空も海も大地も、月も星も風も、人の言葉では何も語らない。雨も雪も霧も、樹々も花も草たちも、鳥も蝶も虫たちも、人の言葉では何も語らない。けれど、世界は意外なほどたくさんの救いと癒やしと喜びに満ち溢れています。そう気づかせてくれるのは感性豊かな著者たちによるすぐれた本。さあ、本を開いて一筋の希望の光を見つける旅に出かけましょう。
目次
感性を磨くための入門テキスト『センス・オブ・ワンダー』
『センス・オブ・ワンダー』
レイチェル・カーソン著(上遠恵子訳・新潮社)
世界が不安に覆われている今このときも、木々は芽吹き、花のつぼみは日ごと膨らんでいます。遠くへ出かけなくても、ささやかな発見はどこにでもあり、喜びと癒しをもたらしてくれることを本書は教えてくれます。著者、レイチェル・カーソンは、アメリカの女性海洋生物学者で、化学物質による環境問題を告発したベストセラー『沈黙の春』でも知られる作家。
ある嵐の夜、レイチェルは1歳8カ月になったばかりの甥ロジャーを毛布にくるんで、雨が降る中を海岸へと降りていきます。真っ暗闇、崩れながら浜辺に押し寄せる波の叫び声。けれども、ロジャーは怖がることもなく、むしろ楽しそうな笑い声をあげるのです。彼の幼い心の中には「センス・オブ・ワンダー」(大自然の美しさ、驚異、神秘性などに気づき、素晴らしいと感動することのできる感性)がすでに育まれていたのです。
レイチェルとロジャーはその後も、雨の日の森や虫たちが小さなバイオリンを弾いている秋の庭などへの探検を繰り返し、‘センス・オブ・ワンダー’を豊かにしてゆきます。膨大な知識を持ちながら、「「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない」とレイチェルは言います。60ページ足らずの本ですが、癒しと美しさに溢れた1冊。緊張を強いられるこの日々にも、‘センス・オブ・ワンダー’があれば、少なからぬ喜びを見出せるでしょう。
大自然の営みを美しい「物語」として描く 『極北の動物誌』
『極北の動物誌』
ウィリアム・プルーイット著(岩本正恵訳、新潮社)
本書の著者ウィリアム・プルーイットはカナダの動物学者ですが、素晴らしい「物語」の語り手でもあります。そして彼の語り口の巧みさは、大自然の営みの一つひとつを美しい詩へと変えてゆくのです。まずは冒頭の「旅をする木」という章から読んでみましょう。
物語は、トウヒという針葉樹の球果が野鳥たちについばまれ、割れた球果からこぼれた種が雪原に散らばるところから始まります。雪の上に落ちた種は、目ざとくそれを見つけた鳥たちに食べられてしまいますが、幸運にもウサギの足跡の窪みに落ちた種だけが、転がったはずみで小さな雪崩を発生させ、雪の下に埋もれてひと冬を過ごします。
やがて春。雪がとけると種はコケの隙間に潜り込み、適度な湿り気と太陽の熱に温められて発芽し、一本の若木に。
年々幹が太くなり、堂々たる大木に成長していくトウヒ。けれども、寒冷なアラスカの森は、林床のすぐ下に永久凍土の層があってトウヒは地中深く根を張ることができません。そのため、ある年の雪どけの頃、川を流れ下る巨大な氷塊の直撃を何度もうけて、根こそぎ川の中へと倒れ込んでしまいます。そして激流に押し流されて海へとたどり着き、荒波にもまれて岸に打ち上げられます。
すると、そこはキツネが尿でマーキングをして縄張りを主張する場所に。それに気づいた猟師がワナを仕掛け、キツネを捕まえ始めます。それが何世代にもわたって続いていくのですが、あるとき一人の若者が浜辺に横たわっているトウヒを木材として利用したいと言い出します。村の長老たちは長い時間をかけて協議した末、それを許すのです。そこで若者はトウヒを細かく切り分け、その木材で家を建てます。それからまた長い長い歳月が過ぎていき、家は次第に老朽化し、朽ち果て、薪として燃やされます。
