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クラスペディア・グロボーサは丸く黄色い花姿が魅力! 育て方のポイントや飾り方を詳しく解説

クラスペディア・グロボーサは丸く黄色い花姿が魅力! 育て方のポイントや飾り方を詳しく解説

zzz555zzz/Shutterstock.com

クラスペディア・グロボーサは、ポンポンのような黄色いボール状の花を花茎の先端に咲かせる愛らしい姿が魅力です。この記事では、クラスぺディア・グロボーサの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、育て方のポイント、飾り方などについて、詳しくご紹介します。

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クラスペディア・グロボーサの基本情報

クラスペディア・グロボーサ
Traveller70/Shutterstock.com

植物名:クラスペディア・グロボーサ
学名:Pycnosorus globosusCraspedia globosa
英名:Billy buttons、drumsticks
和名:クラスペディア・グロボーサ
その他の名前:クラスペディア、ゴールドスティック、ドラムスティック
科名:キク科
属名:ピクノソルス属
原産地:オーストラリア
分類:宿根草(多年草)

クラスペディア・グロボーサの学名は、Pycnosorus globosus。キク科ピクノソルス属の多年草に分類されています。しかし、自生地に比べて日本の高温多湿の厳しい夏に耐えきれずに枯死することが多く、国内では一年草として流通することが多いようです。分類変更前はCraspedia globosa(クラスペディア・グロボーサ)として知られ、現在でも一般にこの名前で流通し、日本では単にクラスペディアと言ってもこのクラスペディア・グロボーサを指すことがほとんどです。原産地はオーストラリアで、ピクノソルス属には6種が確認されていますが、日本ではグロボーサ種が一般的です。

草丈は60〜90cmで、背丈の低い花と高い花との間をつなぎ、花壇の中段あたりで活躍します。大変花もちがよいのが特徴で、フラワーアレンジでも人気の高い花です。ドライフラワーにもしやすく、インテリアに飾って長く楽しめます。

クラスペディア・グロボーサの花や葉の特徴

クラスペディア・グロボーサ
Masayuki/Shutterstock.com

園芸分類:草花
開花時期:6〜8月
草丈:60〜90cm
耐寒性:強い
耐暑性:普通
花色:黄色

クラスペディア・グロボーサの開花期は、6〜8月です。花色は黄色で、花茎を長く伸ばした先端に小さな花が集まり、直径3〜4cmのボール状になります。

葉は明るいシルバーグリーンで、花のない時期はカラーリーフとしても活躍。地際から放射状に細長い葉を広げます。

クラスペディア・グロボーサの名前の由来や花言葉

クラスペディア・グロボーサ
Nahhana/Shutterstock.com

クラスペディアの名前は、旧学名のCraspediaがそのまま流通名になっています。ギリシャ語で「房飾り」という意味で、花の形が房に似ていることから名付けられました。グロボーサはラテン語で球状を意味し、こちらも花の形に由来します。また、「ゴールドスティック」「ドラムスティック」などとも呼ばれ、これも長い花茎の先に丸い花をつけるという見た目通りの名前です。

クラスペディア・グロボーサの花言葉は「永遠の幸福」「心の扉を開く」「エネルギッシュ」「個性的」などです。

クラスペディア属の植物

クラスペディア・グラウカ
小さな花を多数咲かせるクラスペディア・グラウカ。KarenHBlack/Shutterstock.com

クラスペディア・グロボーサが過去に分類されていたクラスペディア属には23種が分類されていますが、日本では流通が少なく、単にクラスペディアというとピクノソルス属のクラスペディア・グロボーサを指します。クラスペディア属とピクノソルス属の違いとして、クラスペディア属の花は、頭状花序を形成する個々の小さな花に花柄があるのに対し、ピクノソルス属は花柄がなく、直接基部につくことが挙げられます。

