バラ好きの方に、とびきりの嬉しいニュースです。切り花で人気のバラ、‘ベイビーカメレオン’と‘ストロベリーカメレオン’が鉢ものとして生産され、流通することになりました。これまで、ガーデン用のバラが切り花として出回ることは多くありましたが、その逆のパターンは珍しいケース。そのバラの魅力を紹介します。
目次
名前に「カメレオン」とつく、切り花のかわいいバラたち
同じバラでも、ガーデンで育てるバラと花店に出回る切り花のバラでは、枝ぶりが違うことをご存じですよね。本来、バラは旺盛に分岐しながら育つのに対し、切り花では、枝分かれするスプレータイプのほか、1本の茎に花が1輪だけというスタンダードタイプがあります。花の美しさをより堪能できるように、1本につくつぼみに栄養を集中させるという切り花ならではの栽培法で育てられます。そして、土に根を下ろすバラと異なり、切り花が吸収できるのは水だけ。そんな状況でも、より長く楽しめるようにと、さまざまに改良され、花店に並んでいます。

そんな切り花のバラのなかから今回紹介するのは、人気品種「ベイビーカメレオン(写真左)」と「ストロベリーカメレオン(写真右)」。2022年の新品種として種苗会社「ロゼティークジャパン」から発表された品種です。
2品種とも、スタンダードとスプレーの2タイプ。切り花で、一般的な大輪のバラ品種はスプレーに仕立てると花が中輪程度と小ぶりになるのが通常です。そんななか、カメレオンシリーズのこの2品種は、スプレータイプでも大輪のまま。素敵な容姿に加え、ボリュームたっぷりに楽しめることも大きな魅力です。

でも、かわいいバラなのに、なぜ、品種名に「カメレオン」とつくのかと不思議に思いませんか? そう、色が変わるバラなんです。‘ベイビーカメレオン’は淡いピンクからグリーンへ、‘ストロベリーカメレオン’は艶やかなピンクから、しだいに白みを帯び、同じ花とは思えないほど、やわらかな表情へと変化。切り花では、とても珍しい特徴を持ったバラたちです。やさしい色みのベイビーと、ビビッドなストロベリー。ユニークな持ち味が鉢ものでは、さらにはっきりと、長く楽しめます。
花色の変化がより細やかに楽しめる「ベイビーカメレオン」

‘ベイビーカメレオン’は花びらが厚く、鉢ものでは、一度咲かせると1カ月近く咲き続けるという特徴があります。そのため、色の変化は、より細やか。淡いピンクからクリーム、そして最後には美しいグリーンに。こんなふうに楽しめるバラは、なかなかありません。
花もちがよく、花形もとても愛らしい丸みを帯びたカップ咲きです。ティー香の微香もあり、花形・色・香りどれも楽しめる新しいバラです。
豊かな香りでトゲも少ない「ストロベリーカメレオン」

さて、もうひとつの‘ストロベリーカメレオン’とは、どんなバラでしょう。
‘ベイビーカメレオン’と同じく花形はカップ咲き。名前のとおり、愛らしいピンクの花色を持ち、つぼみが開いたときにはハッピーな気持ちになれそうです。佇まいだけでも魅力的ですが、うれしいことに香り(ティー香)も楽しめる品種です。
香りが豊かなバラというと、花の寿命が短く、日持ちの点では目をつぶらないといけないことも多くありました。ですが、この‘ストロベリーカメレオン’は、従来の思い込みを覆すほど、花を長く楽しめます。そして、トゲが少ないことも、育てるうえでは大きな魅力の一つといえそうです。
切り花と鉢ものの2大看板がタッグを組んで

切り花のバラの種苗が中心の「ロゼティークジャパン」が魅力あるこの2品種を鉢ものとして商品化させるために、タッグを組んだのは岐阜県の「セントラルローズ」です。ミニバラ鉢において、国内シェア№1の生産者。ガーデニング好きの方には、よく知られていますね。

‘ベイビーカメレオン’と‘ストロベリーカメレオン’は鉢ものになって、さらにたくさんのつぼみをつけるバラになりました。健康のバロメーターである葉も厚く、生き生きとしています。

上の写真は出荷を待つバラたちの様子。バラの旬の時期には、こんなふうに、花びらが色づいてから市場へ送り出されます。
しっかりと丁寧に育てられたバラに、リサイクルプラスチックを使用した高級感のある鉢を合わせることで、胡蝶蘭のように、ギフトとしても満足できるクオリティを完成させました。鉢のサイズは6号、7号、8号のバリエーションで、2024年12月に、本格的な流通がスタートします。
花時間マルシェで先行販売中!
本格的な販売前に、この春、少量のみ先行販売されることになりました。花のある暮らしを提唱して30年以上の歴史をもつ花の総合メディア『花時間』が運営する「花時間マルシェ」では、5月9日(木)から5月23日(木)の期間のお届けで、「ベイビーカメレオン」「ストロベリーカメレオン」の6号鉢を数量限定で販売中です。自分用にベランダやお庭で育てて楽しむほか、母の日やバラ好きの人へのギフトとして贈るのもおすすめです。
Credit
写真&文 / 花時間

花時間編集部
『花時間』は、花やグリーンから始まる、ボタニカルライフを提案しています。フラワーアレンジ、ガーデニング、クラフト、インテリア、イベント…暮らしの中に咲く花や癒やしのグリーンを、雑誌やムック本、書籍、SNSなどで発信中です。雑誌は1991年創刊。生産者や花市場との交流が深く、美しく役に立つ情報を厳選してお届け。
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