千円で完成! トラディショナルなクリスマスリース プチプラ花コーデVol.81
プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
今年のリースのテーマは「トラディショナル」
材料費1,000円でクリスマスリースを作りました♪ トラディショナルな雰囲気で、お気に入り。リースが完成すると、クリスマスを迎える準備ができた気がして、私は嬉しくなります。
今回の手作りクリスマスリースのポイントは、チェック柄のくるみボタン。100均で売られている<くるみボタン制作キット>を使うことで、プチプラなのにたくさんのオーナメントを作ることができ、リースがにぎやかになりました。
くるみボタン作りも楽しいですよ~。今日は、このリースの作り方をご紹介します。
エバーグリーンなら、ヒムロスギがおすすめ
クリスマスリースを作るときに、私がまず探しに出かけたのはヒムロスギでした! エバーグリーンのクリスマスリースにしたいなら、ヒムロスギは手に入りやすく、アレンジもしやすいので必須の材料です。
いつも行く花屋さんで、ヒムロスギを発見。400円でした。
毎年この花屋さんで、私はヒムロスギを買っています。このお店のよさは、いろいろなボリュームのヒムロスギが売られていること。同じバケツに入っているものでも、そのボリュームによって1本1本の値段が違うんです。だから、ボリュームや値段を見て、自分が欲しいものを選びます。
こういうのって、すごく嬉しいですよね。
このときは1本400円がいちばん安くて、いちばん高いものが700円でした。
私は直径20cm以内の小さなリースの土台にヒムロスギを使おうと思っていたので、400円のもので十分足りそうです。
ヒムロスギと、ほかに揃えた材料がこちらです。
ダイソーとセリアで購入しました。
クリスマスリース作りの下準備
ヒムロスギをカットして小分けに
さっそく、リースを作る準備をしましょう。
まず、ヒムロスギは同じ長さになるように、枝をカットしていきます。
リースの土台に差し込みやすいよう、枝はなるべく硬めのところでカット。このとき、茶色くなっている部分があれば取り除いておきましょう。
オーナメントにしたいくるみボタン
100均で購入できる制作キットを使って、くるみボタンを作ります。このキットは布以外の材料が全て揃っているのが魅力。好きな布を別に用意します。
私が用意したのは、セリアで売られていたカットクロス。クリスマスっぽい柄を選びました。
くるみボタンの作り方は、キットのパッケージの後ろに写真付きで詳しく書かれていました。これを見ながら作っていきます。
このキットは、布の大きさの目安になる丸い紙も入っていて、とても親切です。この通りにカットクロスを丸く切りました。クリスマスっぽい雰囲気が出るように、布の柄の赤い部分を選んで使います。
私が選んだ布が少し厚かったためか、ちょっとだけ作るのに苦戦しながら、くるみボタンも完成♪
リース作りはヒムロスギから始まります
材料の準備ができたら、リース作り開始です。リースの土台を用意して、カットしたヒムロスギからアレンジしていきます。しっかり固定できるよう、ヒムロスギはグルーガンを使って留めていきます。
カットしたヒムロスギの根元にグルーを付け、葉先が時計回りになるようにリースの土台の隙間に差し込み、固定していきます。グルーをつけては固定、グルーをつけては固定を1周繰り返します。
ヒムロスギを1周固定しても、まだ半分くらいの量が残りました。残ったヒムロスギは後で使います。
今度は、松ぼっくりをつけていきます。
松ぼっくりは、一度土台の上に置いてバランスを見ます。よさそうならグルーで固定。
固定するときは、グルーガンで松ぼっくりの下部にグルーをつけます。この松ぼっくりをリースの土台にのせて、グルーが固まるまで手で押さえます。
すぐに手を離してしまうと、松ぼっくりが取れやすくなることがあります。そのため、私は30秒前後、松ぼっくりを押さえていることが多いです。
リースなどに松ぼっくりを使う際は、松ぼっくりに針金を掛けて固定するとベターです。今回は手順を簡単にするため、これを省略したので、そのぶんしっかりと固定しましょう。
松ぼっくりを固定したら、残しておいたヒムロスギを追加でアレンジしていきます。全体のバランスを整えながら…。
花材を全部入れ終わったら、一度遠くから見て、飛び出したりバランスの悪いヒムロスギをハサミでカット。形を整えます。
リースの形が決まったら、最後にほかのオーナメントをデコレーション♪
リースの仕上げは自分の好みで楽しく!
仕上げのオーナメントは、くるみボタン、ラズベリーピック、スターアニスです。
こちらも松ぼっくり同様に、一度リース上に置いてバランスを見ます。位置が決まったら、グルーで固定していきます。
ラズベリーピックには針金がついていたので、針金にグルーをつけ、リースの土台にしっかりと固定しました。スターアニスとくるみボタンは、裏にグルーを付けて、ヒムロスギに固定していきます。
作業中は、時々遠くから全体のバランスを見るようにしましょう。最後はグルーの糸を取って完成です♪
ボタンの柄のおかげで、トラディショナルな雰囲気漂う大人かわいいリースになりました。クリスマスまではもちろん、そのあとも楽しめそうです。
今回の材料を紹介
【材料】
・ヒムロスギ1本…400円
・リース土台…100円*セリア
・カットクロス…100円*セリア
・スターアニス…100円*ダイソー
・ラズベリーピック…100円*ダイソー
・松ぼっくり…100円*ダイソー
・くるみボタン制作キット…100円*ダイソー
合計1,000円(税抜)
ほかに、グルーガンとグルースティック、ハサミを用意。
縁起がよい、エバーグリーンについて
クリスマスリースを手作りするときに、私はよくヒムロスギを使います。ヒムロスギなどの常緑樹はクリスマスシーンでよく使われ、エバーグリーンと呼ばれます。エバーグリーンは年中青々としていることから、永遠の命や力強さの象徴とも。
エバーグリーンのクリスマスリースはこのままドライになり、少しずつ風合いを変えながらクリスマス後まで長もちします。
エバーグリーンは、ほかにモミやコニファーなども。いろいろなエバーグリーンでリースを作ってみてもいいですね♪
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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