植物の力を閉じ込めたコスメを、長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんがご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。今回は、肌の汚れはきちんと落としながら、潤いはしっかりと守ってくれる洗顔料をピックアップ。どれも植物由来成分がたっぷりと配合されていて、洗いながらも与えるケアで美肌に導いてくれます。
目次
とろとろの美容液で洗う心地よさ Shin;Kuu(シンクー)「セラムウォッシュ」
糸井重里氏が代表を務める「ほぼ日」が、人気ヘアメーキャップアーティストの岡田いずみ氏と作る、肌とメイクと道具のトータルビューティーブランド「Shin;Kuu」。
精油の香りや手のぬくもりなどで、五感を心地よく満たし、肌も心もごきげんになれるスキンケアアイテム。そして、その人の持つ血色感や本来の魅力を引き出し、高めていくような血色メイクなど、真っ先に自分が嬉しくなるアイテムや道具が揃います。
そんなShin;Kuuが作った洗顔料は、本来の潤いは奪いすぎず、“汚れたぶんだけ”を取り去って、健やかな肌を育んでくれる洗顔料。
起きたばかりの肌と、一日頑張った肌では、汚れの種類も違うという理由から、そのときどきの肌の状態に寄り添えるよう、テクスチャーの違う2種類がラインナップしています。
ひとつは、きめの細かいふわふわの泡が出てくるポンプ式泡洗顔料『hello wash』(150ml 税込み3,520円)。
そしてもうひとつが、美容液のようなとろみのあるテクスチャーで洗う洗顔料『serum wash』です。
洗浄成分である界面活性剤を配合していないため、肌への刺激や負担が少ないのが特徴。植物由来成分のとろみで汚れを落とし、潤いを与えながら肌を清浄にしてくれる、まったく新しい発想の洗顔料です。
そのため、メイクや大気汚染物質が付着していない朝の肌や、肌がゆらいで敏感になっているとき、乾燥が気になるときに使うのがおすすめ。
配合されているのは、カニナバラ果実エキス、トウキンセンカ花エキス、ホホバ種子油、アロエベラ葉エキス、加水分解ハトムギ種子、コメヌカエキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキスなど、肌を濃密に保湿し、健やかに導くたくさんの植物由来エキス。テクスチャーのみならず、成分もまるで美容液みたいな贅沢さです。
使う前は「泡で洗わないとすっきりしないんじゃ」と若干不安でしたが、みずみずしい美容液が肌の上でとろけていくような心地よさは、一度使ったらやみつきに。そしてなんといってもおすすめなのが、泡立てる手間もなければ、泡のように洗い残しが気になることもないところ。忙しい朝には、とてつもなくラクでありがたいんです。
心がふわっと軽くなるような、ゼラニウム精油の華やかな香りもまた、一日を清々しくスタートさせてくれますよ。
【商品概要】
Shin;Kuu『セラムウォッシュ』
120ml 価格:3,520円(税込)
(問)ほぼ日ストア「Shin;Kuu」 03-5422-3802
公式サイト https://www.1101.com/store/shinkuu/
酵素洗顔の代名詞・パパウォッシュが進化! 不要な角質と乾燥を同時にケアしてもっちり肌に イー・エス・エス「パパウォッシュ フリー」
毛穴の黒ずみや角栓などをごっそり取り去ってくれるような気持ちよさで人気の酵素洗顔料。その代名詞ともいうべき存在といえば、『パパウォッシュ』ですよね。
『パパウォッシュ』のためだけに栽培されたパパイヤから作られるパパイン酵素は、洗顔後の洗い上がりや効果実感も計算して作られており、その唯一無二の洗い上がりがお気に入りというファンも多いそう。だからこそ1985年の誕生以来、38年間もロングセラーを続けているのです。
そんな『パパウォッシュ』が、この夏、長年にわたる酵素研究と植物サイエンスの知見を活かして進化! 年齢とともにターンオーバーが滞り、ゴワついたり、くすみが気になる大人肌の悩みに寄り添う『パパウォッシュ フリー』が誕生。
進化のポイントは2つ。角質ケアのパワーアップと、高い潤い感です。
6種の植物由来洗浄成分を組み合わせることで、これまでよりもさらに古い角質をしっかり取り除いてくれるので、透明感がマシマシに。
また、酵素洗顔料には皮脂を取り除くリパーゼが配合されているものもありますが、皮脂の分泌量が減り、乾燥しやすい大人肌にはリパーゼは不要と判断。タンパク質分解酵素のパパインのみを配合しているので、しっかり潤いを守ってくれます。
酵素洗顔のイメージを覆すもっちり感!