こうして遥かな旅をしてきたトウヒは、いまや一筋の煙となり、炭素や水素などいくつもの元素に分解されて空へと昇っていきます。それがいつの日か、再び結合して地上に降り注ぎ、トウヒの若木として甦ることもあるかもしれない──というところで、「旅をする木」の物語は閉じられます。
一方、「ハタネズミの世界」という章で語られる物語の舞台は、大規模な森林火災の傷跡が残る森。その林床に実るブラックベリーやツルコケモモ、忙しくあたりを駆け回るハタネズミやアカリス、冬の到来に伴う気圧の変化、雲の行き来、雪の結晶の輝き、降り積もって重さを増し、かすかに雪がきしむ音。プルーイットの細やかで丁寧な語り口で、それらのすべてが何と愛おしく感じられることか! この地球という星は、はかないけれども、かけがえのない美しい詩に満ち溢れている。プルーイットは私たちにそう気づかせてくれます。
彼のようにうまくはできないかもしれませんが、私たちもなるべく注意深く自然を観察してみましょう。そのさまざまな営みの中に小さくきらめいている詩が、きっと見つかるはずです。その詩は、救い難いことの多いこの世を生きている私たちへの、何よりの励ましとなり、慰めとなることでしょう。
驚きの「蝶」の世界への誘い『海をわたる蝶』
『海をわたる蝶』
日浦 勇著(講談社学術文庫)
日本で見られる蝶は約180種。その中でもとりわけ馴染み深いのがモンシロチョウ。ところが、かつて日本には一匹もいなかったって、ご存じでしたか!? 本書は「蝶」という不思議ワールドへの格好の入門書です。モンシロチョウは、中央アジア西部から地中海沿岸地帯が原産地。北アメリカにも南北戦争以前は全くいませんでした。ところが、南北戦争勃発1年前の1860年、大西洋のセントローレンス湾に面したカナダのケベックで数匹が初めて採集されたのです。
その後のモンシロチョウの勢力の拡大ぶりは、まさに驚異的でした。1863年にはケベック周辺で普通に見られるようになり、1865年には隣接する合衆国のメイン州に進出。続いて1868年にはニューヨーク州、1880年には中部のカンザス州に達し、さらに1881年テキサス州、1884年ミズーリ河源流域、1886年コロラド州デンバーへと棲息域を拡大。ケベックでの最初の発見からわずか30年で、モンシロチョウは大西洋岸から太平洋岸までアメリカ全土に拡大してしまったのです。
困り果てたのが、アメリカのキャベツ農家。モンシロチョウはアブラナ科の野菜、とくにキャベツに好んで卵を産みつけ、幼虫はそのキャベツの葉を食べて成長するからです。つまりモンシロチョウはキャベツの大敵、収穫量を激減させてしまう最大の害虫なのです。
カナダのケベックで見つかったモンシロチョウは、おそらくはヨーロッパからの貨物船に乗って“密入国”したもので、その中にすでに交尾済みのメスが含まれていたのだろうと考えられています。
一方、日本の場合はどうかというと、どうやら江戸時代より前に、中国、あるいはシベリア方面から海を越えて侵入したらしいのでした。
モンシロチョウが海をわたる様子は、漁業関係者によってしばしば目撃されており、大正年間には朝鮮海峡に出漁していた漁師が、あまりの大群を見て肝をつぶし、漁具を捨てて港に逃げ帰ったという記録があるといいます。
本書では、かつて漁船に乗っていたという人が海上でモンシロチョウの大群に遭遇したときのことを、くわしく証言しています。それによると、ある日、サバ取り船に乗って航海していると、午後4時頃、青い空の彼方に突然白い雲のようなものが現れ、よくよく見てみると、それは長さ140〜150mのモンシロチョウの大群だった。
