植物の力を閉じ込めたコスメを、長年にわたり雑誌やウェブサイトで美容記事の編集をしてきた徳永幸子さんがご紹介する連載「ボタニカル・パワー」。今回は、植物の力で年齢に打ち勝つコスメを3つご紹介します。いくつになっても若々しい肌でいたいのは、全女性の願い。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
R40指定のコスメ! 植物性レチノールといわれる天然のエイジングケア成分がエイジレス肌を叶えるHANA ORGANIC(ハナ オーガニック)『R40 BKクリーム』
ダマスクバラ水を源泉とした身体、心、肌を整えるホリスティックケアを提唱しているブランド「HANA ORGANIC(ハナ オーガニック)」。
使い継がれてきた天然原料を厳選し、全ての製品において天然由来成分を95%以上使用。スキンケア製品では植物原材料の85%以上をオーガニック、さらにその比率を明記する誠実な製品づくりを、10年前の誕生以来ずっと続けてきた真摯なブランドです。
そんなHANA ORGANICから新登場したエイジングケアが、40代以下の使用はおすすめしません! と、なんとR40指定を設けた、その名も『R40 BKクリーム』。
肌は本来、シミを追い出しハリを生み出す機能を持っているもの。ところが40歳以降になると、女性ホルモンのバランスが崩れ、肌に急激な変化が起こってしまいます。そんな揺れ動く肌をサポートするためのクリームなので、それよりも若い人が予防的に使うのはおすすめしないというわけなのです。
例えるなら、本当はやればできる子なのに、親が「いい成績を取らせたいから」と夏休みの作文を代わりにやってあげてしまうようなもの。
肌を若い時から甘やかしてしまったら、いざというとき、その実力の出し方が分からずじまいになってもったいないですよね。「とにかく売れればOK!」という化粧品会社も多い中、なんて誠実なブランドなんでしょう!(感動)
アンチエイジングの最強成分⁉ 今大注目のバクチオールを配合
配合されているのは、植物性レチノールといわれる天然のエイジングケア成分・バクチオール。
多くの皮膚科医が「アンチエイジングに最も効果がある」と推奨し、シミやシワなどエイジングの悩みに高い効果を発揮することで有名なレチノールと同様の働きをするため、近年脚光を浴びている成分です。
このバクチオールが、唯一レチノールと大きく違う点。それが、その刺激の少なさ。
レチノールは、使用し始めると肌がカサカサになったり、真っ赤になったり、皮がむけたり。いわゆる“レチノール反応”、“A反応”といわれる副作用が出ることで有名です。
そのため、化粧品でもレチノールが配合されているものは、医師の処方が必要だったり、極々少量しか配合できなかったり、というのが一般的。
このレチノール反応が怖くて、レチノール入りコスメに手を出せないという人も多いんです。
ところが、バブチの実から抽出されるバクチオールは、レチノールと同様の働きをするにもかかわらず、とても肌に穏やか。だから敏感肌でも安心して使えます。
しかも紫外線を浴びるとNGなレチノールと違い、日中でもつけることが可能と、もはやメリットしかありません!
さらに40歳からのゆらぎがちな心にも働きかけるダマスクバラ水、花精油も配合。これがもう、本当にいい香り!
まるで本物のバラのように濃厚でみずみずしい香りで、肌に伸ばすと、またたく間に多幸感に包まれます。この香りを嗅ぐだけでも、心が10歳は若返りそう。肌も心も、ずっと輝きたい女性に使って欲しいクリームです。
【商品概要】
HANA ORGANIC『R40 BKクリーム(美容クリーム)』
30g 価格:5,500円(税込)
(問)えそらフォレスト 0120-052986
公式サイト https://www.hana-organic.jp/
エイジングケアに保湿など…1本で4役をこなす多機能ミスト美容液 ファミュ「デュアルエッセンス」
厳選された花々のエッセンスを用い、それぞれの植物が持つ力を最新テクノロジーで引き出すコスメブランド「ファミュ」から新登場したのが、1本でエイジングケアだけでなく、保湿、バリア機能サポート、透明感の4つのケアを1度に叶えてくれる、なんとも欲張りなミスト美容液『デュアルエッセンス』です。
美しさへの欲求は、30歳を超えたあたりから「ひとつふたつしかないんですけど?」なんて女性のほうがレアですよね。多くの女性が、透明感、ハリ、ツヤ、うるおい、どんな時でもゆらがない強さなどなど…、叶えたいものがたくさんあると思います。
そんな欲張りな願いに応えてくれるのが、このミスト美容液。ファミュのアイコンともいえるカメリア=ツバキから、オイルやエキス、フラワーウォーターを抽出し、それぞれを効果的に組み合わせることで、さまざまな肌悩みにアプローチする処方に。
しかもシュッとひと吹きするだけという手軽さで時短も叶えてくれ、乾燥が気になったときはメイクの上からでもOK、スプレーしたあとはオイルの効果でツヤ肌もキープと、どこまでも女性のわがままに寄り添ってくれるアイテム。
こんなにも女心を分かってくれるなんて、韓国ドラマのイケメン俳優か韓国コスメのファミュくらいかも⁉。
