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今からでも間に合う! お正月花飾り、ダイソー活用のポイント プチプラ花コーデVol.82

今からでも間に合う! お正月花飾り、ダイソー活用のポイント プチプラ花コーデVol.82

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。

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お飾りを手作り! ダイソー活用でお正月の準備

お正月用の花飾りと玄関飾りを、100均を利用して準備しました。忙しい年末でも、この2つは用意したい!

そこで今回は、今からでも間に合う、簡単でお正月らしくなる花飾りと玄関飾りをご紹介します。歳神さまをお迎えする準備も、品揃え豊富な100均でできます。今回はダイソーで見つけたものを活用することにしました。

これは便利! お正月らしい花器も100均を活用

まずは、お正月用の花を飾りましょう。

花を飾るために、ダイソーで購入したのは、木の蓋がついたガラス瓶と、「ちりめん風貼れる布」とカラー紐です。このガラス瓶に、「ちりめん風貼れる布」を使って、花器を作ります。

手作りお正月飾り

最初に、ガラス瓶の高さに合わせて「貼れる布」をカットします。

手作りお正月飾り

布は、張りがある状態にしたいと思い、貼らずにただ巻くだけにしました。そうすると、写真のように布にシワができず、パリッとします。緊張感がある、お正月らしい花器ができます。

手作りお正月飾り

ガラス瓶にくるっと巻いた布は、セロハンテープでとめました。とめた部分が見えないように気をつけましょう。

購入した貼れる布は、内側に方眼紙のような目盛りがあります。カットしやすく、とても便利でした。

手作りお正月飾り

ガラス瓶に布を巻いたら、その上にカラー紐を結んでアクセントをつけます。

手作りお正月飾り

紐の先は、ほつれないよう、キュッと玉結びにしました。

花器作りといっても、布を切って巻くだけで簡単! ちりめん風の布を使ったから、和風な雰囲気に仕上がりました。

さっそくガラス瓶の中に水を入れ、花を飾っていきます♪

お正月に飾る花は、やはり縁起物にこだわりたい

器ができたら、次は花選びです。

手作りお正月飾り

白いポンポン咲きのキクとセンリョウ、それからバンブーを選びました。お正月にぴったりな、縁起のよい花材です。白、赤、緑と色数を絞ったことで、赤い器との一体感も出ますね。

バンブーはなんと! ダイソーで、1本100円で売られていました。100均に生花があるなんて、びっくりです。お正月はもちろん、そのあともこのまま水につけて、観葉植物のように飾っておくのもよさそう。

バンブー

このバンブーを、2本購入しました。

バンブー

アレンジは、バンブーを中心に花を挿していきます。

飾った状態が崩れず、水替えも楽な活け方

お正月の間、最初に飾った姿をキープしたいと思い、花束のように花材を組むことにしました。手の中にバンブー、それからキク、最後にセンリョウと組んでいきます。

手作りお正月飾り

花はそれぞれ同じものを、まとめてみました。仲間同士でまとめることを、花の世界ではグルーピングと呼んでいます。グルーピングすることで、花それぞれが際立ち、少しモダンな印象になります。

手作りお正月飾り

束ねるときは、花それぞれの顔が見えるように高さを変えることがポイントです。手前に来るほど、花の位置が徐々に下がっているのが分かりますか? まとめたら、輪ゴムを使って結束しましょう。

先ほどの器の高さに合わせて茎をカットし、器に入れれば、出来上がりです。

手作りお正月飾り

花たちは輪ゴムで止めているので、形が崩れません。しかもこれなら、水替えも楽ちんですね♪

今回のポイント、もう一つは、ガラス瓶の口元が狭いことです。少ない花材を美しく見せたいときは、口元が狭い花器を選ぶとうまくいきます。

意外な材料で工夫して、玄関飾りを可愛らしく

最近は年末近くになると、100均でもしめ縄リース用の土台が売られているのをよく見かけます。私が行った時期は少し早かったので、まだしめ縄はありませんでした。

なにか代用できるものは…と探していると、目に飛び込んできたのがこちら! カバンの持ち手です。

手作りお正月飾り

ほかには朱色の箸、造花のキクとシダを購入。以前何かに使って残った、ちりめん紐も用意しました。こちらもダイソーのものです。

手作りお正月飾り

朱色の箸は、かんざしのように使ってみたいと思っての購入です。

カバンの持ち手は2本入っていました。2本を合わせ、これをねじりながら輪にしたら、一緒に入っていた紐でとめます。

手作りお正月飾り

これが、今回のベースです! ここに、キクやシダでアレンジしていきます。キクは、茎の中に針金が入っているので、少しだけ花首を曲げておきました。そうすることで、花が正面を向き、少ない材料でも華やかに仕上げることができます。

手作りお正月飾り

かばんの持ち手で作った土台に、シダ、かんざしに見立てた箸、キクを、写真のように置きます。それらをまとめて、かばんの持ち手に入っていた紐で、しっかりと縛ります。

手作りお正月飾り

その上に、お正月アレンジで残った布を巻いてとめてみました。

手作りお正月飾り

ちりめん紐を、リボンのように結んで完成です。

手作りお正月飾り

かばんの持ち手ということを忘れそうな、いい出来栄えになりました。白い土台が新鮮で、可愛らしくお気に入りです。

出来上がった玄関飾りと、最初にアレンジした花を並べると、一気にお正月の雰囲気になりました♪

手作りお正月飾り

アレンジと玄関飾りの色を紅白に絞ったことで、全体に統一感が出ました。紅白の色合わせって、簡単にお正月らしい印象になりますね♪

今回の材料をご紹介

【お正月アレンジの材料】

・ポンポン咲きのキク3本…590円

・センリョウ1束…400円

・バンブー…100円×2本*ダイソー

・木の蓋のガラス瓶…100円*ダイソー

・ちりめん風貼れる布…100円*ダイソー

・カラー紐…100円*ダイソー

お正月アレンジ合計1,490円(税抜)

ほかに、輪ゴム、ハサミ、セロハンテープを用意。

【玄関飾りの材料】

・キク(造花)…100円*ダイソー

・シダ(造花)…100円*ダイソー

・カバンの持ち手…100円*ダイソー

・耐熱六角箸(朱色の箸)…100円*ダイソー

・ちりめん紐…100円*ダイソー

玄関飾り合計500円(税抜)

ほかに、造花をカットするハサミを用意。

干支にちなんだもので、お正月感をアップ!

ダイソーで来年の干支、寅のスタンプが売られていたので、思わず購入です! 金色のインクも買いました。

寅年

紙にスタンプしてデコレーションするのに重宝。お正月飾りのアクセントになり、ワンランクアップした雰囲気です。

年賀状にも使えそうですね!

Credit

記事協力


川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower

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