二十四節気で11月22日頃のことを”小雪”といいます。この季節は、冬が近づくにつれ、庭にも彩りが少なくなっていきますね。そんな冬のガーデンライフを寂しくしないために協力してくれるのが、小鳥たちなんです。今回は、バードウォッチングが楽しめる簡単な仕掛けをご紹介します。これで冬の庭を楽しく乗り切れますね。
二十四節気 小雪 11月22日頃
冬の庭に呼びたい小鳥たち
小鳥たちの好物を庭に
野山にエサが少なくなる晩秋から冬の間、ヤマガラやシジュウカラ、ジョウビタキ、ツグミ、メジロ、スズメなどの野鳥たちは住宅街へもやってきます。庭にバードフィーダー(エサ台)をしつらえておけば、間近で小鳥たちの愛らしい姿やさえずりを楽しむことができます。専用のエサも販売されていますが、パンやお米など台所にあるものの中から彼らにお裾分けできるものもあります。
とりわけミカンやリンゴなど、甘い果物は彼らの大好物。半分に切ってエサ台に置いたり、樹木の梢に刺しておけば喜んでついばみます。ただし、上記の小鳥たちと比べ、体格の大きいヒヨドリやオナガは、しばしば小鳥を追い払ってエサを独占してしまうため、何カ所かに分けて置いてあげるとよいでしょう。
小鳥にはピーナッツリース
小さな鳥たち用にオススメなのが、ピーナッツリース。まず、殻付きの落花生の両端を少しカットし、クチバシで取り出せるようにします。そして中央に小さな穴をあけ、針金に通していきます。このとき、前後の落花生の向きをずらし、互い違いに並ぶようにするのがポイント。まっすぐ針金に通しただけでは、小鳥がとまった重みで落花生がクルクル回ってしまい、一向に食べられません。適当な大きさの輪になったら針金の両端をとめ、庭の木などにかけておきます。
また、庭づくりにおいて、野鳥の来訪という視点で植物をセレクトするのも面白い方法です。例えばガマズミやカマツカなどの樹木は、春に可憐な花を咲かせた後、秋から冬に小さな赤い実を実らせます。寒さとともに甘くなる実は、野鳥たちに大人気です。最後に愛鳥家の心得を2つ。エサ台は病気を防ぐためにときどき掃除をして清潔に。給餌は自然界にエサが少なくなる冬の間だけにしましょう。ぜひ、野鳥図鑑を一冊手元に置いて、ガーデンバードウォッチングを楽しんでください。

小鳥のためのバードケーキ
牛脂に木の実や種子を混ぜ込んで固めたバードケーキも、小鳥たちのごちそうです。作るのは簡単ですが、置き方に一工夫を。バードフィーダーにそのまま置くと、カラスに丸ごと持って行かれてしまうので、容器やネットに入れて固定したほうがよいでしょう。
バードケーキの作り方
【材料】ヒマワリの種や木の実、牛脂、小麦粉、砂糖 ※ボウル、スプーン、カップなどの容器
- ボウルに牛脂を入れて、少し温めてゆるめます。
- 小麦粉と砂糖を少しずつ入れて練り上げ、種子や実を入れて混ぜます。
- カップなどの容器に移し、冷やし固めたら完成。

庭を訪れる野鳥たち

白いほっぺと黒いネクタイが特徴のシジュウカラ。ほぼ全国で見られ、市街地でもなじみ深い小鳥です。

ツグミよりも一回り大きく、地面をはねるようにしてエサを探す姿が愛らしい冬鳥。

全体的に灰色がかった色彩のヒヨドリは、花の蜜や果実が大好物で、庭によく遊びにくる野鳥の代表です。

白黒の大きめの頭にオレンジ色のお腹、灰色の羽根と、はっきりした色合いが可愛い。
Credit
文 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
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