植物の力を閉じ込めたコスメを、長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんがご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。今回は、頭皮ケアにこだわったヘアケア製品を3つご紹介します。太く丈夫な植物が育つには、その土壌が大事なように、美しい髪は頭皮が健康でないと育ちません。ボリュームのあるツヤ髪のために、毎日のシャンプーで健やかな頭皮をキープしましょう。
目次
バラの香りに癒やされながら健やかな頭皮へ導く低刺激シャンプー ROSE LABO
当サイトの連載『ROSE LABO通信』でおなじみ、 “食べられるバラ”の栽培から、バラを使った食品やコスメの販売までを行う「ROSE LABO(ローズラボ)」。
誰よりもバラの持つ力を知っているバラのスペシャリストが、「敏感肌の方でも安心して使える化粧品を」という思いから開発した、こだわりのコスメが多数ラインナップしています。
その思いは、ヘアケアでも同じ。
新発売の『ローズリラックスシャンプー』は、ベビーシャンプーに用いられるほどマイルドな洗浄力のアミノ酸系洗浄成分を採用したノンシリコンシャンプーです。
低刺激なだけでなく、地肌にうるおいを与えながら、頭皮環境を整えてくれるセラミドAP、セラミドNP、加水分解大豆タンパクといった植物由来の保湿成分を配合していて、頭皮が荒れやすい、乾燥が気になる、かゆみや赤みが出るといった人にもおすすめ。
「アトピー家系で幼少期から敏感肌。なので皮膚だけでなく頭皮も荒れやすく、乾燥によりフケが出てしまったり…そのうえ農作業で髪や頭皮に紫外線をたくさん浴びていたりとヘアケアの悩み事がたくさんありました」というROSE LABO代表の田中綾華氏。自身の悩みから、徹底して地肌と髪へのやさしさを追求しました。
『ローズリラックストリートメント』は、集中補修に着目したコメヌカエキス、コメ発酵液、ツバキ種子油を配合。トリートメントという名前ですが、その濃厚な使用感は、まるでその上の補修力を持つヘアマスク。傷んでパサつきが気になる髪も、毛先までするんとなめらかな指通りに洗い上げてくれます。
バスルームが一瞬でローズガーデンに
ROSE LABOのアイテムを一度でも使ったことがある人ならご存じかと思いますが、そのフレッシュで華やかなバラの香りはとにかく別格! これはシャンプー&トリートメントも例外ではありません。
「リラックスにこだわり開発した」というだけあって、ボトルをワンプッシュした瞬間、濃いバラの香りがバスルームいっぱいに広がり、目をつぶれば最盛期のバラ園に佇んでいるかのよう。流れていく泡とともに疲れが消えていくような、深いやすらぎを感じさせてくれます。
このシャンプー体験は、まさに至福。頭皮も心も一日がんばった自分へのご褒美として、バラの香りのヘアケアで、明日への活力をもらってはいかがでしょうか。
【商品概要】
ROSE LABO
『ローズリラックスシャンプー』
500ml 価格:3,080円(税込)
『ローズリラックストリートメント』
500ml 価格:3,520円(税込)
(問)ROSE LABO株式会社 03-6277-8755
公式サイト https://www.roselabo.jp/
1本5役! まるでヘッドスパ帰りのようなツヤ髪に導くクリームシャンプー ECH「KAMIKAクリームシャンプー」
『KAMIKA』は、「明⽇はもっと、美しい」をコンセプトに、クリームシャンプー、ヘアセラム、ヘアオイルなどを展開しているトータルビューティブランドです。
中でもアイコニックな存在が、1本で“シャンプー・コンディショナー・トリートメント・頭⽪ケア・ヘアパック”の5役をこなす、こちらのクリームシャンプー。
その最大の特徴が、シャンプーなのに“泡立たない”こと。天然由来成分がぎゅぎゅっと詰まったクリームで洗うという、なんとも新感覚なシャンプーなんです。
なぜクリームかというと、エイジング世代の女性は、男性より頭皮の皮脂量が少ないため。頭皮や髪をマッサージしながらクリームでケアすることで、配合成分が角質層までじっくりと浸透。頭皮に必要なうるおいを残しながら汚れをしっかり落とし、ツヤツヤの髪を育てます。
そしてぷるぷるっとしたテクスチャーが本当に絶妙! 頭皮になじませても、だれずに指先でしっかりと地肌をつかめるので、心地よくもみほぐすことができるんです。まるで香水のように優雅で濃厚な香りとあいまって、おうちでヘッドスパしている気分に。
マッサージ後、ヘアマスクのように3〜5分間放置してから、しっかりすすぐと、髪が毛先までとぅるんとぅるん! 指通りも抜群で、乾かす時に引っかかることもなく、毛先までしっとりとまとまってくれます。
普通のシャンプー&トリートメントのように、何度も洗い流す必要がなく、これだけで完了するのも何かと忙しい女性には嬉しいですよね。
頭皮と髪のための植物由来成分がたっぷり
ツヤ髪に導くために配合されているのが、たくさんの贅沢な美容成分。ゴボウ根エキス、オドリコソウエキス、ローズマリー葉エキスをはじめとした9種の植物エキスが頭皮環境を整え、フケやかゆみを防ぎます。
また、フルーツ幹細胞エキス、ハチミツ、アルガンオイルほか3種類のオイルが、白髪染めやカラーリングでパサつきがちな髪を、しっとりツヤツヤに。
さらに髪にハリ・ツヤを与えるヘマチン、メリタンや、頭皮のうるおいを保ち、髪の成長をサポートするマコンブエキス、海塩なども配合。
髪と頭皮に嬉しい成分をこれほど贅沢に配合しているから、1本で5役もこなせてしまうんですね。納得!