クラスペディア・グロボーサの栽培12カ月カレンダー

開花時期:6〜8月
植え付け:10〜11月、5月
植え替え:9月下旬〜10月中旬
肥料:3〜5月
種まき:9~10月

クラスペディア・グロボーサの栽培環境

クラスペディア・グロボーサ
zzz555zzz/Shutterstock.com

日当たり・置き場所

【日当たり/屋外】日当たり・風通しのよい場所を好みます。日当たりの悪い場所では、花つきが悪くなったり、ヒョロヒョロとしたか弱い茎葉が茂って草姿が間のびしたりするので注意しましょう。

【日当たり/屋内】一年を通じて屋外で栽培します。

【置き場所】水はけのよい土壌を好みます。もともと乾燥した気候のもとで自生してきた植物で、日本の高温多湿の環境を嫌うので、水はけのよい土壌づくりをしておくことがポイントです。地植えにしている場合は梅雨前に鉢に植え替えて、雨の当たらない涼しい場所で管理するのも一案です。

耐寒性・耐暑性

クラスペディアの生育適温は20〜25℃です。本来は多年草ですが、暑さの厳しい日本の夏を乗り越えることは難しく、枯れて当たり前、生き残ったらラッキーぐらいに捉えておくとよいでしょう。また、冬の寒さにはマイナス8〜12℃まで耐えますが、冬越しさせる場合は株元にバークチップなどをマルチングし、霜対策をしておきます。

クラスペディア・グロボーサの育て方のポイント

用土

土
bluedog studio/Shutterstock.com

【地植え】

苗を植え付ける1〜2週間前に腐葉土や堆肥などの有機質資材と緩効性肥料を投入し、よく耕してふかふかの土をつくっておきます。水はけの悪い場所では、川砂やパーライトなどを施して土壌改良し、周囲より土を盛っておくとよいでしょう。土づくりは植え付け直前ではなく、数週間前に行っておくことで、分解が進んで土が熟成し、植え付け後の根張りがよくなります。

【鉢植え】

草花の栽培用に配合された園芸用培養土を利用すると便利です。

水やり

水やり
wavebreakmedia/Shutterstock.com

水やりの際は、株が蒸れるのを防ぐために茎葉全体にかけるのではなく、株元の地面を狙って与えてください。

真夏は、気温の高い昼間に行うと、すぐに水の温度が上がって株が弱ってしまうので、朝か夕方の涼しい時間帯に行うことが大切です。

また、真冬は、気温が低くなる夕方に与えると凍結の原因になってしまうので、十分に気温が上がった真昼に与えるようにしましょう。

【地植え】

植え付け後にしっかり根づいて茎葉をぐんぐん伸ばすようになるまでは、乾いたら水やりをしましょう。根づいた後は下から水が上がってくるので、ほとんど不要です。

【鉢植え】

日頃から水やりを忘れずに管理します。ただし、クラスペディア・グロボーサは乾燥気味の環境を好み、いつもじめじめとした状態になると根腐れすることがあるので注意しましょう。土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと与えましょう。茎葉がややだらんと下がっていたら、水を欲しがっているサインです。植物が発するメッセージを逃さずに、きちんとキャッチしてあげることが、枯らさないポイントです。

施肥

肥料
Pawel Beres/Shutterstock.com

【地植え・鉢植えともに】

植え付けの際に元肥として緩効性肥料を施しておきましょう。また、3〜5月に、10日に1度を目安に液肥を与えて株の充実を図ります。

注意する病害虫

アブラムシ
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【病気】

クラスペディア・グロボーサの栽培では、病気の発生の心配はほとんどありません。

【害虫】

クラスペディア・グロボーサの栽培では、害虫の心配はほとんどありませんが、アブラムシが発生することがあります。

アブラムシは、3月頃から発生しやすくなります。2〜4mmの小さな虫で繁殖力が大変強く、茎葉にびっしりとついて吸汁し、株を弱らせるとともにウイルス病を媒介することにもなってしまいます。見た目もよくないので、発生初期に見つけ次第こすり落としたり、シャワーではじいたりして防除しましょう。虫が苦手な方は、スプレータイプの薬剤を散布して退治するか、植え付け時に土に混ぜ込んで防除するアブラムシ用の粒状薬剤を利用するのがおすすめです。

