ワイヤーカゴ活用で、ハロウィンの蜘蛛の巣リース作り プチプラ花コーデVol.122

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
色づき実る秋。今年のハロウィンは何を作る?
10月に入って、すっかり秋らしくなりました。
今年もハロウィンがやってきます。
ハロウィンといえば…。カボチャや蜘蛛の巣、魔女のアイテム。ちょうど収穫の季節と重なるので、色づいてきた葉や実ものなどを使って、さまざまなフラワーアレンジができそう。楽しみが広がります。
毎年この時季は、100均もハロウィングッズがたくさん展開されます。今年はどんなアイテムがあるのか、見に行くのも楽しいですね。
我が家では、玄関にウエルカムリースを掛けています。今回は、玄関に飾るハロウィンまで楽しめるリースを作ってみたいと思います。
100均で手に入る、ハロウィンリースの材料
今回、100均で購入したリース作りの材料はこちらです。

ワイヤーカゴ(八角)に、いろいろなドライの木の実が入ったミックスパーツ、テーブル・イス脚カバー、造花のグリーン類、3色入ったフェルトです。
造花のグリーン類は、写真左からパンパスグラス、パセリ、パインコーンベリースプレー(2本)、クシュリア(ミニリーフバンチ)と、名前がつけられていました。

オレンジ色の実のパインコーンベリースプレーは、秋らしくて、小さな松ぼっくりと実がついています。こんな色の実を使いたいと思っていたので、理想のものが100均で売られていて嬉しくなりました。
テーブル・イス脚カバーは、インテリアコーナーにありました。キノコ柄がかわいい。笠の部分の水玉模様がポイントになりそう。

3枚入ったフェルトは、まさにハロウィンカラー。これでカボチャのアイテムを作りたいと思っての購入です。
ワイヤーカゴ(八角)は、アイアン雑貨。蜘蛛の巣に見立てて使えそうで、目に留まりました。

木の実が入ったミックスパーツはナチュラルな素材で、松ぼっくりをはじめ、さまざまな木の実が入っています。ひとりで何かを作るときは、いろいろな種類のアイテムが少しずつ入っていると使いやすくていいですね。
カボチャにドングリ…。オーナメントの準備
まずは、それぞれの材料の準備です。リース作りは準備もワクワク。
早速、フェルトを活用していきます。
厚めの白い紙に、ペンでカボチャのシルエットを描きました。これをハサミでカットして、カボチャの型紙を作ります。

手描きの型紙は少し歪んでもご愛嬌です。
作った型紙を使い、ペンでフェルトにカボチャの形を写しました。これをハサミで切り抜きます。

一緒に入っていた緑色のフェルトでは、ヘタの部分を作ります。切り抜いたカボチャに、このヘタをグルーでつけました。

これで、小さなカボチャのフェルトのオーナメントが出来上がり。
次に、テーブル・イス脚カバーを用意します。

こちらは、先端のほうをくるくると折りたたみます。

折りたたんだら、水玉部分の中に入れてグルーで固定。ドングリのようなアイテムが完成です。

造花は、それぞれ枝からはずしておきます。

造花の一部は手で抜けるものもあります。手で抜けないものは、ハサミを使ってカットします。

これで、準備が終了。
手作りのよさは、出来上がりを想像しながら行う、準備の時間。楽しいひとときです。
ワイヤーベースに花材をつけるときのポイント
次にワイヤーカゴを裏返し、カットした造花を何もつけずに置いていきます。これは最初に、バランスを見るためです。

花材を置いてみることで、今回購入した造花は、このワイヤーカゴの外側半分くらいまで埋められそうということが分かりました。
リースなどをアレンジするときは、実際に固定する前に、まずは花材を置いてみて、バランスや用意した量を確認してから作業を始めるのがおすすめです。
次に、残っている緑色のフェルトを、適当な大きさにカットします。

これは、ワイヤーカゴの縁につけるものです。

グルーを使い、フェルトでバスケットの縁を挟むようにくるんでいきます。

フェルトをつけた場所には、造花をアレンジします。
ワイヤーカゴの縁は細いため、フェルトをつけることで、このあとのアレンジが簡単にできるようになります。
ここが、今回のアレンジの最大のポイントです。
完成! 今年のハロウィンは蜘蛛の巣リースで
ワイヤーカゴにつけたフェルトの上に、パンパスグラスを等間隔に固定します。

パンパスグラスの根元にしっかりとグルーをつけ、穂先が時計回りになるように接着します。
そこに残りの造花も同じく時計回りになるよう、グルーガンを使って固定しながらアレンジします。

時々、葉先を少し内側に向けたり、外側に向けたり…と動きを出しました。
葉はすべてを使い切らず、仕上げ用のものを少し取っておきます。
ドングリのようにまとめたテーブル・イス脚カバーは、4つをバランスよくグルーで接着。

実ものなども、好きな場所にグルーでつけていきます。

グルーで固定する前に、一度ベースに置いてみると失敗が少なくて済みます。置いてはバランスを確認し、そして固定する、というのを繰り返しました。
フェルトで作ったカボチャも、つけていきます。

黄色とオレンジ色が、交互にくるようにアレンジしていきます。
パインコーンベリー(小さな実がついたもの)の造花も用意しました。

パインコーンベリーは2本あったので、1本は小さくカットして使い、もう1本はカットせずに長いままワイヤーカゴの縁に絡ませるようにしました。

パインコーンベリーは中に針金が入っているので、グルーで固定しなくても大丈夫でした。
これで、ハロウィンの蜘蛛の巣リースの完成です。

黒のワイヤーカゴを活用したおかげで、蜘蛛の巣リースが簡単にできました。テーブル・イス脚カバーの水玉模様が、よいアクセントになっています。
ハロウィンまで、このリースが、我が家の玄関に彩りを添えてくれます。
今回の材料をご紹介
- ワイヤーカゴ…100円*ダイソー
- パンパスグラス(造花)…100円*ダイソー
- パセリ(造花)…100円*ダイソー
- クシュリア(ミニリーフバンチ、造花)…100円*セリア
- パインコーンベリースプレー(造花)…100円×2本*セリア
- テーブル・イス脚カバー・・・100円*セリア
- フェルト・・・100円*セリア
- ミックスパーツ100円*ダイソー
合計900円(税抜)
ほかに、ハサミ、グルーとグルーガン、紙、ボールペンを用意。
リースをよりおしゃれに見せる英字のタグ
黒い紙があったので、修正ペンで文字を書き、タグを作ってみました。

書いた文字は「Happy Halloween」。これを、グルーでリースの真ん中につけてみます。

タグをつけると、アレンジがさらにおしゃれに見えますね!
手書きで簡単にできるので、作ってよかったです。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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