グラスを毛糸でドレスアップ! 簡単、クリスマスの花飾り プチプラ花コーデVol.103

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
今年は何色にする? クリスマスの花と花飾り
クリスマスは毎年、リースはもちろん、生花を飾って楽しんでいます。いつも白い花か赤い花かで迷い、今年は花屋さんをうろうろしていたら、5本で480円の赤いガーベラを見つけました。花の中心、花心の部分が黒くてシックで素敵です♪
クリスマスの花飾りは、ガーベラのほかに、バラやダリアやアマリリス、白なら丸い形のキク、コットンフラワーが合いそう。この時季は少しずつ春の花が出てくるので、ストックやスイートピーなどもおすすめです。
アレンジには、エバーグリーンとして使えるヒムロスギやコニファーなどを少し添えると、ぐっとクリスマスらしさが増します。グリーンは長もちするので、飾っている花が枯れたらグリーンだけを残し、ほかの花を買い足していくとよいでしょう。クリスマスまでの間、長く切り花が楽しめます。
今日は、お得に購入できた赤いガーベラをクリスマス風に飾ってみました。
ワイングラスで特別感! グラスを花器に活用
買ってきた5本のガーベラを、 100均アイテムを使って少し華やかに、そしてクリスマスっぽく飾りたいと思い、形が違うグラスを3つ用意しました。
グラスのうちの一つは、ワイングラス。ワインを飲まない私には、ワイングラスはちょっとした特別感のあるアイテムです。

毛糸はダイソーで購入しました。100均の毛糸の種類はとても豊富で、秋からさまざまなものが展開されています。
今回の毛糸の色は、赤いガーベラに合わせました。花飾りに統一感を出してくれそうです。
毛糸を使うと、温かいイメージが出るのがいいですね。

買った毛糸を使って、グラスをデコレーションしていきます。

毛糸は、グラスの上下を除いて中心部分に巻いたり、スタンド部分に巻いたり、シマシマにしてみたり。こういった、何をどうしようかと考える時間が、私は楽しくて大好きです。

巻いた毛糸は、後ろで結んで留めています。余分な毛糸はカットしました。

花を飾る前には、下準備が必要です
花はガーベラのほかに、コニファーのブルーアイスを用意。

コニファーは常緑針葉樹の通称で、ブルーアイスはなかでも人気の品種。クリスマスに近くなると、よく花屋さんで見かけます。クリスマスのグリーンには、ほかにヒムロスギや、ユーカリ、コチアなどもよく使われます。
花は、グラスに飾る前に下準備をしていきます。
ガーベラは花首の周りに保護フィルムがあるので、それをはずします。つけたままにしておくと蒸れの原因になって、花が傷んでくるので、買ったらすぐにはずしたほうがよいです。

ブルーアイスは、水に浸かりそうな下の部分の葉を手で取りました。

葉が水に浸かると水が汚れやすく、カビが発生したり、バクテリアが増える原因にもなります。
水に浸かる葉を取り除くことは、花瓶の中の水を清潔に保つ大切な作業で花を長もちさせることにもなります。
取り除いた葉は、何かのクラフトやラッピングに使えそうなので、取っておくことにしました。
ガーベラを長もちさせるポイントは2つ
下準備が終わったら、ガーベラをグラスに飾っていきます。

ガーベラの茎はまっすぐになるようにカットし、水に入れていきます。
ガーベラの茎は中が空洞で柔らかいので、まっすぐにカットしたほうがつぶれにくいのです。
またガーベラは、活ける水の量を少なめにするのが長もちのポイント。水に浸かる部分を少なくすることで、ガーベラの茎が腐りにくくなります。私はだいたい3cmほどの水に、茎が浸かるようにしました。

5本のガーベラは、高さを変えて飾ります。

前を向いたり、横に向けたりすると、動きが出て自然な花飾りになりました。
ガーベラの入ったグラスに、ブルーアイスを添えるように入れて完成です。

グリーンが入ると、アレンジ全体が引き締まって、よりクリスマスな雰囲気が出ますね!
ブルーアイスのシルバーグリーンの色が、おしゃれな雰囲気。
今回の材料をご紹介
・ガーベラ5本…480円
・ブルーアイス…250円
・グラス…100円✕3*ダイソーとセリア
・毛糸…100円*ダイソー
合計1,130円(税抜)
ほかに、ハサミを用意。
より華やかに! 花飾りを底上げするアイテム
今回のアレンジを、もっと華やかにクリスマスっぽくしたいと思い、ダイソーでアップルピック(8個入り)を購入。

併せて、LEDキャンドルライトも買ってきました。こちらは、電池が必要です。

アップルピックは針金がついていたので、ペンチの奥のほうを使って、針金部分をカットしておきます。

アップルピックを3つのグラスの周りに転がして、LEDキャンドルライトのスイッチをオン!

ぐっと華やかさが増しました♪
グラスは横に並べたり中心に集めたりと、スペースに合わせて飾ることができるのも魅力です。

赤の色が、一年でいちばん似合うクリスマスシーズン。この時季を存分に楽しみたいと思います♪
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
全国の花ファン・ガーデニング
ファンが集う会員制度です。
9月の無料オンラインサロン

バーチャルガーデンツアー! 造園家・阿部容子さんのご自宅の庭にご案内
新着記事
-
育て方
秋はバラの苗木の買い時!注目の新品種&9月にやりたい秋バラのための必須ケア大公開PR
秋はバラが今年2回目の最盛期を迎える季節ももう直ぐです。秋のバラは色も濃厚で香りも豊か。でも、そんな秋のバラを咲かせるためには今すぐやらなければならないケアがあります。猛暑の日照りと高温多湿で葉が縮…
-
イベント・ニュース
秋のガーデンでハロウィンを楽しもう!「横浜イングリッシュガーデン」のオータム・フェス…PR
今年のハロウィン(Halloween)は10月31日(火)。秋の深まりとともにカラフルなハロウィン・ディスプレイが楽しい季節がやってきました。横浜イングリッシュガーデンでも園内をカボチャや鮮やかな装飾で彩る「オー…
-
ガーデニング
植物の葉色や花色が変化する仕組み【植物学基本講座】
秋が深まるにつれ、楽しみになってくるのが紅葉。イチョウやモミジなどの植物の葉は、今までの爽やかな緑色から、目にも鮮やかな赤や黄色へと変化します。また、植物の種類によっては、咲き進むにつれて花色が移ろ…