントリーフラワーズ http://suntory.jp/FLOWER/

 

ご紹介の「江戸ノ青」をはじめ、美しい姿を長く楽しめるブルーのシクラメンをつくる高橋康弘さん。日々、絵の具を混ぜ合わせるように膨大な品種を掛け合わせ、これまで数々の新しいシクラメンを世に送り出してきました。生産者としても全国トップクラスの技術を持ち、農林水産大臣賞をはじめ、受賞歴も多い実力派。高橋さんの手を離れ、花好きの方々の手に届いてからも、長く美しい姿を保つように育てられたブルーのシクラメンを身近に育ててみませんか?

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Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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