周囲からの目隠しなどに有効な生垣。せっかくなら、季節の移り変わりとともに美しい花や芳しい香りが楽しめる、花咲く生垣にしてみませんか? 葉をよく茂らせる、生垣づくりにぴったりな注目の花木3種をご紹介します。

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道を歩いている時に、一面に花を咲かせる生垣が見えてくると、ちょっと嬉しい気持ちを味わえます。ここでは、そんな光景をつくるのに向いた、美しい花を咲かせる育てやすい花木を3種類ご紹介。どれも次々に花を咲かせ、満開の時には辺りにほんのりと漂う香りも楽しめる花木です。生き生きとした緑葉が密に茂り、本来の生垣の役目もしっかり果たします。

クロバナロウバイ

ロウバイといえば、春に芳しい黄色の小さな花を咲かせる姿が思い浮かびますが、このクロバナロウバイはまた違った印象の落葉花木。初夏の開花期に次々と咲かせる、マグノリアにも似た濃いピンク色~赤色の花は、シックで存在感があります。丈夫で樹高がさほど高くならず、多くの枝に艶のある葉をよく茂らせるので生垣にぴったり。花壇のアクセントの低木としてもオススメです。

‘アフロディーテ’

アメリカ・ノースカロライナ大学で開発された‘アフロディーテ’は、濃厚なワインレッドの花色と、フルーティーな甘い香りを併せ持った新品種。水はけのよい土を好みます。シカの食害にも強い特徴も嬉しいところ。花は返り咲き性もあり、花後に剪定をして樹形を整えます。

【Data】
樹高:約1.5〜1.8m
日照:日向〜半日陰
耐寒温度:マイナス28℃程度

フェアリーマグノリア®シリーズ

一般的なマグノリアに比べ、コンパクトなブッシュ樹形になるフェアリーマグノリア®シリーズは、個人邸のガーデンにもオススメ。青々とした葉を枝元から密に茂らせる常緑樹で、生垣にもぴったりです。マグノリアの魅力は、なんといっても全体がボリュームのある花で覆われるような、華やかな春の姿。香りもよく、春の訪れを爽やかに告げてくれます。

‘クリーム’

花径7~10㎝ほどの、優しい印象のクリームがかった白花を咲かせます。コンパクトなブッシュ状になる樹形で、生垣のほか自然樹形でも楽しめます。

‘ブラッシュ’

美しい濃緑色の葉と、春にたくさん咲かせるライラックピンクの花が特徴。直立樹形で、樹高は3~4mと、比較的コンパクトに育ちます。

‘ホワイト’

香りのよい純白の花を咲かせる‘ホワイト’。青々とした葉がよく茂り、生垣にもぴったりです。一般的なマグノリアよりも長く楽しめる、開花期間の長さも魅力。

FAIRY MAGNOLIAS®は Anthony Tesselaar Plants Pty Ltd の登録商標です。この商品は Anthony Tesselaar Plants Pty Ltd のライセンスに基づき、生産・販売されています。

【Data】
樹高:約3〜4m
日照:日向〜半日陰
耐寒温度:マイナス15℃程度

セファランサス

他の植物では見たことがないような、ポンポンのようにまん丸でユニークな花を、株一面に次々と咲かせるセファランサス。ポップな印象で可愛らしく、アレンジメントの花材としても人気があります。花には香りもあり、晩夏につける鮮やかな赤い実も魅力です。剪定は早春が適した落葉樹です。

‘シュガー・シャック’

個性的な花の魅力はそのままに、より扱いやすくコンパクトになったセファランサスの矮性品種。光沢のある葉のグリーンも爽やか。湿り気のある土を好み、早春に剪定するとより花つきよく楽しめます。

【Data】
樹高:約0.9〜1.2m
日照:日向〜半日陰
耐寒温度:マイナス34℃程度

Credit

取材&文/3and garden

ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

写真&取材協力/日本植物パテント株式会社(JPP) http://www.jpp-co.jp/

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