雰囲気満点。100均で作るハロウィンのキャンドルアレンジ プチプラ花コーデVol.99

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
ハロウィン仕様のキャンドルアレンジづくり
めっきり秋らしくなりました。秋のイベントといえば、10月31日のハロウィン♪
毎年この時期は、ハロウィンをテーマにアレンジをしています。これも私の楽しみの一つで、秋が来ると、今度のハロウィンはどんなアレンジをしようかと100均を見たり、花屋さんをのぞいたり…。花屋さんにはこの時季、いろいろなカボチャが並びますよ。
ハロウィンのことを考えながら、ダイソーの店内をうろうろしていたら目に留まったのが、今回使用するLEDキャンドルでした。200円の商品ですが、その金額にはとても見えません! これでハロウィンのキャンドルアレンジを作ってみます。
これは使える!プチプラLEDキャンドル
LEDキャンドルと、そのほかにこちらを用意しました。

黒いお皿と、花をアレンジする吸水スポンジ、それから白と黒のストライプのラッピング用品。LEDキャンドルには単4の電池が3本必要でした。電池も購入して、早速セットしました。

ライトがつくか、スイッチを入れてみます。

十分な明るさ。ハロウィンアレンジはもちろん、非常用として家に常備しておくのもありだと思いました。LEDなので、火の心配をしなくてもいいですしね。なによりもプチプラで魅力的。
LEDキャンドルは白を購入しました。ほかにも色つきがあったので、好みで選ぶのもよさそうです。
白黒ストライプで、大人のキャンドルに変身
LEDキャンドルはこのまま使うか、ハロウィンっぽくカボチャとデコレーションしようかと考えていたら、白黒のストライプのラッピング用紙が目につきました。これを使って、キャンドルの雰囲気を変えてみます。

まず、LEDキャンドルの周りに巻かれていたセロハンを外します。

このセロハンは、アレンジするときに必要なので捨てずに取っておきます。
ラッピング用品の上にキャンドルを置き、サイズを確認します。

キャンドルより少しだけ高くカット。これをキャンドルに巻き、セロハンテープで端を留めておきます。

簡単にLEDキャンドルのリメイクが完成。白黒のストライプが、おしゃれな大人の雰囲気です。
次は、花をアレンジする準備をしていきます。
吸水スポンジ、使い方の手順とポイント
ダイソーで購入した吸水スポンジを、お皿にセットしていきます。
①吸水スポンジをカットします。
乾いた状態の吸水スポンジを取り出し、キャンドルの幅に合わせてカッターでカットしました。

幅はLEDキャンドルより少しだけ大きめに。高さは1.5cmほどにしました。たくさん花がある場合は、吸水スポンジはもっと高くしましょう。
②吸水スポンジの角をカッターで落とします。

角を落とすことで、型崩れの防止になるだけでなく、花が挿しやすくなります。
③吸水スポンジに水を含ませます。
今回は吸水スポンジが薄いため、アレンジに使用するお皿で吸水させることにしました。

お皿になるべく多めに水を入れて、その上に吸水スポンジをポンと置きます。スポンジが吸水するのを、ゆっくり待ちましょう。
厚めの吸水スポンジを使う場合は、もっと深さのある容器に水をためて吸水させるようにします。

少しずつスポンジが吸水していきます。このとき手で上から押さえたり、水道の水などをかけないようにします。
上から押したり、水をかけたりすると、スポンジの芯まで吸水できなくなる場合があります。
スポンジが十分吸水すると、全体が濃い色に変わります。スポンジは水を結構吸うので、器には最初にできるだけ多めに水を入れておくのがポイントです。

残った水は捨てます。
④ここでLEDキャンドルを巻いていた透明のセロハンを用意します。

セロハンを吸水スポンジの大きさに合うようにカットして、スポンジの上に置きます。

この上にLEDキャンドルを置き、水に濡れないようにしました。
セロハンがない場合は、食品用のラップフィルムなどで代用可能です。

これでアレンジをする準備が完了。次はアレンジをしていきます。
花はオレンジ色に。コスパ最高の花の選び方
今回はハロウィンといえば! と、オレンジ色の花にしました。立ち寄った花屋さんにオレンジ色のスプレーギクが1本150円で売られていました。とても花つきがよいのも嬉しい♪ 2本購入です。
スプレータイプの花は、プチプラアレンジの強い味方ですね! 360°に花をアレンジしたいので、今回は花の数がまあまあ必要でした。
「スプレー」というのは1本から枝分かれして、花が複数ついているものを指します。

ほかに、オレンジ色のマリーゴールドの苗も加えました。スプレーギクと花の咲き方が違うので、ニュアンスをつけることができます。

マリーゴールドの花は小ぶりで、こちらも一つの苗にたくさんの花をつけていました。花を摘み取ったら鉢に植え替えて、ベランダで育てようと思います。
花をアレンジするとき、私はよく花苗を活用します。苗によっては花がたくさんついていて、しかも結構安いのです。アレンジで花を使ったあとは、植えて育てる楽しみも。しかも、育てて咲いた花を切り花として家に飾れるので、コスパ最高です!
単調にならない、アレンジづくりのコツ
花はスプレーギクから吸水スポンジに挿していきます。まずは1輪、正面を向けて。

横から見ると、こんな感じです。花は器より少しだけ外に出るくらいの長さにしました。

同じ花でアレンジしていくので、単調にならないように気をつけましょう。すぐ隣に来る花の顔が真横にならないように、上、下、上、下とリズムをつけながら、スプレーギクをアレンジしていきます。

このとき、花の高さを少し変えて高くしたり低くしたり。高低差もつけました。
次に、スプレーギクの間にマリーゴールドを入れていきます。

茎の根元のほうを持つようにしながら、茎をつぶさないように吸水スポンジに挿していきます。
これを1周繰り返して、完成です♪

「Happy Halloween」と書いたフレームを用意して、飾りつけしてみました。こちらのフレームも100均のもの。自分でフレーム部分を黒くペイントしています。

ライトをつけると…ハロウィンの雰囲気満点!

アレンジに黒を取り入れたので、引き締まって見えますね。
お皿とキャンドルは何度も使えそうなので、ハロウィンまでの間、花が枯れたら別の花をアレンジして楽しみたいと思います。次は紫色の花で、格好よくしてみようかな。
秋は夜が長いので、キャンドルアレンジをよく作ります。キャンドルの灯りで過ごす時間が私は大好き。いつもの部屋と違う雰囲気で非日常感を味わえます。とても贅沢な気分♪
今回の材料をご紹介
・スプレーギク…150円×2本
・マリーゴールド(苗)…120円
・黒いお皿…100円*ダイソー
・LEDキャンドル…200円*ダイソー
・単4電池…100円*ダイソー
・ラッピング用品…100円*ダイソー
・吸水スポンジ…100円*ダイソー
合計1,020円(税抜)
ほかに、カッターとハサミを用意。
グラスを活用したキャンドルアレンジ
家に使っていないグラスやコップがあれば、そこに100均で買える小さなLEDキャンドルを入れてアレンジしても素敵です!

下のお皿も家で使っていないものや、水が漏れない鉢皿など、いろいろなもので代用可能。
グラスの中はキャンドルだけではなく、小さなフェイクのカボチャを入れてみても。アイデア次第でいろいろなアレンジが楽しめそうです。
秋は花が充実してくる季節。旬のキクやバラ、それから実もの、紅葉してくる枝ものなど。オレンジ色や黄色、茶色など、ハロウィンに活用できそうな色合いのものも充実しています。季節や行事を花と一緒に楽しむ…とても贅沢で楽しい時間です。
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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