100均アイテムでサプライズ! 花のバレンタインギフト プチプラ花コーデVol.130

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラな手作りアイデアを教えていただきます。
目次
2月14日は、花を贈りあうフラワーバレンタイン
2月14日はバレンタインデー。日本では、バレンタイン=チョコレートを贈る日として定着していますね。私も毎年、チョコレートを贈ったりいただいたり、自分用に購入したりしています。
その2月14日に「フラワーバレンタイン」というキャンペーンがあることをご存じですか? 恋人や友人同士、家族などの大切な人に、愛や感謝を伝えるために花を贈りましょうというものです。キャッチコピーは「花は自由なラブレター」。1~2月は、花屋さんで、フラワーバレンタインのポスターなどが貼られていたりします。
花は見るだけで、とても明るく温かい気持ちになれます。だからこそ、花のプレゼントはとても嬉しいですし、贈る側もどんな花が好きかな? 何色がいいかな? と、相手のことを考えてわくわくします。この時季はかわいい春の花が豊富に出回り、花のもちもよいと、いいこと尽くめです。
今回は、100均を活用して、サプライズ感のあるフラワーバレンタイン用の花束を作ってみます。
驚愕! 100円で手に入ったかわいいマフラー
ダイソーでマフラーを見つけました。100均とはいえ、マフラーは100円以上するだろうと、200円かな? 300円かな? と値段を探してもタグなどがありません。なんとこのマフラー、100円だったのです。

マフラーが100円で買えるなんて、びっくりです。改めて100均の品揃えの豊富さや価格に驚きます。柄も、とてもかわいいです。
マフラーと花を組み合わせたら、サプライズたっぷりのフラワーバレンタインになりそう!

このマフラーを活用して、花束を作っていきます。ほかに、茶色のリボンを用意しました。
お買い得なラナンキュラスと、ラッピングの準備
花はこちら、ピンクのラナンキュラスです。

ダイソーでマフラーを買って、すぐ近くにあった花屋さんで見つけました。6本500円です。1本100円以下で、とってもお買い得。
迷うことなく、主役はこの花に決めました。ピンクと白が交じり合った色もかわいいです。

ラナンキュラスは、たくさんの柔らかい花びらと丸い花のフォルムが特徴。何ともいえない魅力があります。
このラナンキュラスで、花束作りの準備をしていきます。
花束作りに用意するのは、こちら。給水用のティッシュペーパーとアルミホイル、輪ゴムです。

【花束作りの準備】
①花束を作る前に、ラナンキュラスの葉は手で取っておきます。

②ラナンキュラス6本を、輪ゴムでまとめます。
ラナンキュラスは、ふんわりと開いていく花。開いた花が互いにぶつからないよう、束ねる前に花茎の長さは少しだけ変えておきました。

③マフラーを横に置いて、ラナンキュラスの丈を確認。余分な茎をカットします。

④茎の下のほうにアルミホイルを敷きます。カットしたらすぐに、茎の断面を水に濡らしたティッシュペーパーで包みます。

⑤茎をティッシュで包んだら、その上をアルミホイルでさらに包み、水が漏れないようにします。

これで花束の準備が完了。
花束を作るとき、この保水処理をしてからラッピングすると、花がしおれる心配がありません。
花の数が多い場合や暑い時期は、アルミホイルではなくビニール袋などを用意して、もう少し水を多めに入れるといいでしょう。
マフラーでラッピングその1:やさしく包み込む
1つめのラッピング方法は、こちらです。
①マフラーを畳んで長方形を作り、畳んだ角を上にして置きます。

ラナンキュラスの花束は、写真のようにマフラーの角から少し下のほうに置きます。
②マフラーを左、右の順で折って、花を包み込みます。

③真ん中より下のほうを、リボンで縛って出来上がり。

赤ちゃんをおくるみで包み込むような、やさしいイメージの花束になります。
マフラーでラッピングその2:襟つきで大人かわいく
2つめのラッピング方法は、襟つきの洋服にも似たイメージです。
①マフラーを2つに折り、さらに少し折り返して長方形の形にします。

マフラーは長いので、写真のように少し折りたたんでおきましょう。
②ラナンキュラスの花束を、マフラーで左、右の順に包んだら、花の部分だけ開いておきます。

③真ん中あたりを、リボンで結んで完成です。

どちらのラッピングも、ラナンキュラスの花が見えるようにラッピングしました。

襟つきは、大人かわいい雰囲気になりますね。
寒い季節の花束の贈り物だからと、マフラーで包んだら、花がふんわりと、よりやさしい雰囲気になりました。花束を渡したあとに、「マフラー!」と気づいてくれるかな? と思うだけで、わくわくします。
このマフラーは暖かいので、ひざ掛けとしても使えそう。
フラワーバレンタイン、そしてホワイトデーと贈り物のイベントが続くので、花も団子も楽しみたいと思います。
今回の材料をご紹介
- ラナンキュラス6本…500円
- フリースマフラー…100円*ダイソー
- リボン…100円*ダイソー
合計700円(税抜)
ほかに、ハサミ、輪ゴム、ティッシュペーパー、アルミホイルを用意。
花束を包むカバーも、100均アイテムを利用
マフラーで直接花を包むことに抵抗がある場合は、花束についていたセロハンや100均で買えるクリアポケットなどの透明の袋を活用します。

保水処理をした花束を袋の中に入れて、セロハンテープでしっかりと留めるだけです。

このあと、マフラーで包みます。

こちらは、ラナンキュラス全体を、すっぽりマフラーでくるんだタイプ。
ラッピングの方法はいろいろあるので、花束の形やその時の気分で変えてみるのもおもしろいです。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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