母の日に贈りたい。100均活用で世界に一つのギフト♪ プチプラ花コーデVol.89

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
もうすぐ母の日! カーネーションは何色を選ぶ?
2022年は5月8日が母の日ですね♪
花の仕事をするようになってから、4月になると、気分は母の日に向かってそわそわします。
私自身、母へのプレゼントに選ぶ花は、やはりカーネーションが多いんです。最近はさまざまな色のカーネーションが出回るので、以前よりもっと花選びが楽しくなりました。今年はどんな色にしようかと先日花屋さんをのぞいていたら、真っ赤なカーネーションが目に入りました。束売りで、3本480円。

ここ数年は、母に赤いカーネーションをプレゼントしていなかったので、とても新鮮♪
さっそく、買ってみました!
このカーネーション3本と100均のアイテムを使って、アレンジやラッピングを楽しんでみます。
セリアのカットクロスで差をつける♪ 花との合わせ方
カーネーションを購入する少し前に、セリアで可愛いカットクロスを見つけて購入していました。

こんなにも可愛いカットクロスが100均で手に入るとは!
今回購入したのは、この4種類。カットクロスって、花のラッピングにも使えるんです。可愛い花束ができそう。
私が買った、シンプルな赤のカーネーションは、柄のあるカットクロスとの相性がよさそうです。カットクロスの上にカーネーションを置いて、相性を見ていきます。

写真のカットクロスは、模様の中にカーネーションと同じ赤い色が入っています。統一感が出そうですね。さらに、明るい雰囲気が母に喜んでもらえそう。今回は、このカットクロスに決めました!
人とはかぶらないオリジナルの世界で、たった一つの花束作りができそうです。
そして、ダイソーで以前購入したシンプルな赤いリボンを用意しました。

ほかに用意したのは、アルミホイルとティッシュペーパー、輪ゴムです。

これは、花束を作る際の必須アイテム。ティッシュペーパーの代わりは、キッチンペーパーでも大丈夫です。厚みがあるので、保水に向いています。
簡単! 自分でできる花束ラッピングのコツ
それではさっそく、カットクロスを利用してカーネーションをラッピングしていきます。
①布を広げて、カーネーションを横に置きます。カーネーションは布より少しだけ短くカットします。

カーネーションは3本の花の高さを少しずらしてみました。今回のラッピング方法では、ずらしたほうが素敵に仕上がりそう♪
また、カーネーションをカットする際は、茎の節の部分は避けてカットするようにします。
②カットしたカーネーション、下のほうの葉は手で取り、3本を輪ゴムでまとめます。

③次に、水で濡らしたティッシュペーパーを用意して、アルミホイルの上に置きます。カットしたカーネーションをその上に置いて、茎が水を吸えるように濡れたティッシュペーパーで包んでいきます。

④アルミホイルで、水が漏れないように外側をカバーします。

⑤④のカーネーションをカットクロスの上に置きます。

⑥写真のように、左側と右側からカーネーションの花顔が見えるように包んでいきます。

⑦茎のまん中あたりを、リボンできゅっと結んで完成です。

世界でたった一つのオリジナルの花束です。
写真で見るとおり、花の横顔がクロスの間からのぞくので、3本の高さが違うほうが花の存在感がアップするんです。
ラッピングは購入したカットクロスはもちろん、家にあるハギレ、また100均のラッピングペーパーでも代用可能♪
【花材と材料】
・カーネーション3本…480円
・カットクロス…100円*セリア
・リボン…100円*ダイソー
合計680円(税抜)
ほかに、輪ゴム、ティッシュペーパー、アルミホイル、ハサミを用意。
カーネーション3輪のテーブルアレンジに挑戦!
花束と同じカーネーションで、今度はテーブルアレンジを楽しんでみます。
先日セリアに行ったときに、折り紙のコーナーで素敵な柄のデザインペーパーを発見しました。