頭皮マッサージで毛穴汚れをきちんとオフすることは、頭皮全体にしっかりと栄養を巡らせて美髪を育てます。また頭皮のコリもほぐれるため、リフトケア効果も期待できるんです。エイジング髪にぴったりな“クリームで洗う”という新しい習慣、取り入れてみてはいかがでしょうか。
【商品概要】
ECH『KAMIKAクリームシャンプー』
400g 価格:6,380円(税込)
(問)ECH TEL:0120−39−0596
公式サイト https://www.ec-h.co.jp
マメ科の植物ホワイトルーピンとアガベの力でまとまりのあるハリ・ツヤ髪へ イヴ・ロシェ「ヘルシースカルプシャンプー AHL、同コンディショナー AHL」
1959年にフランスで誕生したボタニカルビューティーケアブランド「イヴ・ロシェ」。植物の持つ力を最大限に活かしたスキンケア、ボディケア、ヘアケアなどを展開していますが、豊富なヘアケアアイテムの中でも人気なのが、頭皮を健康に導くヘルシースカルプシリーズです。
シリーズに共通成分として配合されているのが、髪に必要な栄養を豊富に含む、メキシコ産のブルーアガベ。
厳しい環境でも育つ多肉植物で、体内に水分や栄養分を蓄えることができるアガベには、地肌と髪を健やかに保つ作用があり、使い続けることで、ハリ・コシのある健康的な美髪に導いてくれます。
そんなヘルシースカルプシリーズに、乱れがちな“ヘアサイクル”にフォーカスした新ライン「AHL」が登場。
ヘアサイクルとは、1本の髪が生え始めてから抜け落ちるまでの周期のこと。睡眠不足やストレス、偏った食事、季節の変わり目などの影響で、頭皮の血行が悪化するとヘアサイクルはとたんに乱れ、結果、抜け毛やハリコシ不足などを招いてしています。
そんなデリケートなヘアサイクルをサポートするために配合しているのが、マメ科の植物「ホワイトルーピン」。古代エジプト時代から栽培されていたといわれ、タンパク質、オレイン酸、ビタミンE、βカロテンなどを含んでいて、栄養豊富なのが特徴です。
髪の約80%はタンパク質。そのため、ホワイトルーピンにはダメージを内側から補修して切れ毛や枝毛を防いだり、ヘアカラーや紫外線、乾燥などの外的要因から髪を守る働きも。
またビタミンE、βカロテンには、頭皮を健やかに整える働きが。まさに髪のための神植物なんです!
毛先までしなやかにまとまるシルク髪に
シャンプーは天然由来96%、コンディショナーは98%と、どこまでもナチュラル。にもかかわらず、注目してほしいのが、そのコスパのよさ。
ナチュラルなのにお手頃とくれば、だいたいが「ギシギシするんでしょ」「洗い上がりはバッサバサで広がりまくるんでしょ」と思ってしまう、人生経験も、試したシャンプーの種類も多い私ですが、このシャンコンは、いい意味で予想が大きく外れました。
プチプラとは思えない泡立ち、洗っているそばからの指通りのなめらかさ、そして洗い上がりのちゅるん感。何もかもが“お!ねだん以上”なのです。これには心から感動。
翌日の髪も、毛先までしっとりまとまって絹のようにツヤツヤ。3倍くらいのお値段の某ナチュラル系シャンプーを使ったときより、がぜん、こちらのほうがいい感じ。これはすごいものを知ってしまったぞ…!
森の中にいるようなみずみずしい“クリアフォレスト”の香りも、老若男女問わず、きっと大好きなはず!
【商品概要】
イヴ・ロシェ
『ヘルシースカルプシャンプー AHL』
300ml 価格:1,210円(税込)
『ヘルシースカルプコンディショナー AHL』
200ml 価格:1,210円(税込)
(問)イヴ・ロシェ 0120-937-608
公式サイト www.yvesrocher.jp
近年は、美しい髪のためにはまず頭皮ケアを! という考え方が主流になってきています。スカルプ美容液などを使う手もありますが、まずは毎日のシャンプーで地肌ケアをして、太くてツヤのある美髪を目指してくださいね。
Credit
写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない47歳。
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