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カラーリーフ「葉牡丹(ハボタン)」は冬の寄せ植えの大切なワンポイント、特徴的な5種類をご紹介!

カラーリーフ「葉牡丹(ハボタン)」は冬の寄せ植えの大切なワンポイント、特徴的な5種類をご紹介!

数ある植物の中から今、注目の植物をピックアップするシリーズ「Now blooming」。ガーデナーや育種家、ナーセリーなど、植物の達人たちへの取材を元に編集部がセレクトした植えどき・買い時・咲き時のオススメ植物をご紹介します。今回は冬の寄せ植えに重宝する「ハボタン」をピックアップ。

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冬に美しい葉を保つハボタン

冬の間も美味しそうな葉を保ち、花壇や寄せ植えに活躍するハボタン。耐寒性が強く、品種のバリエーションも豊かで、選ぶのも楽しいカラーリーフです。夏にタネを播いて育てられたポット苗は、秋から園芸店などに並び始めます。見た目から予想される通り、ハボタンはキャベツやケールの近縁種で、江戸時代に食用として渡来した後、日本では観賞用として品種改良が進みました。以前は直径30㎝ほどもある大株が人気でしたが、その後も改良が進み、直径5㎝前後と使いやすい小型の株も登場しています。気温が下がり始める10月頃から一段と色が鮮やかになるハボタン。薹(とう)が立ち、菜の花に似た黄花が咲くまで長く楽しめます。

さまざまな種類を持つハボタンをご紹介

丸葉系/江戸時代から育てられてきた種類。整った葉の重なりは、まるで花のよう。中心から外に向けて色が変わるものや、全体が緑や赤など単色のものも。

ちりめん系/葉の縁に細かな縮れがある種類。草姿にボリュームがあり、面白い表情が楽しめます。細かな縁取りは、泡をまとったようにも見えます。

サンゴ系/葉に深い切れ込みが入り、軽やかな雰囲気。白系の葉はレースのよう。花が咲く時期が遅いので、比較的長く楽しめます。

高性系/軸が伸び、葉が広がる位置が高くなります。上手に使うと、平坦になりがちな花壇にリズミカルな動きをプラスすることができます。

矮性・ミニ系/テーブルサイズの寄せ植えなど、小ぶりな寄せ植えに取り入れやすい小型種。ピンク、グリーン、白、シルバー、黒など色幅も増えています。

ハボタンは、肥料が効きすぎても、また足りなくても葉の色が悪くなります。一緒に植えている草花のためにも、ときどき液肥などをやりましょう。それ以外は特に手がかからない、冬に扱いやすいハボタン。春に比べて植物が少なくなる季節ですが、ハボタンを上手に組み合わせてオリジナルの寄せ植えづくりにチャレンジしてください。

Photo/ 1)mahey/ 2)Sann von Mai/ 3)MaxShutter/ 4)APHITHANA/ 5)ddok /6)Sann von Mai /Shutterstock.com

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