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晩秋が植えどき! ‘おうちベリー’を育てよう

晩秋が植えどき! ‘おうちベリー’を育てよう

甘酸っぱく、野性味溢れる香りに加え、宝石のように美しい彩りが魅力的なベリー。果実は繊細でいたみやすいため、店頭で見かけることは稀ですが、じつはベリー類は家庭の庭でとても育てやすい果実です。植えどきは11〜3月まで。庭にベリーが実ることを夢見て、年内から準備を始めましょう。

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庭で育てられるベリーいろいろ

ベリーにはさまざまな種類があり、それぞれ性質や育ち方が異なりますが、共通しているのはどれも生育旺盛ということ。むしろよく育ち過ぎるくらいで、地植えの場合は勢いをコントロールする事の方が育てるコツになります。

例えば、フランボワーズの名でも知られるラズベリーやブラックベリーは地植えの場合、1年で2mほど枝を伸ばすこともあり、しなやかな枝をフェンスなどに誘引し、つる植物として活用されます。どちらもバラ科キイチゴ属の植物なので、春には野バラによく似た可愛らしい花をたくさん咲かせます。

一方、カシス、カラント、フサスグリなど複数の呼び名で親しまれるスグリ類は、高さ2m前後の茂みになる低木です。花はごく小さな緑色で目立ちませんが、その後、枝いっぱいに艶やかな赤や黒の小さな実が鈴なりに実る様子は、ベリーの中でもひときわ美しい光景です。

どのベリーも魅力的ですが、環境に合わせた種類を選ぶことが‘おうちベリー’成功の秘訣。最適なベリーを選ぶためのいくつかのポイントをご紹介します。

ベリー選びPoint 1「一本で実るかどうか」

ベリーには一本で実がつくものと、2本以上なければ実らないものがあります。基本的に果実が実るには「受粉」が必要ですが、一本で実るものは「自家結実性(じかけつじつせい)」といって自分の花粉だけで受粉し、実がなります。それに対し、受粉に2つ以上の品種を必要とする「交配親和性(こうはいしんわせい)」と呼ばれるものがあります。ほとんどのベリーは一本で実りますが、ブルーベリーは異なる2品種を必要とする場合が一般的です。育てられるスペースや手間などを考慮し、選択するとよいでしょう。

ベリー選びPoint 2「つる性か木立性か」

ブラックベリーは品種によって枝が7~8m近く伸びるものがあり、フェンスやアーチなどの構造物に絡ませると花も実なりの様子も美しく眺められ、摘み取りやすいという利点もあります。ラズベリーは多くの品種は2m前後ですが、つるが暴れやすいので同様に枝を誘引する構造物があったほうが管理しやすいでしょう。鉢植えの場合にもトレリスやオベリスクを利用したほうが美しく仕立てられます。

一方、カラント類など木立になって自立できるものは、鉢植えで育てやすいのでベランダガーデンにもオススメです。鉢の大きさに比例して木も大きく成長し、収穫量も変わります。

ベリー選びPoint3「トゲの有無」

ブラックベリー、ラズベリーは品種によってトゲの有無に違いがあります。レッドカラントやブラックカラントにはトゲがありませんが、同じスグリ科のグーズベリー(上の写真)には鋭いトゲがあります。例えば防犯用であればトゲあり、小さなお子さんと摘み取りを楽しみたいならトゲなし、という選択ができます。トゲありを選ぶ場合には、手入れ用のレザー手袋も揃えることをオススメします。

ラズベリーのトゲなし品種/‘グレンモイ’、‘グレンアンプル’

ブラックベリーのトゲなし品種/‘ソーンフリー’、‘トリプルクラウン’

ベリー選びPoint4「果実以外の四季の楽しみ」

ベリーが実る季節は初夏から夏にかけての約一カ月。それ以外の季節でも楽しみたいなら、花の可愛らしいものや、紅葉の美しい種類を選ぶとよいでしょう。近年、人気が高いのはジューンベリーの名で親しまれるアメリカザイフリボク(上写真)。春に木全体を覆うように咲く真っ白な花と夏の甘い果実、秋の紅葉と見所の多い樹木です。2~3mの低木から10mほどの高木までさまざまな園芸品種があり、高木はシンボルツリーとしてしばしば家庭の庭にも取り入れられています。

おすすめのベリーを「味と育てやすさで選ぶ おすすめのベリー類6選」のページでご紹介しています。

Photo/ 1)Agnes Kantaruk/ 2)udra11/ 3)Baisa/ 4)Wolf__/ 6)MarGi/Iva Vagnerova/mahey/ Shutterstock.com

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