ドライフラワーで楽しむ! 落ち葉とドライラグラスの秋の草原風アレンジ
どこか温かみを感じるナチュラルなドライフラワーは、少しずつ秋が深まるこの季節にぴったり。余った花材や庭の草花をドライフラワーにしておけば、フラワーロス削減にもつながります。そんなドライフラワーや落ち葉などの季節の素材を使って、今回フラワー&フォトスタイリストの海野美規さんが作るのは、秋にぴったりな優しい雰囲気の草原風アレンジ。中心に隠したキャンドルから零れ出る明かりが、秋の夜長を彩ってくれますよ。
目次
ドライフラワーのアレンジ

気温はまだ高めではありますが、日ごとに秋色が濃くなってきました。この季節は、各地で収穫祭やハーベストフェスティバルのようなイベントが行われています。
ハーベストカラーというと、稲穂の黄金色、ベージュ、土の色、紅葉の色、ススキの色などが思い浮かびますね。そんな色を集めて、秋の草原をイメージしたホワイトベージュのドライフラワーのアレンジを楽しんでみませんか。

根強い人気のドライフラワー。その人気の理由は、独特の風合い、ナチュラルさ、ちょっと懐かしいようなノスタルジックな感じといったところでしょうか。フレッシュな花とは違った魅力がありますね。また、ドライフラワーは自分で作れるところも、楽しみの一つです。

今の季節は、落ち葉も美しいですね。アレンジ用に、きれいな落ち葉を拾ってきました。草ぼうぼうの庭に生えていたエノコログサも少々。
カラフルなドライフラワーも素敵ですが、今回はあえてホワイトベージュで色を揃えました。落ち葉の黄色から茶色のグラデーションを差し色に、ドライラグラスのふわふわ感を生かして、優しい雰囲気に仕上げましょう。

使った花と用意したもの

ドライフラワー
- 麦
- ラグラス
- イタリアンルスカス(プリザーブド加工品)
- 落ち葉
- エノコログサ
用意したもの
- 切り株風ベース
- 寸胴のガラスの器
- レインボーフォーム(ピンク)
- LEDキャンドルライト
- リボン(幅広のものがおすすめ)
- 羽根
LEDキャンドルライトは、器にぴったりの筒形のものと、小さなボール形のものを用意しました。灯りの強さで雰囲気が変わります。また、いつもの緑色の吸水性スポンジの代わりに、レインボーフォームのピンク色を使いました。完成時はリボンで隠れるので、緑色のスポンジでも構いません。
アレンジの手順
- フォームをカットします。カットする際はガラスの器よりも、外周が1cmほど幅広になるようにします。

- 切り株風のベースの上にカットしたフォームをのせ、その上にガラスの器を置きます。

- ドライフラワーを、ガラスの器の外周に沿って、垂直にフォームに挿していきます。
まず、麦、イタリアンルスカスを、高低差をつけて挿します。

- 所々に落ち葉を入れます。

- ラグラス、エノコログサ、羽も高低差をつけて挿します。
ベースをぐるぐる回しながら、色のバランスや高さのバランスを調整しましょう。

- 挿し終わったら、フォームを隠すようにリボンを巻きます。

- 器の中にLEDキャンドルライトを入れて出来上がり。

ドライフラワーと落ち葉は、少し隙間を残して入れていきましょう。
キャンドルを入れると、ラグラスや落ち葉の間から、LEDライトの灯が透けてきれいに見えます。

鳥の羽根は、草の間に隠れている鳥のイメージです。落ち葉やラグラスの間から、羽根が見え隠れするように入れてみてください。

フラワーロスがゼロになるように!

先日、フラワーショップでは35%の花が廃棄されているという話を聞きました。食品ロスが問題になっていますが、フラワーロスも悲しい現実です。生花はきれいな時期が短いですから、売れ残って商品にならなくなってしまったものは、廃棄することになってしまいます。
こうしたフラワーロスに対する取り組みに、ロスレスフラワーとして、廃棄されそうな花をブーケにし、通常よりリーズナブルに販売しているサイトもあります。それほどたくさんの数量ではないのかもしれませんが、すぐに完売してしまうそう。廃棄される花をなるべく減らし、またクラフトなど、生花とは別の楽しみ方で花を使っていこうとしている方もいます。そのような取り組みに倣って、少しでもフラワーロス削減につながることを取り入れていきたいと思っています。
私は小さいながら花教室をしています。少人数ですので、一度にそれほどたくさんの花を仕入れることはないのですが、予備を含めてどうしても必要数よりも多めに準備をするため、余ってしまうことになります。また、庭に咲いた花も、次のシーズンに向けて模様替えする際、まだ咲いているのに処分しなくてはいけないことがありますね。せっかく咲いているのにかわいそうだな、もったいないなということがしばしば。
そういうときは、捨てないで、まとめて吊してドライフラワーにしておきます。そして、リースやアレンジなどに使います。素敵な作品に生まれ変わらせるのが、ささやかながら花への感謝の気持ちなのですが、逆に、私は二次的にも三次的にも、花から楽しみをいただくこととなっています。

今回ご紹介したアレンジで使ったラグラスの半分は、春に使った残りをドライにしておいたものです。落ち葉は拾ったもの、エノコログサも庭に生えていたもの。こういうものでも、十分にアレンジできました。まだ、私の自宅には出番を待つ自家製ドライフラワーがあります。
きれいに咲いてくれた花、無駄になんかしたくないですね。
Credit
写真・文/海野美規(Unno Miki)
フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
https://www.annegarden.jp/
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