ローズマリーが香るハーブワインで作ろう! 絶品アクアパッツァ
ハーブが料理に入ると、いつもの一皿がさらにおいしくなること、ご存じですか? とはいえ、「組み合わせが分からない」「すごく強い香りがしそう」と心配なこともありますよね。今回は、日々の料理に使える、ローズマリーを使った「ハーブワイン」の作り方をご紹介します。そして、そのハーブワインを使って、アクアパッツァを作っていきましょう。
目次
ローズマリーってどんなハーブ?
もともと、ハーブとは、ラテン語の「herba(ヘルバ)」という、草を意味する言葉です。いつの間にか日常的に使われるようになった言葉ですが、ハーブとは、暮らしに役立つ香りのある植物の総称。趣味の1つとして育てるだけにとどまらず、それらを食べたり飲んだりすることによって、心身のバランスを整えてくれる作用だってあるのです。
ハーブは私たちの毎日の生活に役に立つところが、最大の魅力! フレッシュな香りに包まれて、暮らしが一層楽しくなりますよ。
今回は、毎日の料理に使えるローズマリーのハーブワインを作りましょう。
ローズマリーは、シソ科の常緑低木。とても丈夫なハーブで、虫や病気の心配もなく、初心者にもおすすめです。一株あると、料理にお茶にと重宝しますよ。
ローズマリーの特徴は、なんといっても強い芳香! ちょっと触れただけで、青くて爽やかな香りが楽しめます。この香り成分には、気分をリフレッシュさせてくれる効果もあります。朝、起きられない人はローズマリーの香りを嗅ぐのがおすすめです。
ローズマリーのハーブワインを作ろう
そんなローズマリーは、お料理にも大活躍! ローズマリーの強い香りは、肉や魚の臭み消しになるのです。このように、ハーブを使うことによって、普段のお料理も格段においしく感じるから不思議です。
ハーブワインは、他にコモンタイムやセージ、オレガノなどを使って作ることもありますし、作りたい料理によって、ハーブを変えてみるのもよいのですが、まずは、肉料理・魚料理どちらとも合うローズマリーで、ハーブワインを作ってみましょう。
【用意する材料】
◯ハーブ フレッシュのローズマリー 5~10g程度
◯白ワイン 150ml
※手軽な価格のワインで十分です
◯保存瓶 150ml
【作り方】
1. ハーブを摘んだら、軽く洗ってしっかり水気を切る
2. 煮沸消毒した保存瓶にハーブを詰めて、白ワインを注ぐ
3. しっかり蓋を閉めたら、冷暗所で一晩置く
4. ハーブを濾して、冷蔵庫で保管して使う
一晩だとほんのり香りがつく程度ですが、これを1週間、2週間と長期間浸けておくと、より香りの強いハーブワインになります。お好みで期間を変えて、お試しくださいね。
また、基本的には、1回の抽出でハーブの成分は出切っています。ワインを継ぎ足したくなりますが、また新たに作ったほうが、香りのよいものができますよ。
ハーブワインは、通常のワインと同様に使えます。私は、これを常備しておき、調理酒として使っています。もちろんお酒として飲んでもOK!
ハーブワインで作ろう! アクアパッツァ
ハーブワインで、ハーブが香る一皿を作りましょう! 今回ご紹介するのは、アクアパッツァ。
アクアパッツァは、白身魚や貝類を煮込み、出汁のきいたスープが楽しめる魚料理です。野菜やキノコなども入れて、野菜不足を補いながら、しめはリゾット! が我が家の定番です。簡単にできますので、キャンプなど屋外で調理して食べるのもおすすめのですよ。
【材料】
◯白身魚 2切れ(280g)
※今回は真鯛を使いましたが、タラやイサキのような白身魚でもOK
◯にんにく 大きめ1かけ
◯ミニトマト 12個程度
◯オリーブオイル 大さじ2
◯ハーブワイン(白)100ml
◯水 300ml
◯塩 小さじ1弱
◯コショウ 適量
◯ハーブ ローレル(1枚)
◯ローズマリー(10cm)
お好みで、あさりや野菜やキノコ類などを加えても◎!
ハーブワインで作るアクアパッツァの作り方
1. 魚に塩(分量外)を振って、5分程度置きます。
2. ミニトマトを半分にカットします。野菜やキノコを入れるなら、一緒にカットしておきましょう。
3. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、すりつぶしたにんにくを加えて、中火で香りが出るまで炒めます。
4. 水分をふき取った魚をフライパンに入れて、皮目から焼き、裏返して両面焼きます。
5. ミニトマトや、お好みの具材(あさり・野菜・キノコ類など)と共に、水とワイン、ハーブを加えます。
6. ふつふつしてきたら、弱火にして、蓋をして10分ほど煮込みます。
7. 味をみて、塩・こしょうを加えます。分量はお好みで調整してください。
8. お皿に盛りつけて完成です。
ハーブがほのかに香る大人なアクアパッツァ、ぜひお試しくださいね。
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