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ヒルナンデスで話題!福島県会津のお漬物「いも床」でお手軽絶品レシピ

ヒルナンデスで話題!福島県会津のお漬物「いも床」でお手軽絶品レシピ

ヒルナンデスで話題の会津の郷土料理「いも床」を使ったレシピをご紹介します。前日に漬けておくだけで素材の旨みがぐっと引き立ち、冷たい料理はカットするだけ、温かい料理も仕上げに焼くだけ、煮るだけで、特別な味わいになります。パーティーや来客時にも「料理で席を外しっぱなし」なんてことにはなりません。もてなす側もお客さまと楽しいひとときが過ごせますよ。

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いも床を使ったおつまみ4種盛り

塗って焼くだけと漬けて切るだけ。急なお客様にも、さっとおつまみに出すと喜ばれます。いも床のつくり方は『ヒルナンデスで話題のID!福島県会津の郷土料理、ジャガイモで漬ける「いも床」』をご参照ください。

【材料】
A(漬ける)/ゆで玉子(3個) モッツァレラチーズ(90~100g)
B(塗る)/刺身用サーモン(130gくらい) アボカド1個

【用意するもの】保存袋

【準備すること】卵を茹でておく。アボカドは切ってレモン汁を塗っておく(黒ずみ防止)。

【つくり方】

A(漬ける)
1.材料それぞれを保存袋に入れ、いも床小さじ1ずつ入れて混ぜておく。

2.1~2日冷蔵庫に置いたら完成。

B(塗る)
材料それぞれを耐熱皿に入れ、いも床小さじ1ずつ薄く塗り、オーブントースターで5分程焼いて完成。

*チーズはプロセスチーズやクリームチーズなどを使っても。いろいろな食感を楽しめます。
*おにぎりにいも床を薄く塗ってオーブントースターで焼いても美味しいです。

いも床のスライス野菜漬け

薄くスライスすることで早く漬かり、見た目も花びらのようにキレイです。今回は「イモ床漬けの手まり寿司」と「いも床漬けのアジア鍋」に使います。

【用意するもの】保存袋

【つくり方】

  1. 白菜1/6カット(約800g)に大さじ2程度のいも床を1枚ずつまぶす。
  2. スライスした大根1/2本(約500g)に大さじ1程度のいも床をまぶす。
  3. スライスしたニンジン1本(約150g)に小さじ1程度のいも床をまぶす。
  4. それぞれ保存袋に入れて空気を抜き、しっかりと口を閉じてから、いも床が全体になじむように揉む。1~2日漬けたら完成。

*白菜は青く薄い部分を手まり寿司に、それ以外は鍋に使用します。

いも床漬けの手まり寿司

母が大好きな白菜のご飯巻きをおしゃれにアレンジ。白菜の先や薄くスライスした野菜をいも床に漬けておけば、優しい色合いのお寿司ができます。つまみやすいので、持ち寄りやお弁当にもぴったりです。組み合わせを工夫して、いろんな味や食感を楽しんでみてください。

【材料】ご飯(2合分)、寿司酢(酢40㎖、砂糖大さじ2、塩小さじ2をよく混ぜる)、いも床のスライス野菜漬け(上レシピ参照)

【用意するもの】ラップ

【準備すること】スライス野菜漬けをそれぞれ食べやすい大きさに切っておく

【つくり方】

  1. ご飯に寿司酢をまぶし、切るように混ぜあわせる。
  2. 手のひらサイズのラップの上に、スライス野菜漬けを広げて置き、その上に酢飯をのせ、ラップの口をキュッとしぼって完成。

*スモークサーモンや鯛の薄切りを重ねても美味しいです。
*スライス野菜漬けを刻んで酢飯に混ぜると、色合いも素敵です。いなり寿司の酢飯に混ぜると食感もプラスされるのでオススメです。

手羽先と野菜のオーブン焼き

いも床に漬けておくだけで、驚くほどの旨みと柔らかさ、オーブンに入れっぱなしで感動の美味しさです。我が家は冷蔵庫の食品整理によくオーブン焼きをします。

【材料】手羽先500g(約8本) サトイモ、レンコンなどお好みの根菜類 ブロッコリーなどお好みの野菜類

【用意するもの】保存袋

【準備すること】根菜を下茹でしておく。

【つくり方】

  1. 手羽先、根菜類、野菜類をそれぞれ保存袋に入れ、いも床小さじ1ずつ入れて袋の上からよく揉み、冷蔵庫で保存(1~2日くらい)。
  2. 耐熱皿に1を並べ、オーブン予熱なし250度で20分ほど焼く(フライパンでじっくり焼いてもOK)。
  3. お好みで彩りにミニトマトやオリーブなどを散らす。
同様にいも床に漬けて焼いた「いも床ローストポーク」も美味。

いも床漬けのアジア鍋

私の祖父は会津に引っ越す前、20年ほど台湾に住んでいたことがあります。祖父が長年過ごした台湾に一度行ってみたいと、昨年父と母が台湾旅行に出かけました。そのお土産に紹興酒や赤唐辛子を使った調味料などをもらいました。せっかくなので紹興酒に合うような台湾料理を探したところ見つけたのが、白菜の古漬けを使った台湾の人気鍋「酸菜白肉鍋」です。古漬けは用意できなかったので、代わりにスライス野菜漬けを使って彩り豊かな漬物鍋を考えました。いろいろなタレを用意して自分好みにアレンジしたり、仕上げに薬味をたくさんのせると、本場台湾鍋の雰囲気が楽しめます。ひと味違った味で鍋パーティーを楽しんでみませんか。

【材料】3~4人前

<鍋の具> 豚バラ肉(約300g) アサリ(約150g) ニラ1束 スライス野菜漬け(上レシピ参照) しいたけなど好みのきのこ類 長ネギ1本 パクチー(好みで)
<たれ2種>
白ゴマダレ/白ゴマペースト大さじ3 酢大さじ3 醤油大さじ3(3:3:1の割合)
ニラ醤油ダレ/ニラみじん切り(約2本分) 酢大さじ3 醤油大さじ3 いも床少々

【準備すること】アサリを塩抜きしておく。たれをつくっておく。

【つくり方】

  1. 材料を食べやすい大きさに切り、アサリ、ニラ以外を鍋に入れる。入れ方は自由ですが、スライス野菜漬けを肉と交互に重ねると見た目に美しく、また食べたときに旨みを強く感じるのでオススメです。
  2. 点火し、グツグツと沸騰してきたら、アサリ、ニラを入れる。
  3. アサリの殻が開いたら完成。仕上げに好みでパクチー、白髪ネギなどをのせる。

*ぽん酢、お好きなタレでも美味しくいただけます。

Credit

制作&レシピ/本間のぞみ
会津郷土料理研究家。福島県会津若松市生まれ。デザイン事務所のアシスタントを経てガーデニング雑誌編集部に入社。庭のある暮らしや食に関する記事をつくる中で、さまざまな食のプロに出会い魅了され、和菓子店、ベーグル店、ビストロなどで経験を積む。現在2人の子どもを育てながら、地元の母がつくった会津野菜や食品を使ったレシピの提供、また不定期でoisixのグループ会社ふらりーとの社食弁当も提供中。

Photo/3and garden

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