家庭菜園で育てるなら、せっかくだからスーパーではあまり手に入らない野菜を育ててみませんか。野菜はタネから選べば実はとても種類が豊富。色や形の美しいものがたくさんあり、料理を美しく彩ってくれます。そんなフォトジェニックな野菜の中から、今回は「紅心大根」をご紹介。鮮やかなピンク色がインスタ映え抜群!
外側は白色、切ると鮮やかなピンク色!

「紅心大根(こうしんだいこん)」は中国野菜の一つで、外見はカブのように白く、切ると内側の果肉が鮮やかなピンク色をしています。中国では「心里美(シンリメイ)」という美しい響きの名前で呼ばれており、この美しい色を生かし、生のままの千切りにしてサラダにしたり、酢漬けにしたり、麺類に添えていただく習慣があります。色が美しいので、お祝い事の席では飾り切りにされ、食卓を華やがせるのに活躍しています。味は大根よりも辛味が少なく、甘みが強いのが特徴です。パリパリとした歯ごたえがあるので、煮物よりも食感を生かした調理方がオススメです。
この赤色はアントシアニンという色素によるものです。アントシアニンは視力回復や眼病予防など、目に関する効果が広く知られていますが、他にもアントシアニンには強力な抗酸化作用があり、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を抑制する働きがあります。
色を生かすにはサラダがぴったり

紅心大根の鮮やかさを生かすなら、横からのスライスがオススメです。中心のピンク色が最も濃く、外側へ向かって淡いグリーンとのゼブラ模様が美しく、スライスしたものを並べるだけで素敵な一皿が完成します。以下にいろいろなサラダの例をご紹介。スライスした後、塩をかけて少し置いておくと、しんなりして食べやすくなり、甘みも強調されます。



収穫は11月から。紅心大根の育て方

紅色大根は通常の大根と比べて小さいので、プランターや鉢植えで十分育てられます。以下にプランター栽培の育て方の手順をご紹介します。
【タネ播き】
栽培のポイントは、タネの播き時です。適温がないと発芽しないので、適期にまくのが大事。品種によっても播き時が異なるので、種袋の説明をよく確認して播きましょう。以下は大体の目安です。
- 寒冷地では8月中旬〜8月下旬
- 中間地では8月下旬〜10月上旬
- 暖地では9月上旬〜10月中旬
大根は移植を嫌うので、タネ播きをしたプランターで最後まで育てます。タネ播きの前に土にたっぷり水をやり、小さなくぼみをつくって、10cm間隔くらいで点播きにします。タネ播きの詳しい方法は『植物に合わせた3つの「タネまき」の方法』でご紹介しています。
【間引き】
双葉が発芽して2cmくらい伸びたら、元気そうな苗を残して間があくように間引きます。さらに成長の具合を見て、一本だけ残して他を間引きます。
【水やり】
土の表面がしっかり乾いてから水やりをします。雨が続く時は、雨が当たらないところにプランターを移動しましょう。
【土寄せと追肥】
本葉が育ってきて、15cmほどに育ったら株元に土寄せをし、化成肥料を追肥します。
【収穫】
タネ播きから2カ月半ほどで収穫を迎えます。土の中に長く置いたままにすると、熟しすぎて実が割れてしまうので、採り時を逃さないようにしましょう。
Credit

取材&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。
Photo/ 1,6)sarsmis/ 2) 5PH/ 3) 5PH・spongePo/ 4) from my point of view/ 5) Anna Shepulova/ 7) Jane Rix /Shutterstock.com
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