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- 秋花壇に植える草花8選! 秋色植物を育てよう
夏の暑さもようやく一段落して、朝晩の風に秋の気配を感じられる季節。色彩に満ちた秋のガーデニングシーズンの到来です。今回は、秋花壇の演出にぴったりな植物を8種セレクトし、その魅力と育て方ポイントをご紹介します。
目次
アスター
ガーデニングシーンで幅広く活躍する人気の高いアスターは、晩夏から秋にかけて花を咲かせ、花色や花形、草丈、咲き方など、非常にバリエーションに富んだ花。アスターと呼ばれるものには一年草と宿根草がありますが、ガーデニングでは宿根アスターがよく使われます。花色には、代表的な青紫の花のほか、白やピンク、紫、赤などの花があります。日当たりのよい場所で、水はけのよい土に植え付けて育てます。枝数を増やし、花を多く咲かせるために、5~6月頃に切り戻しを。また、よく増えて根詰まりを起こしやすいので、鉢植えの場合は毎年植え替えをするとよいでしょう。
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ケイトウ
ふわふわとした質感の花穂と、カラフルで鮮やかな色彩が、秋のガーデンに欠かせないケイトウ。矮性品種は寄せ植えにも合わせやすく、使い勝手のよい花です。花姿はキャンドルのような形の花穂のほか、鳥のとさかに似たもの、玉状の固まりになるものなどいくつかのタイプがあります。日当たりと水はけのよいところで育てて、極端な乾燥に気をつけましょう。毎年タネを播いて育てる一年草で、移植を嫌うので、苗を植えつける際には根鉢を崩さないように植えます。
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センニチコウ
丸い小さな小花がぽんぽんと咲く、可愛らしい夏~秋の花。日本では、仏花として親しまれていますが、丈夫で育てやすく、紫やピンク、白、赤などのバリエーションがあり、花壇の彩りにもとても重宝します。花に見える部分は実は苞で、花もちがよいのも嬉しいところ。名前の通りに長期間咲き続くカサカサとした花は、ドライにするのも簡単で、フラワーアレンジメントにもオススメです。基本的に一年草ですが、キバナセンニチコウは3℃程度を保てば冬越しさせることもできます。背が高くなる種類は、適宜支柱を立てて育てます。伸びすぎて姿が乱れてきたら、少し切り戻して新芽を出させるとよいでしょう。
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ルドベキア
夏~秋にかけて、黄色やオレンジ、赤茶色など暖色系の花を咲かせるルドベキア。一株でもよく枝分かれして、一面に鮮明な色の花を咲かせる姿は遠目からでもよく目立ち、ガーデンに色の面を加えてくれます。品種によって一・二年草タイプ、または宿根草タイプに分かれます。丈夫で育てやすく、肥料もあまり必要としません。苗を植えつけるほか、春、または秋にタネを播いても育てることができます。秋播きした場合は、冬は凍らない程度に防寒しましょう。宿根草タイプは、数年に一度、株分けを兼ねて植え替えるとよく育ちます。
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ダリア
赤やピンク、オレンジ、黄色、複色など幅広い花色を持ち、花形も人の目を惹きつける大輪品種から可愛らしい小輪品種、豪華な八重咲きやポンポン咲き、シンプルな一重咲き、変化咲きなど、バリエーション豊かな花姿を持つダリア。秋のガーデンの主役花としても活躍します。多くは春植え球根として扱われる多年草タイプですが、タネから育てる品種も多く流通しています。球根植物なので乾燥に強く、根腐れには注意が必要。茎が伸びてきたら倒れないように適宜支柱を立て、花がらはこまめに摘み取りましょう。場所によっては、冬は球根が凍らないように掘り上げて保管します。
セダム
多肉植物として広く知られているセダムですが、実は花壇の彩りとしてもよく使われています。丈夫で乾燥に強く、よく広がって地面を覆うので、グラウンドカバーにぴったり。種類が豊富なので、選ぶ楽しみもあります。葉の紅葉が美しく、晩夏に咲かせた花が秋になるにつれ花色を深める‘オータム・ジョイ’など、品種によっては秋花壇の彩りとしてもオススメ。水はけ、日当たりのよい場所で育てます。耐寒性、耐暑性が強いものが多く、丈夫で育てやすい花ですが、高温多湿には弱いので、梅雨から夏にかけて注意が必要。雨がかからず、風通しのよい場所で夏越しさせるとよいでしょう。
トウガラシ
実りの秋、ともいうように、秋はさまざまな植物が実を結ぶ季節。花壇にも実物を取り入れると、ぐっと秋らしさが出ます。観賞用のトウガラシは、オレンジや赤、紫などカラフルな色彩と可愛らしい形の艶やかな実をつけ、秋花壇の演出にぴったり。ハロウィンの飾りとしてもオススメです。植えつけの適期は5~8月頃。水はけがよく、肥沃な土を好みます。根鉢を崩して植えつけるとよく育ちますが、あまり大きくしたくない場合には、すでに実のついた株を、根鉢を崩さずに植えるとよいでしょう。
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グラス類
秋らしいガーデン風景をつくる際に、ぜひ取り入れたいのがグラス類。細い茎の先に柔らかな穂を伸ばすグラス類の姿は、それだけで秋らしい情緒にあふれています。日本でも、ススキが風に穂を揺らす姿は、秋の風情を感じさせる代表的な光景の一つですね。グラス類は丈夫で手がかからず、放任でもOKな種類が多いのも嬉しいところ。非常にたくさんの種類があり、草丈や葉色、穂の様子などもさまざまなので、シーンに合わせたものを選びましょう。写真は光沢のある銅色の葉に赤紫がかる穂が美しい‘パープル・ファウンテン・グラス’。
⚫︎『秋から初冬まで変化を楽しめるオーナメンタルグラス 〜小・中型種10選〜』
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ここでご紹介したものの他にも、秋らしい雰囲気を感じさせる植物はたくさんありますし、紅葉がきれいな植物を取り入れるのも効果的。ぜひ、自分らしい秋のガーデンを楽しんでくださいね。
Photo/ 1,3)pongsakorn chaina/ 2)Flower_Garden/ 4)Amarita/ 5)J Need/ 6)Kostin SS/ 7)T.W. van Urk/ 8)nop16/ 9)JPL Designs/ Shutterstock.com
Credit
文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
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