全部で3種類の柄が入っていて、複雑な模様と色合いがめちゃくちゃ素敵! こういう柄のものは、シンプルな花を引き立ててくれます。今回のカーネーションにもぴったりです。

ほかには、吸水性スポンジとそれを入れる容器を用意しました。デザインペーパーは赤のカーネーションに合わせて、明るめの色を選びます。
アレンジをする器はダイソーで購入した、ライフトレーという商品。中に水を入れても漏れないので、吸水性スポンジを入れるのにぴったり。

サイズは、カーネーション3本に合うように小さめをチョイス。
アレンジの必須アイテム、吸水性スポンジの使い方
まずは器にスポンジをセットして、アレンジの準備をしていきます。
①吸水性スポンジ(水を含ませない状態)の上に器を置き、上から軽くスポンジに押し付けます。

②器を外し、吸水性スポンジにつけた跡の通りにカッターでカットします。

カットすると、こんな感じになりました。
③カットした吸水性スポンジに、水を含ませていきます。
水を入れるための器として、カットした吸水性スポンジより少し大きめのものを用意します。器に水を入れたら、吸水性スポンジを水の上にポン! と置き、自然に水を含んで沈んでいくのをゆっくりと待ちます。

このとき、吸水性スポンジを上から押しつけないようにすることや、上から水を足さないことがポイントです。
深い器がない場合は、吸水性スポンジの片面が水を含むまで待って、いったん取り出します。器に水を足して、吸水性スポンジの反対側が水につかるように戻します。
詳しい方法は、パッケージの裏側に説明書きがあるので、それを参考にするのもいいですね。

④吸水性スポンジが完全に水を含んだら、これを容器に入れます。

スポンジの高さは器より少し低めにしました。花が少ないときは、低めにセットすることもポイントです。
オリジナルの器作りとアレンジを楽しむ!
吸水性スポンジをセットしたら、オリジナルの器を作って、アレンジをしていきます。
①スポンジを入れた器に、デザインペーパーを貼っていきます。

この器を一周するにはペーパーが足りないので、デザインペーパーは2枚用意しました。器の高さに合わせて、2枚とも折ります(カットしてもOK)。
これを両面テープで器に貼っていきます。

つなぎ目は、なるべく後ろのほうにくるようにしました。
②デザインペーパーを巻いた器に、カーネーションをアレンジしていきます。

カーネーションの茎は斜めにカットします。

次に、カーネーション3輪をバランスよく挿します。

上から見ると、こんな感じです。

③隙間が少しあるので、ベランダで育てているローズマリーを摘んで挿すことにしました。

アイビーやユーカリ、ゼラニウムなど、花屋さんでグリーンを購入してもOK♪
アレンジが完成です。

手書きのメッセージを、アレンジにつけてみました。
「Thank You」と感謝の気持ちを添えて♪

器に巻いたセリアのデザインペーパーが、カーネーションを品よく仕上げてくれました。世界でたった一つのオリジナルのカーネーションアレンジです。
【花材と材料】
・カーネーション3本…480円
・デザインペーパー…100円*セリア
・吸水性スポンジ…100円*ダイソー
・容器…100円*ダイソー
合計780円(税抜)
ほかに、家にあるグリーン、カッター、ハサミ、両面テープ、吸水性スポンジに給水する器と水を用意。
今回、花束とアレンジに使うペーパーに柄ものを選んだポイントの一つは、カーネーションと同じような色が柄にも入っていることでした。同じ色を取り入れることでアレンジに一体感が出ます。
母の日ギフトは、ラッピングで完成度を上げる
アレンジをしたらラッピングをすると、贈り物の雰囲気が高まります。100均では、花のラッピングに使えるセロファンなども揃うので、とても便利です。

ラッピングすると、高見え効果がありますね! これ、作ったの? なんて会話も弾みそう。
ぜひ、母の日にお役立てください♪
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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