美容液層とオイル層が理想の美肌バランスで配合された二層式
美しい肌は、水分と油分のバランスが整っています。このミスト美容液は、その理想のバランスに着目し、美容液層は75%、美容オイル層は25%というベストな割合で配合。
美容液層は、カメリアの花びらを蒸留したフラワーウォーターから作った、肌のバリア機能をサポートする美容成分をイン。乾燥や紫外線、外気の汚れなど外的ストレスから守ってくれます。
さらにツボクサエキス、イタドリ根エキス、オウゴン根エキスなどたくさんのハーブを組み合わせた成分も配合。肌トラブルを寄せ付けない肌に導きます。
また、ハリと透明感をサポートするアデノシン、ビサボロールも配合と、美容液層だけでも贅沢すぎるほど美容成分がたっぷり。
美容オイル層には、肌にハリとツヤ、透明感を与えるカメリアオイル、グリーンティーオイル、ライスオイル、ローズヒップオイルなどのエイジングケアオイルが大集結。これが天然由来成分100%というナチュラルさなのが、これまた女心をわしづかみですよね。
さらにその官能的な使用感と香りのよさも大きな魅力なんです。ふわりと柔らくとても細かなマイクロミストは、ローズとジャスミンのみずみずしい香りともあいまって異次元の気持ちよさ。一度使えば沼落ち確定の1本です。
【商品概要】
ファミュ『デュアルエッセンス』
100ml 価格:5,720円(税込)
(問)アリエルトレーディング 0120-201-790
公式サイト https://femmue.jp/
高い抗酸化力を持つ琉球ハーブ“月桃”配合。敏感肌のためのエイジングケア美容オイル 琉白(ルハク)「月桃ナイトリペアオイルS」
「琉白」は、沖縄のハーブ「月桃(げっとう)」をキー成分にした国産オーガニックスキンケアブランド。全製品、世界基準のオーガニック認証「エコサートオーガニック認証」を取得していて、日本だけでなくフランスをはじめ世界14ヵ国200店舗以上で販売されています。
月桃は、沖縄をはじめとする亜熱帯地域に自生する、ショウガ科のハーブのこと。
エイジングケアに効果的なポリフェノールが豊富なほか、免疫細胞のネガティブな働きを抑制してくれるカルダモニンも豊富に含むため、ハリ・ツヤのある若々しい肌を目指せるだけでなく、敏感肌トラブルに有効なハーブです。
そんな琉白が、この10月20日にシリーズ6製品をリニューアル。アトピー療法に多大な実績のある皮膚科医監修のもと、大人敏感肌のために肌荒れ予防とエイジングケアへの働きをパワーアップ。
さらにパッケージもバイオマス素材を採用し、より環境に配慮したブランドへと生まれ変わりました。
ラインナップは、クレンジング、石鹸、化粧水、オイル美容液、クリーム。そのどれもが100%天然由来成分というやさしさです。
もちろん石油由来成分・合成保存料(パラベン・フェノキシエタノール)・合成香料・合成着色料不使用と、肌に余計なものも使っていません。
エイジングケアはしたいけど、肌が弱くてなかなか使えるものがない、守りのケアだけで攻めのケアができないという人に、ぜひ使ってほしいシリーズです。
肌と心をゆるりとほぐす極上オイル
そんな琉白の中でもイチオシなのが、こちらの夜用レスキューオイル『月桃ナイトリペアオイルS』。眉間のシワ、ほうれい線、くすみなど、大人を悩ます問題にアプローチしてくれる美容オイルです。
共通成分である月桃のほかに、太平洋の島々で精霊の木と呼ばれ重宝されている、抗酸化・抗炎症効果の高いタマヌオイルや、カニナバラ果実油、ホホバ種子油、ザクロ種子油など、保湿効果、エイジングケア効果の高い9種の植物オイルを贅沢にブレンド。
さらりとしたテクスチャーで肌なじみも抜群のオイルが、翌朝ハリのあるイキイキとした肌に導きます。
さらにフランキンセンスやローズマリーなどの精油をブレンドした香りも秀逸。その落ち着きのあるアロマは、心のざわつきを鎮めて、質の高い睡眠へと誘ってくれるので、夜のお手入れに使えば、肌だけでなく心の凝りも取ってくれそう。
普段は敏感肌ではないのに、マスクの影響で肌荒れが日常茶飯事になってしまったという人にもおすすめです。
【商品概要】
琉白『月桃ナイトリペアオイルS』
17ml 価格:4,180円(税込)
(問)沖縄オーガニックコスメ琉白 TEL:0120−936−892
公式サイト https://ruhaku.jp/
「人生100年」といわれる時代。年齢はただの数字だといえるくらい、いつまでも楽しくイキイキと暮らしたいですよね。そのためには、いくつになっても自分の肌が好きでいられることも大事かもしれません。今回のアイテムを参考に、どうぞ素敵に歳を重ねてくださいね。
Credit
写真&文/徳永 幸子(とくなが さちこ)
早稲田大学卒業後、美容専門の編集プロダクション「レ・キャトル インターナショナル」でライター・エディターとしてのキャリアをスタート。『non・no』、『MORE』、『LEE』、『ar』 といった女性誌でライティングや、『美レンジャー』、『美的.com』などの美容系webメディアで編集に従事。エイジングケアコスメとチョコレートに目がない47歳。
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