しかも、海の上にもモンシロチョウがいっぱい浮かんでいる。はじめは死んでいるのかと思ったが、近づいてみると、みんな生きていて、あるチョウは波の上にとまって呑気にサーフィンをしている。また別のチョウは波に揺られながら夢心地で昼寝をしている。その数、およそ数万。日本晴れの、波の穏やかな種子島沖でのことだった…。
本書『海をわたる蝶』にはそのほか、やはり大群をつくって移動するイチモンジセセリという小型の蝶の話、村の蝶と町の蝶、森の蝶と草原の蝶など、面白くて不思議な話がいっぱい。まるでファンタジーを読んでいるような楽しさと、ミステリーを読んでいるようなワクワク感が同時に味わえる素敵な本です。
森の再生を導いた感動の寓話『木を植えた男』
『木を植えた男』
ジャン・ジオノ著、フレデリック・バック絵(寺岡襄訳、あすなろ書房)
本書の著者ジャン・ジオノは、南仏プロヴァンス地方のマノスクという町に生まれ、終生、プロヴァンスの自然とそこに暮らす人々を愛し続けた作家にして詩人。『木を植えた男』は彼の代表作の一つで、主人公は無計画な乱伐で禿げ山になってしまった山岳地帯に木を植え続け、豊かな森林を再生させたエルゼアール・ブフィエという老人。人知れず行われた無償の行為の美しさと尊さを描いたこの感動的な物語は、発表と同時に大きな反響を呼び、世界各国で今もなお多くの人々に読まれ続けています。物語の背後には、実は驚くような大きな仕掛けも隠されているのですが、それは読んでのお楽しみ。自然と暮らし、生き方さえも考えられる美しく尊い物語が綴られた一冊です。
読めばいつでも童心にかえれる『ピーターラビット全おはなし集』
『ピーターラビット全おはなし集』
ビアトリクス・ポター著(いしいももこ、まさきるりこ、なかがわりえこ訳、福音館書店)
自分が昔は子どもだったこと、忘れていませんか? たまには美しい絵本を開いて子どもの頃に戻りましょう。ビアトリクス・ポターの『ピーターラビットのおはなし』なら、なんの不安も心配もなく、毎日無心に遊んでいたあの遠い子ども時代へといっぺんにワープさせてくれるはず。
ポターはイングランド北部・湖水地方の豊かな自然の中で暮らし、子どものためのお話絵本をたくさん書きました。『ピーターラビットのおはなし』のほかにも『ベンジャミンバニーのおはなし』『フロプシーのこどもたち』などかわいい絵本がたくさん。そのページを繰れば、心はいつしか、生きることがどんなことか、まだなにも知らなかったあの幼い頃の私に……。
自然の営みの素晴らしさを教えてくれる『赤毛のアン』
『赤毛のアン』
L・M・モンゴメリ著(松本侑子訳、集英社文庫)
アンは、ある事情があって両親と死に別れた孤児。施設や子だくさんの意地悪な養母のもとで暮らした後、マシューとマリラ兄妹の家に引き取られます。大の空想好きで、おしゃべりで、活発なアンが繰り広げる騒動の数々。そんなアンンに戸惑いながらも、次第に心惹かれていくマリラ、口数は少ないけれどやさしく見守ってくれているマシュー。そのマシューの死、将来の夫ギルバートとの出会い。カナダのプリンスエドワード島を舞台にした物語は、自然の営みの素晴らしさ、その美しい自然の中で生きる喜びを詩情豊かに謳い上げていきます。翻訳はこの作品を深く研究している松本侑子訳がオススメ。ガーデナーの書棚に、ぜひこの名作を。
文豪ヘッセの暮らし記録『わが心の故郷 アルプス南麓の村』
『わが心の故郷 アルプス南麓の村』
ヘルマン・ヘッセ著(岡田朝雄訳、草思社)
