魔女のほうき風スワッグで大人ハロウィン プチプラ花コーデ Vol.78

プチプラ雑貨を使って、もっと暮らしと花を楽しんでみませんか? 100均などのプチプラ雑貨とフラワーアレンジを日々楽しむ、フラワーデザイナーの川守由利子さんに、旬のプチプラ花コーデを教えていただきます。
目次
花屋さんとダイソーで調達。ハロウィン購入品
ハロウィンが近づいてきました。
10月になると、どんなアイテムを作って飾り付けをしようかと考えるのが、毎年のお楽しみです。100均はハロウィングッズが大充実。花とどんなふうに合わせようか考えながら、店内をあれこれ見るだけで、心がわくわくします。
先日、花屋さんに行ったときに、パンパスグラス(下写真・左)を発見し、思わず購入しちゃいました。パンパスグラスは、ここ数年とても人気の花材です。スワッグやリースの素材として、また花嫁のブーケに使われているのもよく見かけます。
秋に出回るので、いまこの時季に見つけたら、私は即買い(^^)。今回は、このパンパスグラスで、ハロウィンアイテムを作ってみます。
花屋さんでは、パンパスグラスと一緒に、スターチスのブルーファンタジア(下写真・右)を購入しました。

スターチスのブルーファンタジアも、最近人気が再燃した花材です。生花で購入し、飾っているうちにドライフラワーになって…と長く楽しめるのが魅力。
この2つの人気花材で、ハロウィンの魔女が持っている、ほうき風スワッグを作ります。
材料は、ダイソーで調達しました。黒いハギレと小さなカボチャのオーナメントです。オーナメントは1袋に4つも! お得ですね。

最近の100均で充実してきたものの中に、ハギレがあります。柄や質感などの種類がとても豊富で、選ぶのが以前に比べてぐっと楽しくなりました。ハギレは私にとっては、常備しておきたい大切なアイテムです。
今回はこのハギレを、リボン代わりに使ってみたいと思います♪
スワッグ作りには花材の下準備が必要です
さっそく、スワッグを作る準備をしていきましょう。
パンパスグラスとスターチスは、短くカットします。パンパスグラスは穂の部分をきれいに残したいから、穂の中をかき分け、中途半端なところでカットしないよう確認しながら短くしました。

パンパスグラスは、とてもふわふわ。動物の毛のような質感で、触っているとやさしい気分になります。一方で時々、このふわふわの中から何かが出てくるのでは…と、ドキドキしたりして…。
私が購入したパンパスグラスは、既にドライになっていたものでした。購入したときに水がついている場合は、茎先にカビが生えることがあるので、しっかり乾かしてからアレンジに使うことをおすすめします。
パンパスグラスとスターチスをカットして切り分けると、こんな感じになりました。

これらをスワッグにしていきます。
作り方のポイントは、魔女のほうきの「柄」
中心になるのは、太い茎を長く残したパンパスグラス。この太い茎を“魔女のほうきの「柄」”部分に見立てます。これを中心に、短くしたパンパスグラスの穂とスターチスを、手の中で合わせていきます。

扇状に広がるイメージで、パンパスグラスとスターチスを、交互に組んでみました。

形ができたら、柄として残している太い茎から飛び出た部分をカットします。

茎先を揃えたら、輪ゴムでしっかりとまとめて結束しましょう。

輪ゴムはもう一つ用意して、壁に飾る際のフックに。フック用は太い茎にゆるく巻き、余裕を持たせておきます。これは、後でご紹介する縦型のスワッグで活躍します。

結束した部分をうまく隠しながら、魔女のほうき風スワッグを仕上げていきます。
仕上げはハギレをカットして、リボンに変身
前述のように、ダイソーで買ったハギレをリボン代わりに使います。ハギレを広げて、ある程度の長さが取れるようにハサミでカット。

私はイメージするリボンが見つからないとき、ハギレをリボンとして使います。
ハギレで作ったリボンに多少ほつれがあっても、ナチュラルな感じでむしろ今っぽく見えるから、私はそのままで使うことが多いです。今回は特にハギレの糸がほつれていたほうが、ハロウィンっぽく感じるので、カットしたままのものを使いました。

このリボンを、先ほど結束した部分と穂の中心部分2カ所に結んでみました。

裏側を見ると…。

これにダイソーで買った小さなカボチャのオーナメントを、グルーで軽く付けていきます。このとき、グルーの量を多く出しすぎないよう注意。

グルーは軽い接着なら、比較的簡単にはずすことができます。リメイクして使いたいときにも便利ですね。

完成です。ちょっと大人な雰囲気の、魔女のほうき風スワッグになりました。
リボンや小物を変えて、もっと楽しむアイデア♪
魔女のほうき風スワッグは、結束部分だけにリボンを巻けば、縦に飾ることができます。

ただ、縦型のほうき風スワッグだと、なにか物足りない…。そこで、ダイソーのこちらの造花をプラスしました。

ピンクッションにも似た造花です。1本に2輪ついていてお得♪ こちらを足して、またリボンでまとめ直すと、楽しい印象のスワッグが出来上がります。

ハロウィンが終わったら、黒いリボンを別のものに取り替えましょう。通年使えるスワッグになりますよ。
今回、黒いリボンを使ったのは、大人のハロウィンを意識して。使うリボンでイメージは自在に変わります。
今回の材料をご紹介
【材料】
*使用花材*
・パンパスグラス…600円
・スターチス(ブルーファンタジア)…150円
*その他*
・ハギレ…100円*ダイソー
・かぼちゃのオーナメント…100円*ダイソー
・造花…100円*ダイソー
合計1,050円(税抜)
ほかに、輪ゴム2つ、ハサミ、グルーとグルーガンを用意。
ハロウィン後は通年飾れるインテリアとして!
ハロウィンが終わったら、このスワッグを好きな花器に入れて飾っておくのもいいですね。

パンパスグラスもスターチス(ブルーファンタジア)もドライフラワーになるので、いろいろと飾り方を変えながら長く楽しんでみたいと思います♪
Credit
記事協力
川守由利子
『ブーケ・ドゥ(Bouquet Doux)』主宰。
花店勤務を経て、2006年に独立。『花時間』第6回フラワーアーティストオーディションに優勝し、現在、東京・自由が丘にて花教室を主宰している。アトリエ名は、“甘くやさしい花束”という意味の仏語から。その名のとおり、心なごみ笑顔になる、柔らかな印象のアレンジを中心に、雑誌やwebでも活躍中。手作りが得意で、プチプラ雑貨と“花”を組み合わせて楽しむアイデアを連載中。
http://bouquet-doux.com
https://www.instagram.com/bouquetdoux_flower
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