花が揺れるイヤリングを、すべて100均の材料で手作り プチプラ花コーデVol.90
プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
ふだん使いに楽しめるアクセサリーを自分で手作り
ドライフラワーやプリザーブドフラワーのピアスやイヤリングを付けている人を見かけては、自分でいつか作ってみたいと思っていました。街でよく見るのは、カスミソウのプリザーブドフラワーのもの。耳元で小花が揺れるさまが、とてもおしゃれです。
100円ショップではいまや、アクセサリーの材料やドライフラワー、プリザーブドフラワーまでもが手に入ります。これは作ってみよう! と、早速ダイソーに行ってきました。
私はイヤリング派なので、作るのはイヤリングです。作り方は、イヤリングもピアスも同じ。金具が違うだけで、簡単に手作りできちゃいます。
揺れるイヤリングの材料はすべて100均で!
イヤリングの材料は、ほとんどダイソーで揃えました。
カスミソウやアジサイなどの植物素材と、アクセサリーの金具。全部で700円ほどでした。
イヤリング用の金具は、ひと袋に2つ入っていたので、カスミソウとアジサイの2つを作ることにしました。
ほかには、“カツラ”と呼ばれる、ドライフラワーやプリザーブドフラワーをまとめるための金具も購入。こちらは、イヤリング作りには欠かせない材料です。
接着剤は、使い切りの少量タイプを選びました。
接着剤は使い終わっていないのに、固まっていることがあります。ですから、使い切りタイプは、時々しか接着剤を使わない人向き。おすすめです。
アクセサリー作りの接着剤は、金属に使えるものを選びました。木工用接着剤でも代用可能です。
花材を小分けにして、パーツを準備します
まずは、サーモンピンクのカスミソウを切り分けるところから始めました。
枝分かれしているものを、小さくカットしていきます。
茎の長さが1cmくらいになるようにしました。全体の長さは大体4.5cm前後です。
細かな作業を続けて、かわいい作品が完成
花材を準備したら、実際にイヤリングを作っていきましょう。作業は細かいけれど、難しくはないので、楽しみながら進めてみて。
①カットしたカスミソウ何本かを、1つにまとめます。
これを、2つ用意。
耳から花が垂れ下がるイメージなので、下を向けながら2つの花の量を調整していきます。
②クラフトワイヤーを10cmほどでカット。これを2本用意します。
③クラフトワイヤーで、カスミソウの茎部分をグルグルと巻いてまとめます。このとき、クラフトワイヤーは端を少し残しておきましょう。ワイヤーは上から下に巻きおろしていきます。
④巻き終えたら、残しておいたワイヤーと巻きおろしたワイヤー、それぞれを合わせて、ネジネジとネジッて、しっかりまとめます。
残ったワイヤーは、ハサミでカット。今回、私が使ったワイヤーはとても細く、クラフトバサミでもカットできました。
同じものを、2つ用意します。
⑤次に、花とカツラをセットしていきます。
カツラの長さに合わせて、カスミソウの茎部分(ワイヤーを巻いた部分)をカットします。
⑥カスミソウの茎部分に、少量の接着剤を付けます。
⑦カツラの中に、接着剤を付けた茎部分を入れ込みます。
⑧イヤリング用金具と、その袋の中に入っていた丸カンといわれる小さな丸い金具、そしてペンチを用意します。
購入した100均のイヤリング用金具の袋の中には、丸カンが入っていました。もし入っていない場合は、金具とは別に丸カンを購入しておきましょう。
⑨丸カンを、ペンチで広げます。
1本のペンチで丸カンを広げる作業が難しい場合は、ペンチをもう1本用意して2本使うと広げやすくなります。
⑩丸カンを広げたら、この中にカツラとイヤリングの丸い部分を入れて、丸カンを閉じます。
片耳のイヤリングが完成しました。もう一つも同じ作業をします。
2つが完成したら、並べてみて、花の長さを見ます。バランスが悪い場合は、ハサミでカットして整えます。
調整したら、サーモンピンクのカスミソウで、かわいいイヤリングが出来上がり。
早速、つけてみました。
かわいいイヤリングは、これからの季節に活躍してくれそうです!
今回の材料をご紹介
【花材と材料】
・カスミソウ(ドライフラワー)…100円*ダイソー
・イヤリング用金具…100円*ダイソー
・カツラ…100円*ダイソー
・クラフトワイヤー…100円*ダイソー
・接着剤…100円*セリア
合計500円(税抜)
ほかに、ペンチとクラフトバサミを用意。
シーンに合わせて、花や色を変えても素敵です
次に、白いアジサイと、商品名が「カスピア」と書かれていたスターチスでも、イヤリングを作ってみました。
作り方は、カスミソウのイヤリングと同じです。ただ、最初に花の量を多くしすぎて、カツラの中に茎が入りませんでした。
そのため、ワイヤーを一度外して、アジサイやスターチスの量を減らし、花のボリュームをダウン。
茎の周りをすっきりさせたら、カツラの中に茎が入りやすくなりました。
これで、白いほうのイヤリングも完成!
イヤリング作りは楽しいうえに、実用的なのも嬉しいですね。持っている洋服に合わせて、ほかの色や花でも作ってみようと思います。
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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