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【二十四節気】バラの最盛期が間も無く、穀雨の頃に相性のよい草花を準備

【二十四節気】バラの最盛期が間も無く、穀雨の頃に相性のよい草花を準備

二十四節気で4月20日頃のことを”穀雨”といいます。この季節はガーデナーが大好きな、バラの最盛期が近いですね。バラの魅力は草花と合わせることで無限に広がります。ときに可憐に、ときに官能的に…。バラに多彩な表情を与える草花をご紹介します。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

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二十四節気 穀雨 4月20日頃

バラに似合う草花

草花選びのポイントは色と形

優美に咲き誇るバラのそばで、草花がそよぐローズガーデン。そこにはバラの圧倒的な美しさへの感動と、花々との調和がもたらす安らぎがあります。草花を選ぶうえでの大前提は、バラと開花期が合うことですが、幸いなことにバラが最盛期を迎える5〜6月には、一年草も宿根草も多くの花が咲き、選ぶのに困るほどです。

バラとのベストパートナーを見つける手がかりの一つは、色合わせ。バラには青色の色素がないため、どんなバラ色をも引き立ててくれる「オールマイティーカラー」として重宝するのがブルー系の草花です。例えばゲラニウムやサルビア・ネモローサ‘カラドンナ’。どちらもバラの開花期から夏まで咲き続けてくれるので、バラが終わった後も庭が寂しくなりません。つるバラなら同じつる性のクレマチス。一年草ならこぼれ種で翌年も咲いてくれるヤグルマギクやニゲラなどがおすすめです。

2つ目の手がかりは、花の咲き姿。ジギタリスやデルフィニウム、リナリアなど、下から咲き上がって縦のライン状(花穂状)に花を付けるものは、丸くふんわり咲くバラと引き立て合い、豊かな風景をつくってくれます。

 

バラを育てやすくしてくれる草花

バラとともに草花を育てる利点は、風景に調和や豊かさを生み出すだけでなく、病虫害を誘発しにくい環境をつくってくれることです。植物のバリエーションは、そこに訪れる昆虫たちの種類も増やし、益虫と害虫とのバランスを自然に生み出してくれます。その自然のバランスをうまく利用することも、バラと気軽につき合う方法の一つです。なかでも宿根草のキャットミントは、バラの益虫であるハナアブを呼び寄せてくれるバラのよきパートナー。紫色の小花はバラとよく似合い、丈夫で育てやすいのも嬉しい点です。

 

庭のバラでアレンジメントを楽しもう!

アレンジメントに使いやすい花をいろいろ庭に植えておくと、バラの楽しみは何倍にも広がります。例えば、たくさんの小花を咲かせるマトリカリアやギリア・トリコロールは、例えバラが1〜2輪であっても、ブーケにボリュームを出し、愛らしく演出するのに重宝します。また、レースのように咲くオルラヤもバラによく似合う花として、とても人気があります。

ぜひ、あなたらしい組み合わせを見つけて、バラの庭を心ゆくまで楽しんでくださいね。

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