【100均グッズ活用】ミモザをとことん楽しみ尽くす♪ プチプラ花コーデVol.131

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。
目次
あますことなく楽しみたい花! 3月8日はミモザの日
春を告げる花のひとつ、ミモザ。黄色でふわふわとしたヒヨコのような花姿が寒い冬に終わりを告げ、明るさと温かさを届けてくれます。
3月8日は「ミモザの日(国際女性デー)」としてだいぶ定着し、その日は花屋さんの店頭にミモザがたくさん並ぶようになりました。
私はこの時季になると、毎年必ずミモザを飾り、その後はドライフラワーにする…そんな楽しみが定番になっています。
ミモザを花瓶に活けて飾るときは、水の中に入る部分は花や葉を落としておきます。落としたミモザを見ながら「もったいない…」と思うこともしばしば。
今日は落としたミモザの花や葉も活用して、あますことなくミモザのアレンジを楽しんでいきたいと思います。
少しでも長もちさせるために、ミモザの水揚げの方法
ふわふわのミモザを、1本500円で買いました。
ミモザは縦長に花や葉がついています。

私はだいたいこれを小さめに飾ることが多いので、枝ぶりを見て、半分か1/3にカットします。

今回の器は、ボウル。器に合わせてミモザをカットしました。水の中に入りそうな葉と花を落としてしまいます。落とした葉や花は、後で楽しむために捨てずに取っておきます。

花瓶などに水を入れて飾る際、ミモザの枝は基本的に斜めにカット。枝の太さを見て、半分や十字に切れ目を入れます。

今回は細めの枝だったので、半分に切れ目を入れました。
切れ目を入れることで、ミモザの枝が水を吸い上げやすくなります。
ミモザはエアコンなどの風があたらない、直射日光を避ける場所に飾ります。少しでもふわふわのミモザを長もちさせたいですね。
カフェ風に! さりげなく花を飾れるボウルを活用
ミモザを飾るときに私がよく使うのが、100均で売られているボウル。カフェオレボウルのような雰囲気で、ミモザととても相性がよく、毎年この時季はこのボウルにミモザを活けています。

ボウルの中には水を入れます。
あとはボウルの片方に、ミモザをまとめて入れるだけ。

ミモザは片方に寄せることで「様」になるので、いつもこんなふうに活けています。
ボウルは、ミモザに限らず、さりげなく飾りたいときの定番の器です。
【花材と材料】
- ミモザ… 500円
- ボウル…100円*ダイソー
合計600円(税抜)
ほかに、ハサミを用意。
<落としたミモザ活用1>ミモザのキャンドルアレンジ
ミモザを活けるときに、水の中に入るからと落とした花や葉を活用してアレンジを楽しんでみます。
用意した材料は、こちらです。

吸水性スポンジ、キャンドルホルダー(2個入り)、鉢受け皿(5号)、LEDキャンドルライトです。
この材料で、キャンドルアレンジを楽しみたいと思います。
作り方は、こちら。
① 鉢受け皿に吸水させたスポンジをセット。その上に、LEDキャンドルを入れたホルダーを置きます。

② ミモザを挿していきます。

吸水性スポンジに挿す花は、根元部分の花や葉を取っておきます。
③ ②と同様に、葉も根元部分の葉を取っておきます。

④ 葉のほうから、吸水性スポンジに挿していきます。

葉は吸水性スポンジをカバーするように、外側部分にランダムに挿します。
⑤ 次はミモザの花部分を挿します。
吸水性スポンジに挿すため、根元の花と葉はカットするのがポイント。また、切り口はハサミで斜めにカットしておきましょう。

ミモザは茎が細いので、折れないよう、やさしく持ちましょう。

⑥ 吸水性スポンジに花を挿していきます。

花をアレンジ全体に挿したら、完成です。

ミモザの明るい花と、暗い場所を明るく照らすキャンドルライト。相乗効果で、ポッと明るく温かみのあるアレンジが完成しました。
ミモザとキャンドルは相性がとてもよいと思います。
【花材以外の材料】
- 吸水性スポンジ…100円*ダイソー
- キャンドルホルダー…100円*ダイソー
- 鉢受け皿(5号)…100円*ダイソー
- LEDキャンドルライト…100円*ダイソー
合計400円(税抜)
ほかに、ハサミ、LEDキャンドルライト用電池を用意。
<落としたミモザ活用2>花を留めるだけのガーランド
落としたミモザの花や葉の活用法。次は、簡単にガーランドを作ってみます。

ミモザのほかに、木製クリップと麻紐を用意しました。
麻紐を壁に張ります。

そこに木製クリップでミモザを挟むだけ。

簡単でかわいく仕上がり、また残ったミモザを活用できるのが嬉しいです。ミモザは、このままドライになるので、長く楽しめるのもいいですね。
【花材以外の材料】
- 木製クリップ…100円*ダイソー
- 麻ひも…100円*ダイソー
合計200円(税抜)
アレンジなどで落としたミモザの花や葉がもったいないときには、こんなふうに飾ったり、アロマワックスバーやボタニカルキャンドルに仕上げるのも楽しみの一つです。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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