- TOP
- 花と緑
- おすすめ植物(その他)
- 【夏の宿根草10選】植えっぱなしOK! バラのあとに庭を彩る夏の宿根草&球根
【夏の宿根草10選】植えっぱなしOK! バラのあとに庭を彩る夏の宿根草&球根
華やかなバラの季節のあとに、夏の庭を彩ってくれる宿根草や球根をご紹介します。植えっぱなしで年々株が大きくなり、花の数が増えるのが魅力です。鳥取県米子市で庭を丹精する面谷ひとみさんがおすすめをセレクトしてくれました。暑い時期にも美しい草姿を保つための手入れの仕方もチェックしてください。
目次
バーバスカム‘ウェディングキャンドルズ’

学名/Verbascum chaixii ‘Wedding Candles’
種類/宿根草(耐寒性多年草)冬季常緑・半常緑
草丈/60〜100cm 株張り/30〜50cm
アイボリーの小花が縦に連なって穂状に咲きます。草丈が1m近くになり、存在感はある一方、株幅はスリムで他の草花と組み合わせやすいのも魅力です。私の庭では花心のパープルに合わせて、リシマキア・アトロプルプレア‘ボジョレー’とコーディネートして植えています。‘ボジョレー’は春から咲きますが、この時期には50cmくらいになり、‘ウェディング キャンドルズ’と共演させるのにぴったりです。草丈が高くなると倒れてしまうこともあるので、70cmくらいを越えたら支柱を立てます。
アリウム‘サマードラマー’

学名/Allium ‘Summer Drummer’
種類/球根
草丈/約130~200cm 株張り/20〜30cm
アリウムはさまざまな種類を庭で育てていますが、アリウム・ギガンチウムもアリウム・クリストフィーもアリウム・ニグラムも、バラの開花と同じ頃に咲きます。一方、この ‘サマードラマー’はアリウムの中でも遅く開花し、バラの後の庭を彩ってくれます。背丈以上に伸びる細い茎の先に、10cmほどの花を咲かせます。ポン、ポンと紫色の丸い花が空中をリズミカルに彩る風景がユニークで楽しい花です。草丈が高いので、倒れないように30〜40cmの支柱を立て、株の下のほうでゆるく縛ってあります。このくらいの高さで支えてあげれば倒れることはなく、支柱は葉に隠れて目立つ心配もありません。耐寒性も耐暑性も強く、植えっぱなしで毎年よく咲いてくれます。

カワラナデシコ‘ミーティア’

学名/Dianthus superbus
種類/耐寒性多年草または一・二年草 冬季常緑・半常緑
草丈/40~60cm 株張り/20〜30cm
切り花として育種されたカワラナデシコで、華奢な茎がスッと伸び、切れ込みの深いピンクの花を夏から秋までたくさん咲かせます。ふわふわと繊細な雰囲気の花は、バラが終わったあとの夏の庭の貴重な彩りです。高温多湿に弱いので、いったん花が終わったら切り戻して夏越しさせます。もう何年もこの場所で咲いてくれています。

ダリア‘ラべラグランデ キャラメル’

学名/Dahlia hybrida
種類/宿根草
草丈/30~40cm 株張り/30~40cm
やさしいアプリコットカラーと白色のグラデーションがきれいなダリアです。コンパクトに姿よくまとまるので、レイズドベッドの花壇に夏の花々とともに寄せ植えにしています。バラの頃からよく咲き、いったん花が終わって切り戻しても、次のつぼみがたくさん控えていて、すぐに再び満開になり華やかです。

カンパニュラ・ラプンクロイデス(ハタザオキキョウ)

学名/Campanula rapunculoides
種類/宿根草(耐寒性多年草)
草丈/100~120cm 株張り/40~80cm
古くから「ハタザオキキョウ」の名で親しまれるカンパニュラです。細い茎に青紫色のベル形の花が連なり、とても涼しげな雰囲気で咲いてくれます。植えっぱなしでどんどん広がり、花後に茎を切る程度で、放任でもとても丈夫。こぼれ種でもよく増え、林立するように群生して見事です。耐寒性にも耐暑性にも優れ、場所によっては帰化植物としてあちこちで見られるほど、日本の気候には適しているようです。
シャンデリアリリー

学名/Lilium
種類/球根
草丈/80~120cm 株張り/20~30cm
華奢な茎を伸ばして、下から花が咲き上がっていきます。繊細かつ素朴で山野草のような雰囲気を持ちながらも、花があちこちを向いて咲く様子はまさしくシャンデリアのようで華麗さもあります。6月下旬から咲き出し7月初旬には終わってしまいますが、丈夫で毎年この時期に美しい姿で楽しませてくれます。花後は葉っぱから栄養が球根に送られるので切らずにそのままおいておき、秋になって黄色くなってきたら切ります。
アメリカアジサイ‘アナベル’

