プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
ちょっと奮発! ダイソーで500円のランタンを購入
今回は、100均で見つけたランタンを使って、ハンドメイドを楽しみます。
いまや、100均もキャンプグッズを扱っています。ダイソーの大型店舗では、キャンプ用品コーナーがあるところもあります。
100均で買えるキャンプグッズには、どんなものがあるのか…興味津々でした。見つけたのは、500円と値札がついたランタン。作りがしっかりしているので、この値段も納得です。キャンプ用品としてはもちろん、防災グッズとしても常備しておこうと購入しました。
いつでも使えるように、電池を入れておきます。

このランタンは、いつも目に留まる場所に置くので、かわいく装飾をしてみることにしました。ランタンをデコレーションします。
小分けが嬉しい、クリスマスにも大活躍の木の実
ランタンを手に取ったら、次はランタンを装飾するアイテムを探しました。

木の実に、フェイクのぶどう、ドングリ、それからドライのチーゼル(白)と茶色のリボンを購入。秋という季節柄、木の実のランタンにしたら、ほっこりとした気分になりそう。
ドングリは6個入っていました。3色がそれぞれ2個ずつ入っていて、かわいいアクセントになりそう。

ドングリの先端には針金がついていて、使い勝手抜群。リース作りなどにも使えます。
木の実(デコレーションドライパーツ)のセットには、2種類のドライの木の実が入っていました。

さまざまな木の実が100円で手に入るのは嬉しいですね。秋はもちろん、クリスマスのアイテム作りにも大活躍してくれます。
材料の準備は、特徴を見て手順を考える大切な時間
デコレーションする前に、材料を準備しておきます。
茎の長い木の実は、茎をカットしました。

フェイクのぶどうは、2房入っていました。

これを、ハサミでカットして小分けにします。1粒のものや2、3粒、もう少し粒をまとめて…。葉も使えそうなので、こちらもカットしました。
台紙についていた緑色の針金は、台紙からはずして、ぶどうの枝につけておきます。

ぶどうは少し重さがあるので、この緑色の針金を活用することにしました。
フラワーアレンジやクラフトをする前、私はこんなふうに材料の準備をしながら、形や大きさ、特徴を観察しています。
大きめのパーツは最初に使い、空間を埋める役割にしよう! とか、小さめのパーツは仕上げに使い、アクセントにしよう…など、出来上がりを想像します。また、このとき材料を見ながら、手を動かす順番も考えます。
作品作りにとっては、大切で、わくわくするひとときです。
木の実の土台に、リボンが大活躍。リメイクも可能
ランタンにつける木の実は、リボンを活用することにしました。リボンをはずせば、アレンジしたものがはずせる仕掛けにして、季節や気分でリメイクを楽しみます。
リボンは少し幅が広めのものを選びました。色は茶色です。

①リボンはランタンの上と下、それぞれ1周させて、だいたいの長さでカットします。

②上のほうは、リボンが結べるよう、少しだけ長めにしておきます。

③これで、上下に巻く2本のリボンが用意できました。

④リボンの幅を半分の細さにします。

細めの両面テープをリボンの端に貼り、まんなかで折り重ねます。
⑤幅を細くしたリボンをランタンの下に巻きつけて、両面テープで留めます。

⑥上の部分は長くして、こちらは結んでおきました。

⑦短くカットしたリボンを用意。こちらは、リボンの幅をこのままにしておきます。

実をアレンジするときは、この短いリボンを活用します。
⑧短いリボンを、ランタンの上に巻いた細いリボンの結び目にグルーでつけます。

⑨下は、向かって左側のリボンの上に、短いリボンをグルーでつけます。

これで準備が終了。⑧⑨でつけた短いリボン部分に、木の実をアレンジしていきます。
木の実のランタンが完成! ポイントをチェック
準備した材料を、ランタンにアレンジしていきます。

グルーガンを使い、➈の短いリボンにグルーで木の実を固定していきます。

ランタンは寝かせたり起こしたりしながら作業。木の実は、グルーをつけて短いリボンに接着したら、落ちないように20~30秒間、指で押さえます。
緑色の針金をつけた少し大きめのぶどうは、針金部分をランタンの取っ手に巻きつけます。針金の先端はねじっておきました。

こうすると、落ちる心配がなく安心です。
あとは用意した木の実を、どんどん短いリボン部分にグルーで固定していきます。

実をつける場所は、写真のように上下で場所を変えておきました。
上と下、色合いやボリュームなどをときどき確認しながらバランスを見て、グルーで固定します。

ドングリは、どの部分を見せたらかわいいかな?と、いろいろな向きを試して、いいところで固定です。
実と実の間にも、どんどん飾りを重ねるように足していきます。
このとき、ランタンの明るさを調整するボタンの周りには装飾をしないよう、気をつけます。

最後に、ぶどうの小さな緑色の葉をアクセントに添えました。
完成です!
白と黒のランタンに、茶色のリボンや木の実をプラスすることで、カジュアルでかわいい雰囲気に仕上がりました。

ランタンは置くだけで、インテリアのひとつになりますね! 停電などがあっても、このランタンで気持ちがなごみそう。
今回の材料をご紹介
- 調光機能付きランタン…500円*ダイソー
- サテンリボン…100円*ダイソー
- イミテーションフルーツ(グレープ)…100円*ダイソー
- ドングリ・・100円*ダイソー
- 木の実…100円*ダイソー
- チーゼル…100円*ダイソー
- 単三電池…100円*ダイソー
合計1,100円(税抜)
ほかに、ハサミ、両面テープ、グルーとグルーガンを用意。
明るさ調整ができるランタンは、読書時間にも大活躍
早速、作ったランタンに灯りを点してみました。

調光機能付きなので、手前の黒いボタンを回すと明るさの調整ができます。しばらくライトを点けていても熱くならないので、木の実のアレンジも大丈夫そうです。
ただ置くだけでもインテリアの一部になり、夕方、読書などで手元を明るくしたいときにも活躍してくれそう。実用性も満点です。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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