クラスペディア・グロボーサの詳しい育て方

種まき

種まき
Montana Isabella/Shutterstock.com

クラスペディア・グロボーサは、ビギナーでも種まきから育てられますよ! 種まきからスタートするメリットは、輸送などによる苗への負担がかからず、環境に馴染みやすいことです。敷地が広くてたくさんの苗が欲しい場合には、コストカットにもなりますね。

ただし、苗も春から花苗店に出回り始めるため、手軽に栽培したいなら、苗の植え付けからのスタートがおすすめです。「1〜2株あれば十分だから、苗の植え付けから始めたい」という方は、後ろの「苗の選び方」の項に進んでください。

クラスペディア・グロボーサの種まき適期は一般地で9〜10月で、発芽適温は20℃前後です。

まず、種まき用のトレイに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れ、種を播いてごく薄く覆土します。最後に浅く水を張った容器に入れて、底から水を給水します。これはジョウロなどで上から水やりすると水流によって種が流れ出してしまうことがあるからです。発芽までは雨の当たらない明るい半日陰で管理し、乾燥しないように適度に底から給水しましょう。すると、7〜10日ほどで発芽します。

発芽後は日当たりのよい場所で管理します。本葉が2〜3枚ついたら苗を取り出し、黒ポットに草花用にブレンドされた市販の培養土を入れて根を傷めないように植え付けます。育苗を続け、本葉が4〜5枚ついたら花壇や鉢などの植えたい場所に植え付けます。冬越しさせる際は、バークチップなどで株元にマルチングを施して霜よけ対策をしておきましょう。

苗の選び方

苗を購入する際は、病害虫の痕がなく、節間が短く茎ががっしりと締まって丈夫なものを選びましょう。

植え付け・植え替え

ガーデニング
AlenKadr/Shutterstock.com

クラスペディア・グロボーサの植え付け適期は、種から育てて育苗した場合は10〜11月、花苗店で苗を購入する場合は5月頃です。

【地植え】

土づくりをしておいた場所に苗よりもひと回り大きな穴を掘り、根鉢をくずさずに植え付けます。複数の苗を植え付ける場合は、30〜40cmほどの間隔を取りましょう。最後に、たっぷりと水やりします。

地植えして越年した場合、環境にあってよく育っていれば植え替えの必要はありません。

【鉢植え】

鉢の大きさは、6〜7号鉢を準備します。

用意した鉢の底穴に鉢底ネットを敷き、軽石を1〜2段分入れてから培養土を半分くらいまで入れましょう。苗を鉢に仮置きし、高さを決めたら、根鉢をくずさずに植え付けましょう。水やりの際にすぐあふれ出すことのないように、土の量は鉢縁から2〜3cmほど下の高さまでを目安にし、ウォータースペースを取るとよいでしょう。土が鉢内までしっかり行き渡るように、割りばしなどでつつきながら培養土を足していきます。最後に、鉢底からたっぷりと水が流れ出すまで、十分に水を与えましょう。

鉢植えして越年できた場合は、成長とともに根詰まりしてくるので、2〜3年に1度は植え替えることが大切です。植え替え前に水やりを控えて土が乾いた状態で行うと、作業がしやすくなります。鉢から株を取り出し、軽く根鉢をくずして新しい培養土を使って植え直しましょう。

