話題沸騰! セリアのウィリアム・モリスと楽しむ花雑貨♪ プチプラ花コーデVol.117

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
かわいすぎです! ウィリアム・モリスの雑貨たち
100円均一ショップのセリアでいつも楽しみにしているのが、ウィリアム・モリスの商品を探すこと。
セリアのウィリアム・モリスシリーズはSNSで話題になっていて、とても人気です♪ ウィリアム・モリス柄の雑貨が100円で手に入るなんて…嬉しいですね。新しい商品がどんどん発売されるので、私はセリアに行くたびに必ずチェックしています。
写真の中央は最近購入した、ウィリアム・モリスのデザインシートです。右下は1年以上前に買ったデザインシートです。

心くすぐる花柄模様に複雑な色彩。どの柄も色合いも私の好みです。ウィリアム・モリスシリーズではほかに、紙コップや紙皿、カフェカーテンに缶などを購入しました。
今日は、このデザインシートと花を楽しみたいと思います。
切り花に染め花ブーム到来?! 重宝するのは青い花
花は青と緑色に染められたカスミソウです。2本で398円。スーパーで購入しました。セリアのデザインシートを使おうと思ったタイミングで、スーパーの束売りで見つけたこの花は、ウィリアム・モリスの柄とも合いそうです。

最近、花店やスーパーの切り花コーナーでは、染めた花をよく目にします。花はカスミソウをはじめ、ガーベラやバラ、キク、カーネーションなど。色は、青を多く見かけます。
自然界には少ない、クリアな青の染め花が出回るようになって、花を楽しむ側としては、デザインの幅が広がりました。また、青は、他の色の花と合わせたときにアクセントになるので、とても重宝しています。
特に白が主流だったカスミソウは、青をはじめ、黄色やピンク、紫などに染められたものが登場し、使い勝手がさらによくなりました。単色のほか、レインボーカラーまであることで、楽しみはさらに広がっています。

カスミソウは色を染めていても、ドライフラワーにしたときにあまり色褪せずに長もちするのも魅力です。
100均の活用で、いま、フラワーアレンジが楽しい
今回買ったデザインシートはシール状になっていて、マスキングテープのような薄い素材でした。

このシートを透明なフレームにアレンジしたらおもしろそう!と思い、近所のダイソーへフレームを探しに行くと…。理想的なフォトフレームを発見!
見つけたフォトフレームは、2枚重ねで使用するタイプです。スタンドにしたときに使う棒なども入っていました。

パッケージ写真にあるような使い方ができます。

私はカスミソウが2色だったので、2つフレームを作りたいと思っていました。この商品は、100円で2枚のプレートが入っています。重ねずに1枚ずつ使ってみることにしました。
ほかに、リボンと地巻きワイヤー(針金)を用意します。

地巻きワイヤーとは、針金にクラフトテープが巻かれているものです。生花はもちろん、最近はドライフラワーやプリザーブドフラワー、造花のアレンジに使用することが多いです。100均にもこういう材料が売られていて、身近にさまざまなアレンジが楽しめるようになりました。
デザインは無限大♪ 愛着が湧くオリジナル作品
透明のフレームに、アレンジをしていきます。
①透明のフレームは1枚ずつワイヤーで取っ手を作り、壁などに掛けられるようにしました。

フレームの上部分の両サイドに穴があいていたのを活用します。
②このフレームに、デザインシートをカットして貼っていきます。

私はフレーム2枚に、こんな感じで貼ってみました。

左の1枚は長方形にカットし、まん中も長方形にくり抜きます。もう1枚は長方形にカットして片方に寄せて貼りました。
ここにカスミソウをアレンジします。
③まずは、緑色のカスミソウを適当にカット。

カットしたカスミソウは束ねて小さなブーケを作り、まとめたところにリボンを巻きます。
④作ったブーケを、グルーで透明フレームに固定します。

ミニブーケのフレームが出来上がりました。
⑤もうひとつのフレームには、青いカスミソウを短くカットします。
こちらは貼ったデザインシートの横に、グルーでひとつずつ固定しました。

グルーはカスミソウの根元のあたりにつけています。
⑥根元部分にはグルーがついているので、グルーの部分をリボンでカバー。

これで、2つのフレームが完成です。

いまの季節にぴったりの、涼しげなフレームアレンジができました。
2つの作品には同じリボンを使って、リンクさせてみました。

透明なフレームなので飾る場所を選ばず、インテリアになじみやすいのがおすすめです。
透明なフレームとセリアのデザインシートの組み合わせは、無限大に楽しめそう。好きな形にカットしたシートをフレームに貼って、フレームの好きな場所に花をアレンジすれば自分だけのオリジナルの作品ができますね! 自分だけのデザインって、とても愛着が湧くもの。見るたびにかわいくて元気が出ます。
シートの種類はいろいろあるので、その時々の花と合わせやすいところも使いやすい点です。
今回の材料をご紹介
- デザインシート…100円*セリア
- フォトフレーム…100円*ダイソー
- 地巻きワイヤー…100円*ダイソー
- リボン…100円*ダイソー
- カスミソウ…398円
合計798円(税抜)
ほかに、ハサミ、グルーガン、カッター、カッター台を用意。
おしゃれに楽しめる100均の金魚鉢で花アレンジ
デザインシートは、ほかにこんな感じでも楽しんでみました。
用意したのは、ダイソーで売られていた金魚鉢です。

この金魚鉢は、2つの側面が平らでした。デザインシートを活用するのに最適です。
金魚鉢にデザインシートを貼っていきます。

両面テープを用意して金魚鉢の数カ所に貼り、その上にデザインシートを貼ります。

デザインシートは金魚鉢の形に合わせてカット。あとは中に水を入れて、花を飾るだけ♪
花は斜めに飾って、金魚鉢に貼ったウィリアム・モリスの柄が分かるようにしました。茎の様子も分かるので、柄と茎、両方を楽しむことができます。

柄の向こうに水が見えて、ちょっと幻想的でおもしろいですね。
口元をリボンでおめかししたら、金魚鉢ということを忘れてしまいそうになりました。

ウィリアム・モリスの花柄は、ひとつのデザインの中にさまざまな色が使われているので、花と合わせやすいところもおすすめです。花と合わせるときは、デザインの中にある色と同じような色の花を選ぶようにしましょう。そうすることで、アレンジにまとまりが生まれます。
Credit
写真&文 / 川守由利子 - 『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。 -

かわもり・ゆりこ/花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
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