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風邪やインフルエンザの予防習慣に! ニュージーランドのハーブ・マヌカハニー

風邪やインフルエンザの予防習慣に! ニュージーランドのハーブ・マヌカハニー

季節の変わり目で、体調を崩す人も多くなる時期。これから、風邪やインフルエンザも流行してきますし、体調管理をしっかりしたいですね。
ハーブを取り入れた体調管理の中でも、これからの季節に欠かせないのが「マヌカハニー」。今回は、ガーデンセラピーナビゲーターの堀久恵さんが、購入する前に知っておきたい、マヌカハニーの基本情報と選び方・摂り方をご紹介します。

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私は、日頃からハーブを取り入れて体調管理をしているのですが、その中でも欠かせないのが「マヌカハニー」。
ニュージーランド原産の「マヌカ」という、抗菌力にとても優れたハーブの花から採れた、ハチミツです。
最近では、自然食品店や輸入食材店、大型スーパーなどでも見かけるようになりましたし、インターネットでも購入できますが、同じ容量でも2,000円台~2万円以上と値段の幅があるので、この金額の差は何!?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、購入する前に知っておいてほしい、マヌカハニーの基本情報と、選び方・摂り方をご紹介していきますね!

マヌカハニーってどんなもの?

マヌカは、癒しの木・復活の木と呼ばれ、開花期には大地を真っ白に染めるほどの小さな花をつけます。その小さな花からミツバチたちによって運ばれるはちみつが、「マヌカハニー」と呼ばれるものです。ニュージーランドの先住民族であるマオリ族は、マヌカの樹液や葉を、薬として用いていたそうです。

もともと天然はちみつも、天然の殺菌成分をもっている薬として活用されてきた歴史があり、昔から生活の中に取り入れられてきたものですが、一般的な天然はちみつとマヌカハニーは何が違うかというと……

マヌカハニーは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素の他に、特別な殺菌成分「メチルグリオキサール」を含んでいるのが最大の特徴!

大腸菌やピロリ菌等の抑制や殺菌作用、風邪やインフルエンザの予防、虫歯の予防、整腸作用などが期待できるとして、多数の研究結果も公表されています。また、病院で出される抗生物質などの薬と違って、副作用の心配が少なくて済む点も、近年マヌカハニーが注目されている理由です。

失敗しないために!マヌカハニーの選び方

このマヌカハニーを買おうと思うと…あまりの高さにびっくりするかもしれません(笑)。同じ容量でも2,000円台~2万円以上と値段の幅がある理由、また選び方のコツをお伝えしていきますね!

まず、1つめは、UMF基準またはMGO基準を満たした、認証マークのついたものを買うこと。

これは、ニュージーランドマヌカハニー協会が定めた厳格な基準を満たした商品だけにつけることができる認証マークです。

マヌカハニーの生産量は、年間でわずか1,700トン。とても高価なため、残念なことに、マヌカハニー100%ではなかったり、偽物というのも出回っています。本物のマヌカハニーを摂取しないと、健康のためにもなりませんので、この認証マークがついた商品を購入しましょう。

そして、2つめ。数値を見ること。

商品についているラベルを見ると、「UMF5」「UMF10」や「MGO250」といった数値が記載されています。この数値は、マヌカハニーにどれだけの殺菌作用があるかを示す規格値になっていて、これらの数値が大きければ大きいほど、マヌカハニーの高濃度な殺菌作用を得られる、というものです。この度合いをグレードと呼び、グレードが高いものほど収穫量も少なく、希少であるため、非常に高価なものになっています。

数値の決め方は、医療機関で使われている消毒薬・フェノール水溶液の殺菌力と比較して、殺菌力を測定していて、例えば、UMF10+のマヌカハニーは、フェノール水溶液10%と同じ殺菌作用を持つという意味になります。治療に使われる際のフェノール水溶液の濃度は、数パーセントくらいだそうですので、自然の恵みとして、代々薬として使われてきたことも、頷けますね。

UMFとMGOって何が違うの?

ここで、ちょっと分かりにくくなるのが、UMFとMGOという2つの基準があること。MGOとUMFは、単に表記の違いだけであって、どちらの基準もマヌカハニーであることには変わりありませんが、簡単に説明してみますね!

まず、UMFは、ニュージーランドのマヌカハニー協会(AMHA)にて採用され、加盟しているメーカーが使用していている基準の抗菌作用の数値です。UMFは、ユニークマヌカファクターの略で、UMF5+、UMF10+、UMF15+といったように商品化されています。

一方、MGOは、ニュージーランドのマヌカヘルス社が独自に採用している数値で、抗菌作用をもたらすMG(メチルグリオキサール)の含有量そのものを表したもの。MGO100+、MGO250+、MGO400+、といったように表記・商品化されています。

どの数値がどれくらいの殺菌作用があるのか?どんな症状を改善してくれるのか?を知っておくことが大事になりますので、買う時に迷ったら、こちらの比較換算表を参考にしてみてください。

  UMF5+   MGO30+   日々の栄養補給のために
  UMF10+   MGO100+   健康維持・促進・風邪予防のために
  UMF15+   MGO250+   体調不良・改善のために
  UMF20+   MGO400+   風邪やインフルエンザ等で体調が悪い時のために
  UMF25+   MGO550+   体調に大きな不安を感じた時のために

風邪やインフルエンザの予防習慣に!マヌカハニーの摂り方

マヌカハニーは、普通のはちみつと比べると、どろっとしていて、味は、濃厚なキャラメルのようです。

マヌカハニー特有の殺菌作用を、薬っぽく感じたり、クセがあると感じる方もいるようです。これは、UMF(またはMGO)の数値が高ければ高いほど、感じられるもの。心配な方や初めての方は、数値が低いものから試してみるのがいいかもしれません。

また、理想はなるべく高い数値のものを買い揃えたいところですが、手に取りやすい価格であることも大事ですよね。

私のおすすめは、UMF5+~UMF10+グレードのものを、「風邪やインフルエンザの予防」として、毎日小さじ1~3杯を直接口に入れて食べること!

飲み物に溶かしたり、食べ物に混ぜたりせず、そのままパクッと口に入れてくださいね。日々続けていくことで、殺菌作用を体内に取り込むことができますので、健康維持にも繋がります。

私は、体調がいい時は1日1杯ちょっと喉が痛いかも…という時は1日3杯、というように、その日の体調に合わせて、食べる量を調整しながら、続けていますよ。風邪やインフルエンザの予防習慣のために、自然の恵みであるニュージーランドのハーブ・マヌカハニーを、取り入れてみてはいかがでしょうか?

<注意点>

1歳未満の乳児には与えないでください。

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。

https://kanongreen.com/

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