日常のお手入れや注意点

剪定
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【花がら摘み】

クラスペディア・グロボーサは多数の花が咲くので、終わった花は花茎の元から摘み取りましょう。花もちがよいのでいつ切るべきか迷うところですが、鮮やかな黄色の花が色褪せて黒ずんできた頃がタイミングです。まめに花がらを摘んで株まわりを清潔に保つことで、病害虫発生の抑制につながりますよ! また、いつまでも花がらを残しておくと、種をつけようとして株が消耗し、老化が早まって花数が少なくなってしまうので注意。花がらをまめに摘み取ると、次世代を残そうとして次から次に花がつき、長く咲き続けてくれます。

【間引き剪定】

風通しが悪くなると蒸れて株が弱ることがあります。夏前に茎葉を間引くように切り取り、風通しをよくしておきましょう。

増やし方

ガーデニング
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クラスペディアは種まきか株分けで増やせます。

【種まき】

種まきして増やす場合は、クラスペディアの開花後に種を採取します。開花期が終わりを迎える頃に花がら摘みをやめ、熟したら種を採取して密閉容器に入れ、種まき適期まで保管しておきましょう。

種まきの方法については、前述の「種まき」の項目を参照してください。

【株分け】

クラスペディア・グロボーサは日本の過酷な気候のもとでは長生きしないタイプの多年草ですが、環境にあって長生きし、大株に育った場合は、株分けして増やすことができます。

クラスペディア・グロボーサの株分けの適期は9月下旬〜10月中旬頃です。大きく育った株を掘り上げて、地際から出ている茎を4〜5本ずつつけて根を切り分け、再び植え直しましょう。それらの株が再び大きく成長し、同じ姿の株が増えていくというわけです。

クラスペディア・グロボーサはネイティブフラワーの一つ

クラスペディア・グロボーサ
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ネイティブフラワーとは、オーストラリアや南アフリカ原産の個性的な花を総称的に指し、ワイルドフラワーとも呼ばれています。ドライフラワーにしても花姿が変わりにくいのが特徴で、クラスペディア・グロボーサやクラスペディア属の植物のほかに、プロテアやピンクッション、リューカデンドロンなどがあります。

クラスペディア・グロボーサの楽しみ方

クラスペディア・グロボーサのアレンジ
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クラスペディア・グロボーサは、花壇などで楽しむ以外に、切り花やドライフラワー、スワッグなどに利用できます。ここでは、クラスペディアの利用の仕方についてご紹介します。

切り花

クラスペディア・グロボーサは切り花としても人気が高く、フラワーアレンジによく利用されています。庭で咲いた花を採取する際は、葉をつけずに花茎の基部で切り取ればOK。水揚げの手間もなく、花もちがよく1〜2週間は楽しめます。花瓶の水は毎日取り替え、その際は湿気が苦手なので、花に水がかからないようにしましょう。また、水上がりをよくするため、水替えのたびに切り口を少しずつカットします。

ドライフラワー

クラスペディア・グロボーサの花は水分量が少なく、簡単にドライフラワーにすることができます。花茎の基部で切り取り、数本まとめて輪ゴムで留め、直射日光の当たらない風通しのよい場所に逆さにして吊るします。乾いたら好きな器に入れて飾りましょう。水の入っていない花瓶に挿しておくだけでもドライフラワーにできます。

スワッグ

スワッグとは、ドイツ語で「壁飾り」の意味で、花や葉をバランスよくアレンジして壁に飾ることをいいます。ドライフラワーのように逆さに向けて飾るのが一般的です。クラスペディアのドライフラワーにしやすい特性を活かし、ほかの植物と一緒にアレンジして麻ひもかラフィアで束ね、壁に飾って楽しむのもおすすめです。

クラスペディア・グロボーサのユニークな花姿を庭のアクセントに

クラスペディア・グロボーサ
zzz555zzz/Shutterstock.com

細長い花茎を伸ばした先端に、黄色い花をポンポンと咲かせるクラスペディア・グロボーサは、庭のアクセントとして活躍します。ぜひ庭やコンテナに取り入れて、ユニークな花姿を愛でてはいかがでしょうか。

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