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年末の贈り物にも。モダンな部屋にも似合う根引松の松飾り

年末の贈り物にも。モダンな部屋にも似合う根引松の松飾り

新しい年を迎える大切な日、元日。その元日を厳かに、ちょっと特別な気持ちで迎えるためにも年末の準備は欠かせませんよね。準備の一つとして、今年は松飾りを手づくりしてみませんか? ここでは、誰でも簡単に飾れる壁掛け式の松飾りのつくり方をご紹介します。生き生きとした緑色に輝く根引松を使った松飾り。立派な門がなくても、壁に掛けて飾れば、清々しい気持ちでお正月を迎える準備はばっちりです。

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実は意外と簡単 壁掛け式の松飾りのつくり方

青々とした美しい松飾りは、新年の始まりにふさわしい日本ならではの文化。松飾りはお正月に新年の恵みをもたらすために、家に降りてくる歳神様の目印や依り代となると考えられていました。そんな伝統に思いを馳せながら、松飾りを手づくりしてみませんか?

縁起のよい根引松や水引、南天などはもちろん、マツボックリやドライフラワーなどを加えてちょっとモダンにアレンジした松飾りは、贈り物にもオススメ。今回、アレンジを教えてくれる廣野早希子さんは、お世話になった方への年末の挨拶としてオリジナルの松飾りを贈り、とても喜ばれているのだそう。

意外と簡単につくることができるので、自宅用と贈り物用をつくってみては。青々として美しい松に触れていると、心も清々しくなります。さあ、あなたもオリジナルの松飾りをつくって、お正月を迎えましょう!

ここで使用している根引松の詳しいご紹介は『美しい松でお正月を。華道家が生み出した唯一無二の「根引松」』へ。

準備するもの

根引松 1枝

しめ縄 1つ

水引(ここでは金銀紅白のもの)

南天 2~3枝

千代紙 1枚

獅子舞などの飾り小物

マツボックリ、ドライフラワーなど 適量

ワイヤー

グルーガン

はさみ

つくり方

1.千代紙で折り鶴をつくり、水引は形を整えておきます。門松を飾りたい場所に、フックなど(材料外)をつけてワイヤーを掛けられるようにしておきましょう。

【Point!】水引は一度折れると形が戻らないので、折れないように注意して形をつくります。

2.松を表が上になるように台に置きます。※松の表は枝が伸びて立体的になっている方向。裏は枝が伸びておらず平面的で、壁に掛けやすくなっています。

3.松の上に、しめ縄飾り、水引、折り鶴、獅子舞などの飾り小物、南天、マツボックリなどのドライフラワーを順番に載せ、バランスを見ながらそれぞれの配置を決めます。南天は実が落ちて見た目がさびしくなりやすいので、実つきのよい小枝を数本選び、ワイヤーでまとめると、充実した見た目にすることができます。

【Point!】飾りの配置を考えるときは、アイキャッチ部分をまずつくるとデザインが決まります。また、大きいものから小さいものへと順番に決めていくとよいでしょう。

4.松にしめ縄飾りをワイヤーでしっかりと固定します。ワイヤーはやや長めに残しておき、輪にして壁に掛けます。5.水引をワイヤーで松に固定します。少し離れたところからバランスを確認しながら作業するとよいでしょう。輪の大きさはお好みで。

6.折り鶴、獅子舞などの飾り物をワイヤーで固定し、グルーガンでしっかりと固めます。余分なワイヤーは切り、危なくないように折り込んでグルーガンで覆っておきましょう。

7.南天、マツボックリをワイヤーでしっかりととめつけます。

8.バランスを見ながらドライフラワーを配置し、グルーガンでとめます。また、ワイヤー部分などもドライフラワーを使って見えないように隠しましょう。

【Point!】門松は壁に掛けるので、正面からだけでなく、下から見上げた時や横から見たときなど、角度を変えてもワイヤーなどが目につかないように注意しましょう。

9.全体を微調整してでき上がり!

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Credit

制作&アドバイス/廣野早希子
東京都杉並区、高円寺駅のすぐそばの小さなバー「SUB ROSA(サブローザ)」のオーナー。フラワーショップでの勤務経験を生かし、女性一人でも気兼ねなく入れるかわいいお店の一角には、必ず花を活けてお客様を迎えています。

松提供/塩入勝峰 https://saltandpinetree.wixsite.com/home

写真&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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