作家ヘルマン・ヘッセは第一次世界大戦に反対し、平和主義的な論文を新聞に発表。自国ドイツのジャーナリズムから「裏切り者」「売国奴」と避難されます。そのため彼は、国を出て、家族とも別れ、1919年42歳のときにアルプス南麓の小さな村モンタニョーラに落ち着きます。本書はそのモンタニョーラで書かれたエッセイを収録したもので、近くの峠、農場、礼拝堂、素朴な暮らしをしている村の人々、秋の森、雷雨、大好きな庭仕事のことなどが、美しく詩情豊かな文章で綴られている。彼がモンタニョーラで描いた水彩画も収められており、第二の故郷での孤独だが心穏やかな生活ぶりがしのばれます。悲しい時、悩みがあるときに、ぜひ手に取りたい本。
今ブームの俳句とエッセイによる星の賛歌『星戀(ほしこい)』
『星戀(ほしこい)』
野尻抱影・山口誓子著(中公文庫)
日が暮れたら、今日のガーデニングはもうおしまい。けれど、手を洗って家に入る前に空を見上げてみましょう。青い薄闇の中にひときわ明るく輝いているのは金星です。
本書は、無類の星大好き俳人・山口誓子と無類の星マニアのエッセイスト・野尻抱影が交わした俳句とエッセイを収めたもの。
漁り火と遠さおなじく春の星
蛍籠明日をよき日と星揺るる
誓子のこうした句に導かれるように、抱影の「星戀」「蛍と星」といったエッセイが綴られてゆきます。元々は昭和21年、日本が戦争に敗れ、絶望のどん底に沈んでいた頃に出版されたもので、今回71年ぶりに文庫化され、再び読めるようになった貴重な本。
土のことならこの本にお任せ!『土壌の基礎知識』
『土壌の基礎知識』
前田正雄・松尾嘉郎共著(農山村文化協会)
ご存知でしたか? ラベンダーはアルカリ性の土壌でないと育たない、ブルーベリーは逆に酸性の土壌が好き──。
土は黙っていて何もいわないけれど、実は非常に複雑で微妙な世界。しかも土の中には無数の微生物や虫、小動物が住んでいて、人間の社会と同じように互いに助け合ったり争い合ったりしている、極めて活発でにぎやかな世界なのです。その土について、図解入りで分かりやすく教えてくれるのが本書。「園芸家は、花をつくっているのではなく、土づくりをしているのだ」とは『園芸家12カ月』の著者カレル・チャペックの言葉ですが、ガーデニングにとって土づくりがいかに大切か、この本を読むと本当によく分かります。
宮沢賢治著『宮沢賢治詩集 天沢退二郎編』
『宮沢賢治詩集 天沢退二郎編』
宮沢賢治著(天沢退二郎編、新潮文庫)
疲れたら、ハーブティーでも飲みながら詩集を広げてみましょう。で、詩を読むときに大切なのは、すぐに全部をわかろうとしないこと。難解な部分、理解できないところは思いっ切り飛ばし読みしちゃって全然オッケー。
というわけで、とりあえずオススメは宮沢賢治詩集。彼は光や風、空や星や雲、森の木々などと交信できる不思議な感性と能力を持った人でした。わかりにくい詩も多いけれど、心に響く数行が見つかったらそれで十分。賢治の詩で面白いのは、岩手の方言を用いたもの。そして死んで行く妹を悼んで書いた詩は胸にぐっと迫るものがある。詩が気に入ったら、彼の童話も読んでみよう。
窓辺のインテリアにも素敵な『FLOWER FAIRYS OF THE GARDEN』
『FLOWER FAIRYS OF THE GARDEN(庭の花の妖精たち)』
シシリー・メアリー・バーカー著(英語版 WARNE)
花の妖精を描いた美しく可愛らしい小型絵本。日本語訳付きの豪華本愛蔵版も出ているが、手元に置くならほぼ手のひらサイズのこの英語版のほうオススメ。(購入は大型書店の児童書売場やネットで)
