900円以下で、2つのかわいいひな祭りアレンジが完成! プチプラ花コーデVol.132

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。
目次
ひな祭りも100均で! ずっと愛用しているひな飾り
3月3日はひな祭り。
数年前にダイソーで、小さなうさぎのお内裏様とお雛様のセットを100円で買いました。私の住むコンパクトなマンションには、この小さなひな飾りのセットがぴったりで、とても重宝しています。
毎年ひな祭りが近づくとこれを出してきて、花と一緒に飾るのがこの時季の楽しみになりました。
今年もひな祭りが近づき、花とアレンジの材料を探しに100均と花屋さんに行きました。ひな祭りといえばモモの花と菜の花。また、この時季は飾りたい春の花が盛りだくさん。どんなアレンジにして何の花を使おうか…。考えるとワクワクしてきます。
今回は、ずっと使っているうさぎのお内裏様とお雛様に合わせたひな祭りアレンジを作ってみます。
進化するアレンジ用資材。意外なものも併せて購入
アレンジの材料としてダイソーで購入したのは、ペーパーストローとヘアゴム、それから吸水性スポンジです。

今回、お店でびっくりしたのは、円柱形の吸水性スポンジがあったこと。

こんな形のものまで100均にあるなんて!
長方形やカップ入りのものに続き、円柱形の吸水性スポンジがあると、フラワーアレンジの楽しみがますます広がります。今回のアレンジは、この円柱形の吸水性スポンジを生かして作ってみたいと思いました。
身近なもので代用可能。吸水性スポンジの水漏れカバー
ひな祭りのアレンジは、2つ作ります。そこで、円柱形の吸水性スポンジを2つに分けて、アレンジの器にしました。
①円柱形の吸水性スポンジは、カッターを使い、半分にカット。

②これを1つずつ吸水させていきます。

吸水方法は、容器に水を入れ、吸水性スポンジを乗せるだけ。あとはゆっくりと水を含むのを待ちます。吸水の仕方や注意点も、パッケージの裏側に記載されているので親切です。
③食品用ラップフィルムを用意。十分に水を含んだら、吸水性スポンジの上の面だけ残してカバーしていきます。

④食品用ラップフィルムは、水が漏れないように念のため二重に使い、ところどころをセロハンテープで留めます。

⑤吸水性スポンジの高さからはみ出した食品用ラップフィルムは、ハサミでカットします。

これで準備は完了。
吸水性スポンジをそのまま器として活用する場合、水が漏れないようにカバーする必要があります。家にあるものを利用するなら、食品用ラップフィルムでOK。もしセロハン紙があるなら、それを活用してもいいですね!
ストローとヘアゴムで作る、アレンジの器の装飾
上で準備した吸水性スポンジのほかに、ペーパーストローを用意します。

吸水性スポンジの横にペーパーストローを置き、吸水性スポンジより1cmほど長くなるようカットします。ペーパーストローは1本をほぼ半分にカットすることになり、ちょうど2つ分の材料が取れそうです。
次に、食品用ラップフィルムでカバーした吸水性スポンジにヘアゴムをかけます。

購入したヘアゴムの袋には、ピンク2本、水色2本が入っていました。せっかくなので2本ずつ使おうと思います。
ヘアゴムをかけたら、吸水性スポンジとヘアゴムの間に、ペーパーストローを写真のように挿していきます。

1本ずつ挿して、1周すると器が出来上がりました。
同じ要領でカットしたペーパーストローを使い、水色のヘアゴムを活用した器もできました。

この器に、花をアレンジしていきます。
ペーパーストローは1袋で2つの器を作るのにちょうどよい量でした。
ひな祭りの花を、スーパーの束売りでお得にゲット
花は、こちらにしました!

スーパーの束売りコーナーで見つけたストック。ピンクと紫色が1本ずつ入っていました。スプレータイプで、たくさん枝分かれしています。

スプレータイプは2本でもボリュームがあるので、プチプラでアレンジを楽しむときの強い味方ですね。
ストックの茎は短くカットしていきます。

吸水性スポンジに挿すので、なるべく太い茎を残すようにカットしました。葉も使えそうなので、茎を少し残してカットしておきます。
ピンクのストックは、ピンクのヘアゴムがついた器に、こんもりと丸くなるようにアレンジしていきます。

1本でちょうど全体が埋まりました。

同じように紫色のストックもカットして、今度は水色のヘアゴムのほうにアレンジしていきます。

これで2つのアレンジが完成。
ヘアゴムを活用すると、器作りとデコレーション、両方の役割をしてくれるのでとても便利でした!
ヘアゴムは100均で、さまざまなデザインや色のものが売られています。好きなデザインを選べるのがいいですね。
完成したアレンジは、うさぎのお内裏様やお雛様と一緒に飾りました。

かわいいひな祭りを迎えられそうです。
今回の材料をご紹介
- ストック2本… 498円
- ペーパーストロー…100円*ダイソー
- 吸水性スポンジ(円柱)…100円*ダイソー
- ヘアゴム…100円*セリア
合計798円(税抜)。
ほかに、ハサミ、食品用ラップフィルム、カッターを用意。
春に楽しみたい花、ストックを飾るときのコツ
冬から春の間に飾りたい花のひとつ、ストック。花屋さんはもちろん、スーパーの束売りでもよく見かけ、手に入れやすい花です。
ストックを飾る際は、茎を手で折ると水揚げがよいとされています。

両手でバキッと折ります。これを水に入れて飾っていきます。
ストックを長めに飾るときによく活用するのが、ダイソーで買った200円の円柱形の花瓶。

ストックは比較的高さがあり、重さもある花なので、しっかりと安定感のある花瓶が安心です。円柱形のガラス瓶なら倒れる心配がなく、またスプレータイプの花をまとめやすくしてくれます。
水の中に入る部分の葉は取り除くことで、水が腐りやすくなるのを防ぎます。
もし、大きめの花瓶が無いときは、短めに切って飾るのもいいですね!

枝分かれしているものを短くカットして、小さめのガラス瓶に入れていきます。
短くなったストックは、間口が狭い花瓶のほうがまとまりやすいです。

こちらは、ダイソーの食器売り場にあったガラス瓶。今回のストックにちょうどいいサイズでした。
ストックは香りのする花。アレンジの近くを通るたびに、ふわっと香ってきて癒やされます。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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