ダイソーのバスケットで気軽にできるイースターのアレンジ♪ プチプラ花コーデVol.87
プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
パステルカラーがかわいい! 100均のイースターアイテム
2022年のイースターは、4月17日の日曜日。イースター前になると、100均にはさまざまな装飾用のアイテムが並びます♪
イースターのアイテムは、かわいくてワクワクするようなものばかり。これまでに購入した、100均のイースターエッグがこちらです。
パステルカラーでキュート! 見つけるたびに購入していたら、こんなに増えました。毎年、新しいものが出てくるので、思わず買ってしまいます。
今回は、100均で購入したもの、身近にあるもの、そしてベランダで育てている植物を使って、イースターのアレンジを作っていきます。
イースターアレンジを作るために必要なものと準備♪
イースターのアレンジを楽しむために、100均で購入した材料がこちら(卵を除く)です。
バスケット、ラッピング用品売り場にあったペーパークッション、それから装飾用モスです。
卵は1パックに10個入って200円でした。3個使います。
卵は上の部分を少し割って殻を取り、写真のように中身を取り出してから使います。中身はもちろん料理に使い、美味しくいただきました!
中身を取り出した卵の殻は、水でしっかりと中を洗って、白身が残らないようにしておきます。卵を使う際は、なるべく割れ目がないものを選ぶようにしましょう。
殻に割れ目があったり、ヒビが入ったりしたものを使うと、水が漏れる場合があるので、使う前にチェックしておきます。
プチプラで楽しむコツは、育てているベランダの花を活用
アレンジの花は、ベランダで育てているものを使いました!
ビオラとダスティミラー(シロタエギク)です。
パンジーやビオラは、ベランダで育つ過程を楽しむほか、切り花としても部屋で飾っています。
少し前に植えたビオラは、株が大きくなりはじめ、ちょうど花が満開となりました。
庭の花を使うのは、アレンジをプチプラで楽しむコツの一つです。自分で育てているものは、そのうえ、愛着もひとしお。
購入したのは、ユキヤナギ。1本200円です。
店員さんが枝ぶりのよいものを選んでくれました。 従って、今回の花代は200円のみ。ユキヤナギを育てている方は、全てプライスレスですね!
鳥の巣をイメージして、バスケットをデコレーション!
バスケットは、ダイソーで購入しました。よく見ると、“レンジで加熱できる抗菌PPバスケット”と書いてあります。
レンジで加熱できるバスケットがあるなんて、びっくり!
このバスケットに、グルーガンを使ってモスをつけてデコレーションしていきます。鳥の巣をイメージしました。
バスケットは、まず側面にグルーをつけ、モスをのせます。モスは手で押さえて、しっかりと固定します。
このとき、モスはなるべく多めにつけて、グルーが手につかないようにするとよいでしょう。
バスケットの外側と内側にモスをつけたら、イースターバスケットの完成です。内側の底は、モスはつけずにそのままにしておきました。
モスをつけたバスケットの中には、ペーパークッションを敷きます。
ペーパークッションは、卵を温めるイメージと卵を固定する役割。転がらないようにペーパークッションを調整しながら、水を入れた卵の殻を置きます。
これで土台が完成!
花材を挿す順番が大事。きれいに見えるアレンジのポイント
次は、アレンジです。まずは、ダスティミラーから。
ダスティミラーは、下のほうから葉をハサミでカットし、小分けにしていきます。だいたい1枚ずつにカットして、上のほうは2枚くらいの葉が残るようにしました。
葉の処理をしたダスティミラーから、卵の中に挿していきます。
いちばん最初に挿したダスティミラーが、ビオラの花留めになります。
ビオラを加えてみました。一気に華やかになりますね。最後に、短く切ったユキヤナギを挿して出来上がりです♪
ユキヤナギを入れるときは、水に浸かる部分の花や葉は取り除きました。そうすることで、水の中のバクテリアの繁殖を少し抑えることができます。
最初に質感が柔らかなダスティミラー、その次に茎がすっと伸びたビオラを入れることで、2つの花材が、今度はユキヤナギの花留めになりました。動きがあるユキヤナギを、ダスティミラーとビオラが固定してくれます。
こんなふうに花留めを意識しながら花や葉を挿していくと、アレンジが決まりやすくなります。
しばらくの間、こんな感じで飾ります。ビオラがしおれてしまったら、またベランダから摘んできて、イースターまで楽しみたいと思います。
小さな器に水を足すとき、私はこちらを使っています。もう15年以上愛用中♪ 100均にも似たようなものがあるので、一つ持っておくと便利ですよ。
今回の材料をご紹介
【花材と材料】
・ユキヤナギ…200円
・バスケット…100円*ダイソー
・ぺーパークッション…100円*ダイソー
・装飾用モス…100円*ダイソー
・卵…20円×3個
・ビオラ…ベランダで育てているもの
・ダスティミラー…ベランダで育てているもの
合計560円(税抜)
ほかに、ハサミ、グルーとグルーガン、作業用に新聞紙を用意。
イースターにぴったりの植物、「花ウサギ」を発見
先日、花屋さんを覗いたら目に飛び込んできたものがありました。
「花ウサギ」と呼ばれるトリフォリウムです。スプレータイプで、1本にたくさんの花が枝分かれしていました。
枝の先には、ラグラスのようにふわふわの穂状のものが大小ついています。その花屋さんでは1本550円でした。ちょっとお高め…と思い、買うかどうかしばし悩んだのですが…(笑)。
近くにいた店員さんと、この「花ウサギ」について話しているうちに欲しくなり、やっぱり購入しちゃいました。
花ウサギを、100均で買った小瓶にビオラと一緒に飾ってみると…。やさしい雰囲気のミニアレンジに。
今回作ったイースターのアレンジと一緒に飾っています。
花ウサギは、イースターにぴったりの花材ですね。出会えて嬉しかったです。毎日、かわいい、かわいい、と花たちに話しかけ、癒やされています。
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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