著者のシシリー・メアリー・バーカーは1895年生まれの英国の挿絵画家・児童文学者で、20歳過ぎから近所の子どもたちをモデルに花の妖精を描き始め、絵本を相次いで出版しました。本書「庭の花の妖精たち」には水仙、忘れな草、ラベンダー、スイートピー、マリーゴールドなどの花の妖精の絵とシシリー自作の詩が収められています。窓辺に花とこの絵本を飾れば素敵なインテリアに。妖精が幸せを運んできてくれるかも。
柳宗民編『日本の名随筆 園芸』江戸時代の園芸文化の伝統がつめこまれた一冊
『日本の名随筆 園芸』
柳宗民編(作品社)
江戸時代の日本は世界一の園芸大国。幕末に日本を訪れたある英国人は、江戸の下町に暮らす貧しい庶民までが草花を愛好し、大事に育てていることに驚き、「ロンドンの労働者階級より、日本の庶民のほうが文化程度が高いように思える」と述べています。
そんな園芸文化の伝統が明治、大正、昭和、そして平成へと受け継がれ、さまざまな人々によるたくさんの園芸エッセイが書かれました。それを厳選し、一冊にしたのが本書。作家、詩人、映画監督、俳人、学者など各界の著名人のエッセイ35編が収録されています。珍しいところでは資生堂社長(当時)福原義春氏の文章も。どのエッセイもとても味わい深く、ガーデニングの休み時間に読むのに最適。
庭仕事の喜怒哀楽をユーモラスに描いた『園芸家12カ月』
『園芸家12カ月』
カレル・チャペック著(小松太郎訳、中公文庫)
1920年代にチェコで出版され、日本では1959年に翻訳が出た古典中の古典ですが、じつはゆる〜い脱力系。園芸愛好家の悪戦苦闘の一年を紹介しながら、園芸、ガーデニングってのは、要するに「花遊び」「土遊び」。肩肘張らず、難しく考えすぎず、気楽におやりなさい、もちろん失敗だって全然OKだよということを、軽妙な文章で面白おかしく教えてくれます。著者はチェコが生んだ世界的な作家・劇作家・詩人。自身もかなりの園芸マニアだったらしく、280種類以上の植物を紹介しています。文中に挿入されている挿絵は兄ヨゼフの作品。こちらもユーモラスで楽しいですよ。
柳宗悦著『手仕事の日本』は手作りを始めた人やガーデナーに読んでほしい一冊
『手仕事の日本』
柳宗悦著(岩波文庫)
日本人だからこそできる丁寧で繊細な手作業で作り出される温かみある物たち。そんな昔ながらの物づくりの文化を覗いてみませんか。
かつて日本では多くのものが、地味で素朴な手仕事によってつくられていました。糸、布、織物、紙、筆、食器、櫛、かんざし、家具、傘、ほうき、台所用具、農具、ワラ細工、籐細工。著者は北は東北から南は沖縄まで手仕事の現場を訪ね歩き、人の手、人の指先がつくりだしたものの素晴らしさ美しさ、その便利さ、機能性の高さを紹介していきます。そこには昔ながらのつつましい生活を送りながら、丁寧な物づくりをしている人たちへの尊敬の念をこめた優しい眼差しが。ガーデニングも指先を使って行う手仕事。土や泥にまみれた指先が、癒やしや慰めや小さな幸せを紡ぎ出してくれる。人の手って、ほんとに素晴らしい!
Credit
文/岡崎英生(文筆家・園芸家)
早稲田大学文学部フランス文学科卒業。編集者から漫画の原作者、文筆家へ。1996年より長野県松本市内四賀地区にあるクラインガルテン(滞在型市民農園)に通い、この地域に古くから伝わる有機栽培法を学びながら畑づくりを楽しむ。ラベンダーにも造詣が深く、著書に『芳香の大地 ラベンダーと北海道』(ラベンダークラブ刊)、訳書に『ラベンダーとラバンジン』(クリスティアーヌ・ムニエ著、フレグランスジャーナル社刊)など。
Photo/3and garden
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