100均の手芸用品で作る「オリジナルのエッグスタンド」 プチプラ花コーデVol.110

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
身近にあるもので楽しみたい、イースターの花飾り
毎年、イースターの時期にはイースターをテーマにした花飾りを楽しんでいます。
イースターは、イエス・キリストの復活と春の訪れをお祝いする行事です。卵やうさぎのモチーフはかわいらしく、パステルカラーやポップな色使いは明るく楽しい気持ちになることから、日本での認知度は年々上がっています。
2023年のイースターは4月9日。その頃はちょうど、長い冬が終わり、さまざまな花が咲き始める頃です。切り花を飾ることやベランダのガーデニングがますます楽しみになる時期でもあります。
今回はイースターにちなんで、花苗と家にある卵を活用して楽しんでみました。
手芸用品コーナーで、エッグスタンドの材料を発見
ダイソーで購入したのは、手芸コーナーにあったミシン糸、それからウッドボウルです。ウッドボウルは「ピンクッションや木工クラフトに」と書かれていました。このウッドボウルは、卵を入れるのにちょうどいいサイズ! ダイソーで見つけた瞬間にそう思い、手にとりました。

他にリボン、生卵は家にあったものです。卵は10個入りで200円でした。
リボンはサテンで水色から白のグラデーション。少量なのでちょっとした時に使いやすくていいですね。
ウッドボウルは2つ購入です。

一つはそのまま使い、もう一つはエッグスタンドにしてみます。
花色に合わせる、エッグスタンドづくりのポイント
①ミシン糸は青系がなかったので、水色のリボンを糸の上に巻いて、セロハンテープで留めました。

少し前に購入した青色のワスレナグサの花苗を、イースターのアレンジに使いたかったので、リボンは青系をチョイスしました。
②木工用接着剤を用意し、ミシン糸に付けます。

その上にウッドボウルを乗せてしばらく置き、接着させてエッグスタンドにします。
③卵は上のほうを割り、中身を取り出してから水でしっかりとすすぎました。中のぬめりも洗って取り除きます。

きれいになった卵の殻の中に、水を入れて作ったエッグスタンドに乗せます。

ウッドボウルと卵が、ジャストサイズでした!
プチプラが嬉しい! 花苗のアレンジ活用術
ベランダの小さなスペースで楽しんでいるガーデニング。一つ鉢があいていたので、近くの園芸店でワスレナグサの花苗を買いました。1ポット100円です。

白、ピンク、青で売られていて、青を選びました。
ワスレナグサの苗の状態を確認しながら、花の茎がなるべく長くなるようにカットしていきます。

密集していた花苗は、花をカットしてもまだまだモリモリしていました。このあとすぐに、鉢に植え替えました。これから花を咲かせてくれるのが楽しみです。
飾るためにカットしたワスレナグサは、茎の下についている葉を落とします。

葉を落としたら、エッグスタンドの卵の中に入れました♪

卵の中に小さなワスレナグサの花が入ると、かわいさが倍増しますね! バランスも卵にぴったり。
切り花でも出回るワスレナグサ。卵に飾るなら花苗の長さでもちょうどよかったです。何よりプチプラなのが嬉しいですね。
カラーシールで、もっとポップにかわいらしく
アレンジが終わったものの、なんとなく何かが物足りない…と、思い、以前セリアで買った丸いカラーシールを用意しました。

これを卵の殻に貼っていきます。

花色に合わせた水色と、ヒヨコの色の黄色を使い、全体的にポップに仕上げました。
完成です♪

ワスレナグサの小さな花にキュンとします。
私はいつも玄関に、季節の花を飾ってお客さまをお迎えしています。イースターの時期は生卵を使って花を飾ることが多く、お客さまに「本物の卵ですか⁈」と聞かれ、会話が弾みます。
今回の材料をご紹介
・ワスレナグサ(苗)…100円
・生卵…20円×2
・ウッドボウル…100円×2*ダイソー
・ミシン糸…100円*ダイソー
・リボン…100円*ダイソー
・カラーシール…100円*セリア
合計640円(税抜き)
ほかに、ハサミと木工用接着剤を用意。
イースターエッグとビオラの相性も抜群!
今年もベランダで、パンジーやビオラを育てては花を摘んで、部屋に飾って楽しんでいます。

イースターエッグのアレンジにもパンジーやビオラは相性抜群♪
今年植えたばかりのビオラも、一緒に合わせてみました。

小さな卵にビオラもサイズがぴったり。華やかになりますね! しばらくの間はワスレナグサやビオラを卵の殻に飾って楽しもうと思います。
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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