酵素洗顔は、角栓や毛穴汚れがさっぱり落ちる気持ちよさがある一方、洗ったあとに“肌がつっぱる”“乾燥する”といったイメージも。これが理由で、酵素洗顔料は使ってないという人も多いかもしれません。
そんなイメージを、いい意味で思いっきり裏切ってくれるのが、この新しく誕生した『パパウォッシュ フリー』なんです。
ポツポツが気になっていた鼻も、ザラザラだったアゴも、つるっつるになるのに、すすいだ後の肌は、手のひらに吸い付くようにもっちり。古い角質をオフしたおかげで、洗顔後の化粧水も、グイグイ浸透し、いつも使っている化粧水が、超高級化粧水に変わったかのような保湿感です。
大人になると、毛穴やくすみでどんどん肌の透明感が失われていくもの。使い続けるうちに清らかな肌へと格上げしてくれる『パパウォッシュ フリー』は、40代以降にこそ使ってほしいアイテムです。
【商品概要】
イー・エス・エス『パパウォッシュ フリー』
60g 価格:2,600円(税込)
(問)イー・エス・エス 0120-8818-25
公式サイト https://www.papawash.com/
驚くほどうるおって小じわまでケア! 美容液で洗う朝専用洗顔料 マナラ「モイストウォッシュゲル さっぱり」
「マナラ」といえば91.3%が美容液成分でできている『ホットクレンジングゲル』が有名ですが、それに次ぐ人気アイテムなのが、美容液成分98.8%配合という贅沢な処方の“洗わない”朝用洗顔料『モイストウォッシュゲル』。今回、この朝用洗顔料がさらにパワーアップしました。
どんなふうにパワーアップしたかを説明する前に、まず“洗わない”のに洗顔料!? しかも朝専用? と、たくさんの「?」が目白押しですよね。そうなんです、この洗顔料、じつは使い方がとってもユニーク。
ほぼ美容液成分でできているとろとろのゲルをコットンになじませて拭き取るか、もしくは顔に直接なじませて洗い流すという2通りの方法を、肌の状態や使用感の好み、その日の気分で使い分けできるというもの。
また、“朝専用”という理由が、正直、朝の顔はまったく汚れていないから。前の晩にメイクも皮脂汚れも落とし、スキンケアまで済ませた汚れのない顔を洗浄力の強い泡で洗顔をすると、うるおいを守っている皮脂を落としすぎ、乾燥を招いてしまうのです。
かといって、ぬるま湯や水だけで顔を洗うのは、古い角質が残ってしまいNG。ターンオーバーが乱れ、肌がゴワつき、くすみ、スキンケアの浸透まで悪くなって、結果的にこちらも乾燥を助長することになってしまいます。泡洗顔にしろ、お湯洗顔にしろ、どっちもデメリットがあるんです。オーマイガー!
この悲しい現実を救うのが、 “洗浄成分ゼロ&98%以上が美容液成分”という、全く新しい処方を採用した『モイストウォッシュゲル』なのです。考えた人(マナラの佐々木美絵さん)、天才か。
カプセル化したパパイン酵素が、古い角質や毛穴の汚れをすっきり落としながら、5種類のヒアルロン酸、3Dコラーゲンなどの高保湿成分のおかげで、洗顔後は美容液を塗ったあとのようにぷるんぷるんに。
さらに今回のリニューアルで、今話題の有用成分・ナイアシンアミドも配合。乾燥による小ジワを目立たなくしてくれます。洗顔のついでにエイジングケアだなんて、もうこれ、洗顔料じゃなくて美容液って呼んでもよくないですか!?
拭き取りでも洗い流しでもOKで時短が叶う
さらにもうひとつのリニューアルポイントが、洗い流しがパパッと終わるように肌離れをよくする成分を配合したところ。いままでは約10回ほどだったすすぎ回数が、半分の5回にまで短縮! バタバタと忙しい朝、泡立てる必要がないだけでも大助かりなのに、このすすぎ短縮はかなり助かります。
時短にこだわるなら、拭き取りのほうがおすすめ。コットンに2プッシュほど出し、くるくると顔になじませると、真っ白なコットンが真っ黒になるんです! 洗浄料を使っていなくても、こんなに落ちるんだという驚きと、お湯洗顔だけではいかに古い角質が残ってしまうかを、まざまざと実感しますよ。
これからの季節は、保湿力はそのままに、夏にぴったりな「さっぱりタイプ」がおすすめですが、「しっとりタイプ」もラインナップし、季節や好みで使い分けが可能です。
【商品概要】
マナラ『モイストウォッシュゲル さっぱり』
120ml 価格:3,520円(税込)
(問)マナラ 0120-925-275
公式サイト https://manara.jp/
大人の肌は、とにかく保湿が大事。ですが、知らぬ間に洗顔で潤いを取りすぎていて、それが原因で肌トラブルやシワ、くすみなどを引き起こしています。落としながらも、守るものは守る。そんな高保湿の洗顔料で、キレイを育てていきましょう。
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