学名/Hydrangea arborescens ‘Annabelle’
種類/低木
樹高/80~120cm 株張り/80~150cm
真っ白な花は花径20cm以上になる大輪で、大株になると遠目から見てもよく目立ちます。夏が過ぎるとだんだん緑色になって乾いていき、ドライフラワーの花材としても重宝します。一般的なアジサイは翌年の開花のために、花後すぐに剪定する必要がありますが、‘アナベル’は翌春になってから花芽が形成されるため、色変わりする花を長く庭に留めておくことができるのも魅力です。白い‘アナベル’のほかにピンク色の花が咲く‘ピンクアナベル’も育てています。こちらは白花と比べると、やや小型で素朴な雰囲気です。
スカビオサ‘スノーメイデン’

学名/Scabiosa atropurpurea ‘Snow Maiden’
種類/多年草(耐寒性多年草)冬季常緑・半常緑
草丈/60~100cm 株張り/25~40cm
スノーメイデンとは「雪の乙女」という意味。その名のとおり、かわいい白いポンポン状の花がたくさん咲きます。草丈が高くなるので、支柱をして育てます。初夏から咲き出し次々に花がつくので、タネができないよう花がら摘みをこまめにすることと、満開後に切り戻しをすることで秋まで長く楽しめます。

アガパンサス‘クイーンマム’

学名/Agapanthus praecox orientalis ‘Queen Mum’
種類/多年草(耐寒性多年草)冬季常緑・半常緑
草丈/60~100cm 株張り/40~60cm
つぼみは青く、開花すると内側が白色なので、角度によって2色に見えるアガパンサスです。花径が15cmほどあり、アリウム・ギガンチウムのように丸く咲く花はよく目立ちます。とても丈夫で、何年も植えっぱなしですが、乾燥に強く近年の猛暑の中でもきれいに咲いてくれる頼もしい花です。どんどん株が太って花数が増えてきていますが、あまりに大きくなってきたので、そろそろ株分けをしてリサイズしようかなと考えているところです。花後のタネ姿もユニークですが、全部残しておくと株が疲れてしまうので、いくつか残して花茎はカットします。
キキョウ

学名/Platycodon grandiflorus
種類/宿根草(耐寒性多年草)
草丈/約60cm 株張り/約30cm
キキョウは秋の七草の1つですが、6〜9月にかけて咲きます。東アジアに広く分布する宿根草で、日本でも古くから山野草として親しまれてきましたが、現在では自生種は稀で、国内では絶滅危惧種になってしまいました。つぼみが風船のような形をしており、英名では「バルーンフラワー」とも呼ばれます。冴え渡る青紫色の星形の花は凛として風情があり、蒸し暑い庭に清々しい印象をもたらしてくれます。初夏の一番花が終わった頃に茎を半分くらい切り戻すと、脇芽が伸びて二番花が咲きます。これといった病害虫もなく、暑さにも寒さにも強く、丈夫でよく咲いてくれますが、過湿に弱いので水はけには注意します。
Credit
話 / 面谷ひとみ - ガーデニスト -
おもだに・ひとみ/鳥取県米子市で夫が院長を務める面谷内科・循環器内科クリニックの庭づくりを行う。一年中美しい風景を楽しんでもらうために、日々庭を丹精する。花を咲き継がせるテクニックが満載の『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(KADOKAWA)が好評発売中!
- リンク
まとめ・写真 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
- リンク
記事をシェアする
おすすめアイテム
バードハウス Green -GARDEN STORY Series-
まるで英国の田舎町にありそうなガーデンシェッドを思わせる、小さな家の形をしたバードハウス。鉢植えやジョウロ、寝そべる犬など、ミニチュアのような細かな装飾が施され、オブジェとしても心惹かれる愛らしさがあります。 入り口の穴は直径27mm。シジュウカラやヤマガラなどの小型野鳥が安心して出入りできるサイズです。
新着記事
-
ガーデン&ショップ

「東京パークガーデンアワード@夢の島公園」でガーデン制作に挑む! 5人のガーデンデザイナーの庭づくりに…
都立夢の島公園(東京都江東区)にて現在開催中の「第4回 東京パークガーデンアワード」。今回も、個性あふれる気鋭のガーデンデザイナー5人が選出され、2025年12月、それぞれの思いを込めたガーデンが制作されまし…
-
樹木

【憧れの花14種】毎年植え替えなくていい? 「ラックス」と「シュラブ」で叶える、手間なし…PR
大雪や寒風、冬の寒波で、春の庭仕事・庭準備がなかなか進まない、毎年の植え替えが負担……。そんな方にこそおすすめしたいのが、一度植えれば毎年春を彩ってくれる植物たちです。特に、驚異的な強さと輝く花姿を兼…
-
観葉・インドアグリーン

手軽にできる苔(コケ)栽培! 癒やしの“苔植物”の基礎知識と枯らさない管理術
特有の趣があり、世界中で親しまれている植物「苔(コケ)」。日本庭園の苔むした風景には、静かで奥深い風情があり、盆栽の株元にあしらったり、芽出し球根の寄せ植えの表土に貼って景色をつくったりと、さまざま…



























