ニンジンといえばオレンジ色。ですが、実はオレンジだけではなく豊富なカラーバリエーションがあるのです。家庭菜園で育てるなら、せっかくですからスーパーではあまり手に入らない色のものを育ててみませんか。シンプルな調理でおしゃれな一皿が完成するキレイ色ニンジンをご紹介します。

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レモンイエローやワインレッドのニンジン

ニンジンといえばオレンジ色が一般的ですが、家庭菜園で育てるなら、ちょっと変わった色がオススメ。‘イエロースティック’や‘イエローハーモニー’、‘金美人参(きんびにんじん)’は、爽やかなレモンイエローのニンジン。 ‘パープルターゲット’は色も味も香りも濃厚な紫ニンジン。‘パープルヘイズ’は切ってビックリ! 外側はワインレッドで内側は鮮やかなオレンジ色。いろいろな品種を取り混ぜて育てれば、カラフルなニンジン料理が楽しめますよ。

いろいろな品種を少しずつ育てられるのも家庭菜園ならでは。
キレイ色ニンジンは色を生かしてサラダや素揚げなどシンプルな調理で。

キレイ色ニンジンの簡単レシピ

カールキャロットラペ

キャロットラペはフランス家庭の定番サラダ。火を使わずにつくることができ、冷蔵庫で1週間はもつので、常備菜として重宝します。カラフルなニンジンを取り揃えると、おしゃれな一皿に。お好みでレーズンやクルミ、オレンジを加えても美味しくいただけます。

<材料>

ニンジン2本、A(オリーブオイル大さじ2、白ワインビネガー大さじ3、ハチミツ大さじ1〜2、粒マスタード小さじ1、クレイジーソルト少々)、白ゴマ少々

<作り方>

  1. ニンジンをピーラーで縦にスライス。
  2. Aを全て混ぜ合わせて1と和え、30分くらい置いてニンジンに味をなじませます。
  3. 白ゴマをふりかけて完成。

ブラッディーキャロットジュース

紫ニンジンの鮮やかな紫色は、美容と健康によいポリフェノール成分。栄養素をより効果的に取り入れるなら、生絞りジュースが最適です。紫ニンジンはニンジン特有の匂いがなく、甘みが強いので生ジュースで美味しくいただけます。つくり方は、リンゴとレモンを合わせるのがポイント。酸味と甘みのバランスがよく、発色も美しくなります。

紫ニンジンは煮物などに使用すると、他の食材が紫色に染まってしまい、見栄えが悪くなります。生で使用するか、単体で調理するのがオススメです。

パープルキャロットのクリームスープ

紫ニンジンの色鮮やかなインパクト大のスープ。使用する紫ニンジンは、外皮も内側も紫色の‘パープルターゲット’などが、色が濃く出てオススメです。ニンジン自体がとても甘いので、味つけは塩とコショウだけで十分。イエローキャロットでつくると黄色のスープができます。

<材料>

紫ニンジン3〜4本、タマネギ1/2〜1個、バター大さじ2、小麦粉大さじ3、水500㏄、牛乳100㏄、生クリーム80㏄、塩・コショウ少々

<作り方>

  1. タマネギを薄くスライスして、ニンジンを一口大に切っておきます。
  2. タマネギをバターで炒め、しんなりしてきたら小麦粉を加えて焦げないように炒めます。
  3. ニンジンを加え、塩を少々ふって炒め、水を100㏄ほど加えて焦げないように蒸し炒めにします。
  4. 水分が蒸発してきたら残りの水を加え、ニンジンが柔らかくなるまで煮ます。
  5. ミキサーに④と牛乳、生クリームを加え入れて撹拌し、ピュレ状にします。
  6. 鍋に戻して温め、味をみて塩・コショウで整え完成。

ニンジンの栽培方法

【タネ播き】

ニンジンの発芽に適した地温は15〜25℃、生育適温は20℃前後ですから、夏にタネを播き、秋から冬にかけて収穫するのが最も育てやすいスケジュールです。ニンジンは移植を嫌うため、タネは畑やプランターに直播きにします。深さ・間隔1㎝のすじまきにし、薄く土をかけて発芽させますが、ニンジンは発芽率があまり高いほうではないので、多めにタネをまいて間引きながら育てます。水やりは最初は霧吹きか、はす口のついたジョウロを使って優しく行いましょう。

タネ播きの詳しい方法は『植物に合わせた3つの「タネまき」の方法』でご紹介しています。

【間引き】

発芽後は隣り合う葉が触れるようになったら勢いの強いほうを残し、弱いほうを間引きます。間引いた葉も炒め物などで使えます。1回目の間引き以降、葉が5〜6枚出てきたところで株間を10㎝ほど開けて、2回目の間引きを行います。

【水やり】

土の表面がしっかり乾いてから水やりをします。雨が続くときは、雨が当たらないところにプランターを移動しましょう。

【土寄せと追肥】

2回目の間引きと同時に、株元に肥料を施し、株元に土を寄せておきます。土から根が出ていると青くなってしまうので、成長を見守りながら適宜、土を寄せましょう。

【収穫】

ニンジンはタネ播きから3カ月〜3カ月半ほどで収穫を迎えます。品種によっても生育スピードが異なるので、タネ袋の説明をよく読んで、採りどきを逃さないようにしましょう。

Credit

文/3and garden

ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

Photo/ 1,4) Natalia Livingston/ 2) Natalia Korshunova・Mircea Costina/ 3) Malivan_Iuliia/ 5) thefoodphotographer/ 6) vanillaechoes/ 7) Zaira Zarotti/ 8) Alena Haurylik/ Shutterstock.com

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