フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出合った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。
目次
秋草が少しずつ
季節を少し先取りをする花の世界では
秋の草花が多くなってきている
今年は植物の時期が全体的に少し早まっていて
旬の時期が短いものも多い気がする
あまり知られてないかもしれないが
気象状況で野菜が不作で高騰する時は
花も同じように不作で
ものによって高騰する
野菜はすぐに小売価格に反映されるが
花の場合、普段300円で売っている花を
500円 600円で売ることはあまりなく
50〜100円のアップか
据え置きの場合が多く
それそれのお店で許容しているのでは
ないだろうか

話がだいぶ脱線したが
今回は秋の草 フジバカマ
秋の七草にも入っている
秋を代表する植物の一つ
ユーパトリウムという学名で
少しくすんだピンクの蕾が
咲いてくると白くなる
基本的には深めのグリーンの葉で
花自体も楚々としているため
明るさもなくて地味な植物だ

ユーパトリウム‘ピンクフロスト’
このフジバカマに黄斑が入った品種で
‘ピンクフロスト’というのがあり
花や姿は同じだが斑入りの葉のおかげで
とっても明るい雰囲気

ピンクのニョロニョロっとした花は
ヴェロニカ(ルリトラノオ)
ヴェロニカの中にフジバカマと
グリーンのヒオウギの実を
アクセント的に使用

形と色の違う葉のアクセントで
単純な構成に変化をつけて

さらに明らかに大きな器で
固そうな材質のものの中に
ニョロニョロとした花の顔を
出してみた

この不思議なバランスで
花にも器にも自然と目がいき

その小さな変化に気づく
そんな目論見をもって
花をいける

何を気づかせるかのチャレンジはつづく
Credit

熊坂英明
『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡ぐスタイルが人気。黒と茶でまとめられたシックでスタイリッシュなショップには、同じ花でも季節によって産地を使い分ける、こだわりの花が並ぶ。ウエディングやディスプレイなども手掛けるほか、旬のおすすめ花を本サイトで発信中。
http://www.fs-bear.com
https://www.instagram.com/bearflower_scape
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