庭摘みのブルーベリーで 愛犬のおやつブルーベリーマフィン作り

目を酷使する現代生活において、積極的に取りたい果物がブルーベリー。ビタミン豊富なブルーベリーは、大切な愛犬の目の健康を守るためにも効果的です。育てやすい果樹なので、鉢や庭に植えれば、収穫を楽しむこともできますよ。ハーバルセラピストの資格を持ち、ペットのための自然療法も学ぶ海野美規さんが、庭で採れたブルーベリーで作るのは、愛犬も美味しく食べられるブルーベリーマフィン。季節の果物で、美味しくて目にも嬉しい手作りスイーツの作り方をご紹介します。
目次
ブルーベリーの収穫

我が家の庭には、1本のブルーベリーの木があります。まだ植えてから数年しか経っていませんが、毎年少しずつ実をつけます。母がとても楽しみにしているブルーベリーなのですが、去年、一昨年と2年連続で、いざ収穫という時に、何者かに(たぶん鳥ではないかと…)全部食べられてしまいました。やっと実が増えてきたのに、味がよくなってきたのに、一番よいタイミングで先を越されてしまうのですから、鳥たちもよく見ていますね。
そこで今年は、収穫期の前から網をかけておきました。その甲斐あって、ブルーベリーの実は、8月の初めごろから長い間楽しませてくれました。庭に出て、1粒2粒摘んで食べたり、摘んできてヨーグルトに入れたり、ブルーベリーがあると暮らしの楽しみが広がります。

9月に入り実が硬くなってきたので、全部収穫することにしました。それほど多くないのですが、ブルーベリーマフィンを作って、愛犬あんと一緒に楽しむことにしましょう。


毎年食べにきていた鳥のためにも、少し木に残しておきました。でももう、怒って来ないかもしれませんね。

愛犬用ブルーベリーマフィンの材料 カップ5個分

- 国産薄力粉 90g
- スキムミルク 10g
- ベーキングパウダー 小さじ1
- バナナ 1/2本
- 卵 1個
- オリーブオイル 5g
- プレーンヨーグルト 35g
- ブルーベリー 30粒
ノンシュガーですので、バナナのほんのり自然な甘味を加えました。
ブルーベリーはお好みの量を入れてください(一度に食べる量には注意してください)。
愛犬用ブルーベリーマフィンの作り方
- バナナをフォークの背などでつぶしておきます。
- ボウルに卵、オリーブオイル、ヨーグルトを入れてよく混ぜます。
- 薄力粉、ベーキングパウダー、スキムミルクを合わせてふるい、混ぜ合わせます。
- つぶしたバナナとブルーベリーを入れて、ゴムべらでさっくり混ぜます。
-
型に入れて、180℃のオーブンで20〜25分ほど焼きます。
出来上がり。

愛犬が食べる際には、食べやすい大きさにちぎってください。
あんには、プレーンヨーグルトを添えてあげました。


シニア犬の目の健康維持

ブルーベリーといえば、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」を豊富に含むことで知られています。アントシアニンには、抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に効果があるとされています。目の血流を改善して、目の健康維持にも効果が期待されています。

愛犬あんは8歳7カ月。プレシニア期です。犬は、人間と同じようにシニア期に入ると、白内障や緑内障などの目の病気が心配になってきます。白内障で白く濁った水晶体を元に戻すことは難しいとのこと。白内障になる前から、しっかりケアしていきたいです。
目の健康維持にはビタミン類、特に白内障の予防にはビタミンCが欠かせないということで、ビタミンE、ビタミンCを含むブルーベリーは、ぜひ愛犬にも与えたいフルーツです。
目が健康なこと

散歩で毎日のように公園で一緒に遊んでいた、あんより先輩の柴犬のR君。ある時から散歩に行きたがらなくなったと、飼い主さんが心配していました。R君はトボトボと肩を落として、飼い主さんの後ろを歩いていました。どうやら目が白く濁ってきたということでした。
R君は白内障と診断され手術をしました。術後しばらくして、いつもの公園にR君の姿がありました。足取りも軽やかに颯爽と歩いていました。「やっぱり目がクリアになって、心も晴れやかになったみたい」と飼い主さんも喜んでいました。
シニア犬になっても元気で散歩ができることは、犬にも飼い主にも喜びです。そのためには、目が健康であることは、とても大切なことの一つだと感じました。早いうちから、目の健康維持に心がけていきましょう。

Credit
写真・文/海野美規(Unno Miki)
フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
https://www.annegarden.jp/
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